Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

小ネタ備忘録

1.2012年心に残った名言集

・「先輩ってちゃんと働いているんですね。」 
by大学の某後輩

客観的に自分が社会人としてどう見られているかを認識した一言。

・「なまってる」
by合コンで話した女性(医療事務)

長年大阪以外の地で大阪弁を話してきたが、「訛っている」と言われたのは初めてで大変ショックを受けました。大阪弁と言ってくれればよいものを。そんな不遜な態度が随所に見え隠れしていたぞ貴様。

「今をときめくVIPの人たちがあんなに出てるんですよ!」
by笑っていいともが本当に好きだという弊社アルバイト

「笑っていいとも」はお昼に惰性で見るための番組だと思っていました。あんな中身の無い薄っぺらい番組を毎日楽しみにするなんてよく分からない。見ることは否定しないけど。
それが上記のような言葉で「好きなんです!」って言われたら開いた口が塞がらない。なんだ「今をときめくVIP」って、それは柳原可奈子なのかローラなのかさま〜ずなのかタモリのことなのか。

2.・テルマエ・ロマエ

私は4巻の時点で購読を止めてしまいました。最終巻は未読です。

ディスコミュニケーションという関係性から生まれる面白さが元々のテルマエ・ロマエの面白さなのです。日本人が当たり前に思っている事物に対して、ローマの文明人としてのルシウスなりの論理と解釈に一定の説得力(シャンプーハットを付けたお爺さんを一族の首領と勘違いしたり)があるから面白い。ローマ時代についての知識も入ってくるし。
それはコミニュケーションが取れないからこそ生まれるのであって、説明したり翻訳したりする人がいるとその面白さはどう考えても消えてしまう。

なので、さつきとコミニュケーションが取れてしまった時点で上記の面白さは成り立たない。つまりもはやそれはテルマエ・ロマエじゃないんだよ。

3.SNSにおけるネイル問題

facebookに女性の方がよく「新しいネイル♪」というコメントと共に手や足の指の写真を載せていますね。皆様も一度はご覧になったことがあるはず。
私はネイルには関心がないので、どうしてもそのアップに映しだされた指のシワや荒れ具合などに目が行き、年相応のものをいつも感じています。
「結構、手ぇ荒れてんなー」とか心で思っています。

ネイルを大きく見せたいのはわかるけど、そのリアルな指のディテールまでは見たくないし見られたくないであろう。
ですから、多少離して写真を撮るなり、加工(ネイルだけカラーにして他をモノクロとか)するなり、ネイルだけにピントを当てて指はボケるように写真を撮るなりして工夫されてはいかがと思います。

4.チノパン・トイレ問題

ベージュとかのチノパンを履いて小さい方の用を足すと、なんらこちらに落ち度がなくとも元気のいい跳ねっ返りの水滴くんがチノパンに付着して意外と目立つものなのね。

注意喚起。

5.妻・嫁・奥さんをめぐる問題

妻→夫の配偶者
嫁→子供の妻(〜家の嫁) 対義語が婿
奥さん→他人の妻

彼女を紹介するときに「オレの嫁」とかいうと解釈としては「私の○○家に嫁に来るであろう女性」となる。
「嫁ぐ」なんて言葉がまんま表しているように嫁と婿は家の問題。

2013年6月の映画記録

2013年6月の映画記録です。

昨年見た映画の本数をさらっと半年でクリアしてしまった。
このペースで行くと年間140本ですね。5日に2本ってペースか。
ほとんどテレビ(特に地上波)を見ないのでまあ純粋に視聴に消費してる時間としてはそんなに多くないかなって思っています。

68.キャビン(2013)(3回目)
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清楚系少女、ビッチ系少女、スポーツマン、ガリ勉、マリファナ中毒の大学生5人組が山奥の湖畔にある従兄弟のコテージに向かいます。

途中で田舎のガソリンスタンドに寄るといかにも怪しいおじさんが「あの山小屋に行くのはいいが、帰りは知らんぞ」と意味深なことを言います。

水着に着替えて、湖で水遊び!

夜はコテージで飲み会!

そして抜けだした2人が森の中でいちゃついていると・・・・


っていう映画。どっかでみたような展開?

見たくなった?ならない?

でもこれがサイッコー!!!に面白いのですよ。

めちゃくちゃ笑う。

ネタバレが多すぎてなにも具体的に話せないんだけど、好きなセリフ羅列。

「おー半魚人かよ」とか、「Tequila is my lady!!!」、とか「FUCK you! FUCK you! お前らみんなFUCK youだ!」とか。

関係あるようなないようなミスチルのHEROを貼っておきますね。



☆☆☆☆☆

69.ザ・レイド(2012)(2回目)
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前回はDVDで見て、すごいテンション上がって面白かった映画だったのですが、
この度映画館にて鑑賞する機会に恵まれまして、面白さ30%増!

銃をぶっ放す!

ナイフでぶっ刺す!

拳でぶん殴る!

ケリで吹き飛ばす!

あーいいわこれ。スカッとする。

悪党の巣窟になってるビルが舞台なので、密室的な怖さも加わって、最高です。

大事なことなのでもう一回、最高です。

☆☆☆☆

70.アイアンスカイ(2012)
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アメリカの宇宙飛行士がアームストロング船長以来月面着陸をするのですが、なんとそこにナチスの生き残りがいて、監禁されてしまいます。
彼らはアメリカへの恨みを募らせ、技術力を磨き、新兵器による地球侵略を虎視眈々と狙っているのです。

実は月面着陸はアメリカの大統領選挙のためのアピールが目的だったため、宇宙飛行士は大統領に会わせてやるからといって、2人のナチスを連れて地球へ帰還する。。。

当然ながら全体的にコメディタッチで荒唐無稽なストーリーなんですが、チョコチョコ出てくるブラックジョークが面白かったです。
国連みたいなとこの会議で各国代表が「議論する場面があるのだけど、そこでの北朝鮮とフィンランドが素晴らしい。「あれは総帥の宇宙船だ!」とか。
あと、月で行われてるナチスの教育も面白い。
チャップリンの「独裁者」でヒットラーが地球型の風船で遊んでいるシーンだけが伝わっていて、「このように地球を手玉に取られる偉大な方です」とか子供たちに紹介したりして。後に全編を見た主人公がショックを受けるのもいい。

あと技術の発達って言ってもそれほど進んでなくてコンピュータとかやたらデカいの。
宇宙飛行士の持ってるipodに感動して、挙句にそれに宇宙船繋いで飛ばすっていう。
まあ、アポロに載ってたコンピュータはファミコン並の性能って言うからね。

この主演の女優さん。ユリア・ディーツェという方ですが、超綺麗。
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はうー。こんな方に教わりたかった。なにかをね。

☆☆☆

71.ベルフラワー(2012)
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女ってやつはなんでこうなんだ!

とか

男ってやつはどうしてこうなんだ!

って経験は多かれ少なかれ、程度の差こそあれ、あると思います。

そんな時にです。もう何もかも破壊したい!街ごとぶっ壊してやる!みたいな気持ちになったのが主人公。

武器は火炎放射器付き改造スポーツカー!

オレやってやるぜ!マッドマックス2のヒューマンガス様(主人公が憧れてる)のように!

っていう妄想だったり、現実だったり。

もう1回見たいなー。

☆☆☆

72.アジョシ(2010)
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ウォン・ビンですよ。皆様。
最近は聞くことも少なくなりましたが、韓流四天王なんて言葉が巷では流行った頃がありましたね。ペ、チャン、イ、そしてウォンです。私も別に興味ないんです。そういう流行りというか熱気というか。ただ純粋に映画を楽しみたいだけなんですよ。
たまたま見たい映画にウォン・ビンが出ていたと。それ以上でもそれ以下でもない。

ところが。

ウォン・ビンすげー!!!

もちろんその容姿の端麗さにオスであることを自覚しつつも惚れ惚れする件はあるのですが、その演技力、存在感と纏うなにか。それはなんだ。

初めは裏がありそうな寡黙な質屋で髪もボサボサ、服もヨレヨレ。
同じマンションで暮らす少女(この子の演技力も異常)に少し心を許してるような雰囲気に「根は悪い奴じゃない」感が漂う。

その少女が悪いやつら(クズ)に捕まり、次々と悪事が明るみに出ると、遂にウォン・ビンがキレる。

そこで身を包むは真っ黒のスーツ。似合う。似合うぞおい。

一回はやられる。でもリベンジに向かう。覚悟が違うぞウォン・ビン。

覚悟の証にボサボサの髪を刈り上げる。鍛えあげられたその肉体を見せつけながら髪を刈る!
そのシーンがこちら!
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なんたるボディ。マッチョなどという言葉では表現できない。なんていうの、実戦向きな肉体?漂う「こいつやっぱりただもんじゃ無い」感。何度も私が繰り返す肉体的説得力!

そしてまた真っ黒のスーツに身を包み、一人敵陣に殴りこむ。

最後は当然ウォン・ビン無双ですよ。さすが元特殊部隊だけあってウォン・ビン動きが俊敏。

個人的には防弾ガラスに向けて連射する場面はすごく好き。悪党(クズ)の余裕のなくなっていく感じが素敵。

「デートで見に行ってはいけない」なんてよく言ったもんだ。

オススメです!

☆☆☆☆

73.ジャッキー・ブラウン(1997)
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タランティーノ監督作品です。
薬と銃の密売をしている悪党(サミュエルLジャクソン)の金をメキシコから運ぶ手伝いをしていたCAであるジャッキー。警察の捜査が悪党に迫ろうとしている中、残りの金を一気に運ぶ計画が立てられるが、そこでジャッキーはそれを全て横取りしようと裏で計画を企てる。

この悪党のサミュエルLジャクソンがとんでもない奴で。最初のほうで、こいつは死ぬべし!とか思ってたら後にしっかり殺されとても気分は晴れやか。
悪党の仲間にロバート・デ・ニーロも出ているのだけど、この何も出来なさすぎる感じがすごい。お前、マリファナ吸って女とやっただけじゃねーか。挙句にその女に駐車場で車をどこに止めたか忘れてしまった件をバカにされて銃殺。酷い。

まあ全体的にたるい感じはなくはないです。突っ込みどころも多いしね。

ただ、音楽が最高。






サントラ借りてしまったよ。

☆☆☆

74.アラビアのロレンス(1962)
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舞台はアラビア半島。オスマン帝国からの独立戦争で活躍した実在の人物の物語です。

超大作とか史上空前のスケールとか映画に対する形容は色々とありますが、アラビアのロレンスはその中でもthe best of 超大作といってもいいんじゃないでしょうか。

現在ものすごく予算をかけて作る映画てのはCG技術がすごかったりキャストにお金をかけてたりなんですが、この1962年の名作はセットと演出とロケにものすごくお金をかけています。

スピルバーグは300億くらい?とか言ってるレベル。

そうすると何が違うって、スクリーンに映し出されるものはもはや現実なわけですよ。

ある街に奇襲をかけて攻略する場面がありますが、街を一つセットで作る。
そこにおそらく1000頭はいるであろうラクダに乗った兵士たちが雪崩れ込んでいく。
それを丘の上から、街全体が見渡せる俯瞰のカットで見せる。
見る見るうちに街路という街路にラクダが攻め入り、

「確かにこれで街が落ちた」という説得力を生むわけですよ。

あと、重要な人物にアリという人がいるんですけど、彼の登場シーン。
ロレンスが砂漠の真ん中の井戸で水を飲んでいると遠くの方から彼がラクダに乗って登場します。
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地平線の彼方に何か黒い線のようなものが見えて、それが熱の対流でユラユラ揺れながらもだんだん大きくなってきて、徐々にラクダとその上の人を認識出来るようになるまでのシークエンス!

2分ぐらいは延々それを見せてたような気がするけど、砂漠という環境がどういうスケールなのかってのがそれで一発で分かる。

で、またこのアリが死ぬほどかっこいい。
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スケール感を知るには大きいスクリーンで見るしかないので今回見れて本当に良かった。

エジプトに頻繁に行くということもあって、やっぱり砂漠に魅せられるっていうか砂の世界になんかぐっと来るものがありますよね。
砂が体につくのを来にせずにロレンスが砂漠でダラダラする感じとかすごいいい。

物語としては、歴史に残るような民族同士の争いの中で、その才能を見出され、存分に発揮し、奉られた挙句に、自惚れ、傲慢になり、そしてそのオス性を破壊され、そしてまた生まれ変わる主人公ロレンスの生き様を描いたものです。


是非ご覧あれ!
ちなみに映画は前編後編合わせて4時間だ!

前編の最後に出てくる
「INTERMISSION」の所でなぜか感動する。

この午前十時の映画祭は名作しか上映しないので、まずハズレがないし、時に大当たりを引けるのが魅力です。
私の生涯ベスト級の「フォローミー」とか「スティング」とか「バベットの晩餐会」とかもこの企画で初めて見ましたね。

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ジェーン・スーが語る アラサー女子と『不倫』

不倫はよくないのです。
世間一般的な倫理観に照らし合わせると。

ただし当人たちが秘密にしてれば、世間の皆様に糾弾されることもないわけです。

もちろん配偶者の知るところとなればそれ相応のものは失うでしょうが、あくまでもバレないと仮定した場合はリスクがないのかというとそうでもない。

おしなべて言えば、一般的には未婚だった側、多くは未婚女性側にとってリスクが大きい。

それが所謂結婚適齢期なるものに差し掛かっている方だと一生かかっても返しきれない借金を背負うことにもなりかねません。

だからそういう話を聞く度に私は知らない誰かであっても大層心を痛めるのです。
悲しい事件をニュース番組で見たように心を痛めるのです。

あなた方の周りにもいるのではないですか?
同期のあの子、派遣のあの子、先輩、後輩?でも聞けない。
そんな不倫男の餌食になっている女性方に是非これから紹介する内容を伝えていただきたい。

メールで伝えるとか、URLを書いたポストイットをデスクに置くとか、離席の間にブックマークに忍び込ませるとか、ねえねえこれ面白いよって知らぬを演じて見せるとか。
このブログの存在を無邪気に伝えて、それとないタイミングで私が不倫特集を組むとかして。


今回登場頂くのはオレたちのジェーン・スー!

最近ちょこちょことテレビにでも出始めておりますが、彼女の真価はラジオにて発揮されます。

その語り口と話の構築力、随所に入る名言の数々、言葉選びの巧みさ。
話す上において最も大事な説得力が凄まじいと思います。

これが正解では勿論ありませんが、ある一つの解であるとは言えるでしょう。

では、リンク先にてTBSラジオHAPPY SAD出演時の
「ジェーン・スーが語る アラサー女子と『不倫』」
をご一読ください。

http://miyearnzzlabo.com/archives/14615

長くて読めないという方にはこちらのダイジェストを読んで頂き、読む気を奮い起こしてからもう一度リンク先(原著)にトライしてください。



そんな川瀬さん、30になったわけですよ。でもさっき川瀬さん、言ってたじゃないですか。「女の方が男より嘘つくのも、嘘を見抜くのも上手い」って。言ってたでしょ?その女より唯一嘘つくのが上手いのが、『不倫男』なんだよねー!

20代っていうのはね、もうそこにいるだけで女として価値がある、人間として価値があるって思われがちなわけですよ。それがもうね、ビター!って30っていう札を付けられた途端にね、女としての値崩れが始まるわけですよ。

「昨日と今日の私の何が違うの?」って言われても、何も変わらないんですよ?でも、ビター!って札が付くわけ。

それで結局30女ってのは、『女の下座人生のスタート』なんですよ。

30女っていうのはどういう存在かというと、自分がもう30になったからといって、適度にわきまえていて、適度に飢えていて、適度に寂しく、適度にエロいわけですよ。そんな物語なわけですよ。

真面目な女ほど、そこそこ上昇志向があるわけですよ。で、努力家で。結果的にどうなるかっていうと、同世代の男がみんな頼りなく見える。

同世代の男っていうのが本当に頼りなく見えるわけですよ。で、結局ね、それでいて頼りないと言いながら、まだまだ無条件に愛されたい、甘やかされたい・・・つまり、半分大人で半分子供?

で、そこの隙を突いてくるのが既婚者なわけですよ。

『余裕』『テクニック』『財力』、全てをとっても同世代の独身男よりは既婚男の方が上なの!

楽しませ方が上手い。見栄の張り方が上手い。嘘のつき方が上手い。腹の見せ方が上手い。甘えるのも甘やかすのも上手いんですよ。

でね、実生活に女が当たり前のようにいる男ってのは、変に緊張しないですよね。適度に図々しいし。ですよね。これ、結婚して奥さんが家にいるから、「もう!そんなこと言わないでよ!」みたいな軽口も叩けるわけですよ。だから結局ね、そういう男が何するかっていうと、女の扱い方をよく知ってるわけですよ。どのボタンを押せば女がどう動くかってのを、すごくよく知ってるんです

で、そういう男がまず30女に何を言ってくるかっていうと、『キミは特別』戦法で来るわけですよ。

『You are Special』。

ビビらずにグイっと肘を入れてくるんですよね。で、「キミは何だか特別な子なんだよね。」みたいなことを言ってくるの。そうすると、さっき言った真面目で努力家で評価されたい女っていうのは何をするかっていうと、私は『既婚』というハードルを越えてでも付き合いたい何かがある、特別な女なんだ!って勘違いをさせるわけですよ。

結局だから何かって言うと、女の扱い慣れているっていう既婚者のテクニック、女に慣れてるってことは金では買えない至上の価値なんですよ。

『キミは特別。でも内緒だよ。』って言って、『分かった、内緒。』ってなっていくと、どうなっていくか?

実際に不倫が始まると、とにかく人間ね、隠し事が好きなんですよ。隠し事があると燃える体質。

あとね、何でやっちゃいけないかっていうと、一番は、とにかく全てにおいて舌が肥えるんですよ。いきなり旅行に連れてかれたりとか、ものすごくいいご飯を食べさせてもらったりとか、車でビュー!っと連れて行かれたりとか。非日常をガンガン演出する。向こうの男はだって、非日常がほしいんだもん。

そんなに頻繁に会えないんだもん。3回分のデートを1回につぎ込めばいいんですから。誰にでもできますよ。

言いたかったことは、『川瀬さん、気をつけて!やってもいいけど、ハマっちゃダメ!』それだけです。楽しいから!死ぬほど楽しいんですよ。

死ぬほど。蜜の味ですよ。本当に。

だから、30から35ぐらいの間に、ただ不倫をどっぷりやっちゃうと、もう屍だらけなんですよ。35ぐらいから。やつれた女の屍だらけで山手通りとか埋まってんですよ。


不倫女とはそんな物語なわけですよ。

ということで原著にあたりたい方はこちらへどうぞ。

http://miyearnzzlabo.com/archives/14615

2013年5月の映画記録

2013年5月の映画記録です。

リバイバル上映で是非見に行きたい映画があるのです。
1つは「アラビアのロレンス」
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もう50年も前の映画ですが、古典中の古典の大傑作です。
「午前10時の映画祭」という名作映画ばかりを集めた特集上映が全国で始まってもう3年目なのですが、遂に本作もそこにラインナップしたという訳です。
6/15〜6/28の2週間、東京では六本木ヒルズで上映です。4時間ほどの大作ですが、クオリティはお墨付きなので暇を持て余す私のような者だけでなく、一生ものの体験として是非劇場へ。

そしてもう1つは大好きな作品である「サニー永遠の仲間たち」
内容は以前紹介している(45番目)のでそちらを見てください。
この中で、過去の自分が現在の自分にメッセージを送っているビデオを見るシーンがあるんだけど、涙腺ゆるゆる。んで、それを劇場で味わいたい。
でもこれ池袋の新文芸坐で7/4のワンチャンスっていう過酷な条件、しかも平日。遅いのでいいから見に行きたいなー。

過去の作品をDVDで見て「なんじゃこりゃ!」っていう名作に出会った時の劇場で見逃した自分に対する後悔は異常。

52.In the bed room (2002)
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マリサ・トメイですよ。まあなんて素敵なお方でしょうと再三繰り返してきておりますが。

一回り以上も年下の青年と付き合っていたナタリーだが、彼女の元旦那は離婚後もしつこく付きまとってくる。ある日、ナタリーの家で彼と元旦那が鉢合わせし、彼は殺害されてしまう。残されたナタリーと彼の両親は深い悲しみに落ち、特に両親は生活に支障をきたすようになるが、殺害のその瞬間を目撃したものがおらず、殺人罪ではなく、銃の暴発という形で事件は終息する。恨みを連ねる両親は遂にある計画を実行する。

とまあこんなお話ですが、正直細かく覚えていません。

非常に地味な映画ですが、淡々と進行する中にどんよりした塊のようなものが沈んでいる感じです。

☆☆☆


53.ドラゴン・タトゥーの女(2011)
ドラゴン・タトゥー

007のダニエル・クレイグ主演です。
記者をしている彼のもとにとある富豪の一族から、過去の事件に関する調査をして欲しいと依頼される。それは一族から疾走したある女性の行方に関するものであった。そんな彼のアシスタントとしてやってきたのはドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーの少女だった。。。

面白い。
過去の事件の謎解きをストーリーの中心に据えて、主役2人の葛藤や直面する問題を描きつつ、2人の距離感を上手ーく表現している。

このハッカー役のルーニー・マーラさん。
かっこ良すぎだけど怖い。是非とも敵に回したくないけど、彼女はオレを気に入るとも思えない。
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普段はこんなに可愛いのに。

で、2人の距離感がなんとも切ないんだなー。最後のほうなんてね、おじさんマーラちゃんの味方になってるから「勇気出して言っちゃえ!」なんてお節介焼き役の女子高生みたいな気分よ。

☆☆☆☆

54.プロジェクトA(1983)
プロジェクトA

組織の中で海兵隊と警察隊が衝突するんだけど、海賊が出てきてるから「やっぱジャッキーお前頼むぞ」っていういつもの展開で、いつものごとくジャッキーが大暴れしてくれます。
もちろんサモ・ハン・キンポーも出ます。

大変安心して楽しめます。

これだよジャッキー映画はこうでなくっちゃと思わせてくれる一本なので皆様にオススメです。

☆☆☆

55.セデック・バレ(2013)
セデック・バレ

日本が台湾を統治していた時代に実際に起きた、原住民族による最大の反乱事件「霧社事件」をテーマにしたほぼ史実に基づく映画です。霧社事件について詳しくはこちら

まずその事実に驚くし、知らなかった自分が恥ずかしい。

映画は本当に素晴らしいです。役者さんなんかもうそのままの人としか思えないぐらいのリアルな感じ。今でもいらっしゃるセデック族の方を実際にキャスティングしたそうで、役者としては素人だそうな。ビビアンスーも出でいて彼女もセデック族の血を引いているんだって。

日本の台湾統治時代に以下に彼らの文化を侮辱してきたか。
その中でも耐え忍び、我慢して生きてきて、自分たちの文化に誇りを持ち続けてきた人々。そんな彼らが遂に誇りをかけて日本軍に襲いかかる。日本側は40人の死者を出したそうな。

死生観が1つのキーになっていて、如何に誇り高く戦って死ぬかというのが彼らを奮い立たせるモチベーションになっています。それがいかにも力強いんだけどどう見ても絶望的なんよね。でも彼らの目は全然光を失ってなくて。。。
4時間半でしたがあっという間に終わってしまいました。

☆☆☆☆

56.フローズン・リバー
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アメリカ北部の田舎町で生活する主婦は旦那のギャンブルのせいで貧困な生活を強いられている。ある時偶然であったモホーク族の女性から一緒に仕事をしないかと誘われる。その仕事とは不法移民の越境の手伝いだった。。。

暗い。超暗い。
どんよりしてて登場人物誰も幸せそうじゃなんだけど、描写が丁寧で俳優さんもすごく上手くて。
見応えはありました。

もう主人公の主婦が結構どうしようもないやつなんだけど、最後に、本当最後に人のため(自分で撒いた種だが)に動く。危険を冒して救いに行く。

どうか彼女の気持ちは報われて欲しいなあと思うわけです。

☆☆☆

57.イリュージョニスト(2010)
イリュージョニスト

マジックをしながら各地を転々とする中年の男がとある旅先の酒場で少女と出会う。
少女は彼を本当の魔法使いと信じ、こっそりと後をつけ旅に一緒に出てしまう。田舎からパリに出てきた少女は奔放に振舞いそれを彼がマジックをやりながらなんとか支えていくがやがて彼は少女の元を去る決意をする。。。

まず画が本当に優しい。見ているだけで暖かい雰囲気が伝わってくるようですごく素敵です。
そしてこの映画はほとんどセリフがありません。
本当に最低限の言葉だけで、あとは表情とかジェスチャーで感情やコミニュケーションを伝えようとしています。

内容は心温まる部分と現実的な問題に向きあう悲しい場面とでかなり気持ちは揺さぶられますが、とてもよく出来ていると思います。

ただこの少女の奔放っぷりがちょっと鼻につくというか。
お前、大概にせえよと。おじさんも教育的指導の一つでもいれんかと思います。

ただラストは本当にせつないです。

☆☆☆

58.ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)
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ゾンビ映画の金字塔「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディ作。

このブログでも「ドーン・オブ・ザ・デッド」はアメリカ的だみたいなことをちょろっと書きましたが、本作の舞台はイギリス。
アメリカではショッピングモールに立てこもりましたが、じゃあイギリス人はどこに立てこもるかっていうと、

それはパブ。

「そうだあのパブに立てこもろう!」みたいな感じでゾンビを避けつつパブに向かいます。

で、楽しそうに酒を飲んだりするっていう。
上の画像はパブに向かう直前にゾンビに気づかれないようにみんなでゾンビの真似をしているところ。

とっても愉快な作品です。

☆☆☆

59.ホットファズ 俺達スーパーポリスメン(2007)
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上のショーン・オブ・ザ・デッド、そして宇宙人ポールと同じ製作者&主演の警察コメディです。
まあ、期待通り超面白いのよ。

超優秀過ぎてみんなに疎まれてロンドンから田舎へ左遷された刑事と、田舎の警察所長のボンクラ息子で映画マニアの刑事が、田舎村で起こる連続殺人事件を解決していくというもの。

事件の方は結構どうでもよくて、大事なのはこの2人の主役の関係ね。

このボンクラ息子は映画のワンシーンとかにすごく憧れがあって、それが事件を解決していく中でどんどん叶っていくの。まあ、そのうれしそうな顔。
よかったなーお前って。

☆☆☆☆

60.アルゴ(2012)
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今年のアカデミー作品賞ですね。
うん、おもしろかった。これが事実ってのがまず一番の驚きね。

☆☆☆☆

61.裏切りのサーカス(2011)
裏切りのサーカス

諜報機関の幹部の中にいる裏切り者を引退した幹部の1人が捜索する物語。主役はダークナイトのゴードン刑事でお馴染みのゲイリー・オールドマン。

すごく地味な映画で派手なアクションもないんだけど、ものすごく面白い感じだった。

正確に言うと全部見たんだけどちょっと意識が飛んでて細かいところを覚えていません。

もう一度見たら確実に☆が増えるんだけど、このブログの適当さに免じて許しておくれ。

オススメ!

☆☆☆

62.アウトレイジビヨンド(2012)
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北野武監督のヤクザモノ第2弾。前作の椎名桔平の死にっぷりはとてもよござんしたね。
今回は前作の続きということで、山王会と花菱会の抗争を悪い刑事が操ろうとしているところに大友組組長(北野武)が出所してきてという感じです。

今回誰が良かったかって、そりゃ加瀬亮と中野英雄さんですね。
加瀬亮のキャンキャン吠えっぷりは弱い犬ほどよく吠えるを見事に体現していてすごくいい。
死に方もいい。ちょっと叙情的な風にも取れる。俳句でも読もうかなって。
中野英雄さんはもう前回の指詰めシーンが最高だったんだけど今回も指詰めシーンが最高でした。
前の時はカッターでやろうとして「痛って!」って叫ぶという名シーンが有りましたが今回のはビックリでしたね。わーおっていうかみんなそりゃ納得するわ。

☆☆☆

63.猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011)
猿の惑星


猿だよ猿。これからは猿の時代。
いや、マジで。
だってカッコイイから。リーダーシップも発揮しまくり。

シーザー(チンパンジー)が。

ゴリラ先輩の決死のダイブ。
マジ涙。

対する人間。
超クズ。

もういい。

これからは猿だよ猿。

☆☆☆☆

64.ハンコック(2008)
ハンコック

嫌われ者で自己中のスーパーヒーローがとあることがきっかけでみんなに好かれるようになるっていう雑なストーリーの紹介。
まあ出張先のホテルでたまたまやってたのをみたぐらいなのであまり興味はありません。
このハンコックをいいやつにプロデュースしようと広告代理店の男があれこれ計画をするんだけど、この男の妻がなんとシャーリーズ・セロン。

そう。ヤング≒アダルトのメイビス役でお馴染みのシャーリーズ・セロン。

もうこの奥さんがメイビスにしか見えなくてね。なんだか不憫よーって。

☆☆

65.007 私が愛したスパイ 第9作(1977)
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007シリーズです。
今作は舞台がなんとエジプトとイタリアというわけで私としては必ず抑えておかねばならない一本です。
「シュクラン」とかちょろっと出てきて「おー」ってなりました。
ちなみにみんな大好きイブントゥールーンモスクもちらっと登場するので是非ご覧下さい。

007シリーズ制覇まであと15作。


☆☆☆

66.ふがいない僕は空を見た(2012)
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主婦との不倫の関係にはまり、それが後に大問題に発展してしまう高校生。
彼の不倫相手は姑に子供が出来ないことで人格まで否定されている。
彼の同級生は貧困に苦しみつつもバイトを重ねて必死に生きようとしている。
彼の母親は自宅で産婦人科を営み日々命を向き合っている。

この4人のお話。

生きていくことは本当にままならないのだけれど、

それでも前を向いて生きていかなくちゃならない。

性と生。

もうね人間として生まれた以上これは切っても切れない訳。

これと向き合っていかなくちゃしょうがない。

いいとは噂に聞いてたけど、こんなに深い感動と重い問いかけを与えてくれる映画とは思っていなかった。

ものすごいオススメです。田畑智子が超かわいいし。

いや、本当に思った。そりゃあ芸能人にいくらでも可愛いと思える人はいるんだけど、
演技の中でこんなに可愛く思える人もなかなかいないなと。

そして気合の入りまくったベッドシーンね。
乳首を出すか出さないかでウダウダいってる演技の出来ない女優はさっさと消えろってなもんです。

ただ、結構激しい18禁なので家族団欒に放り込むと部屋が凍り付くので要注意。

☆☆☆☆☆


67.ヤング≒アダルト(2012)
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改めてクドクド書きませんが、本当にいいよこれ。
前回から☆1つ増やしました。
あーメイビス、よしよしって感じ。
誰でも誰かに今の自分を肯定して欲しいよねー。
メイビスは可哀想なんだけど、こういう所は誰にでもあるしねー。

☆☆☆☆☆

一億総ブス時代(アム調べ)

今、私の中でも最もホットなサイトを前回ご紹介しました。

AM(アム)です。
http://am-our.com/

オールコートで攻めてきているというような表現をしましたが、最近深く読み進めるたびに攻めどころか守りもオールコートだなと、完全無欠感をひしひしと感じます。

6月の特集は「出会いがないのはあなたのせい」

うむ。十分信頼出来る特集である。

そこで過去の特集にも目を向けて見ることにしました。
そこで発見してしまったのです。アムの原点を。

昨年の9月のアムの初めての特集です。

「ブス」

なんと驚きのブス特集。正確には脱ブス特集。

全部言うと
「脱ブス ブスやめますか?それとも女やめますか?」

もうこれだけで心が折れそう。
以前もananに苦言を呈したことがありますけど、美醜の問題ってすごくセンシティブだと思うのよね。
それをananは偽善的なスタンスだったから私も怒りを露わにしたんだけど、アムはもう清々しい気持ちになるよね。

ブス!

大変細かく特集が組まれているので、俺達のガラスのハートにグイグイささってとても抜けそうにないアムの攻めの姿勢をどうか受け止めて欲しい。

・「ブス」は状態であって、最終形態ではない。誰でも成りうる落とし穴

ブスは状態という全く新しい概念。そしてブスはあなたの日常のすぐ側に潜んでいるのだ!

・ブス徹底解剖  もしかしたらあなたもブスかも!?

そしてブスをなんと解剖。ターヘル・アナトミア of ブス。
杉田玄白もさぞ驚くであろう。

・ブス分布図

もういよいよ怖い。ブスが丸裸にされていくわけ。。。

このブス分布図を載せますね。
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ここまでくるとおじさんもうよく分かんない。
どうやら森ガールはブスらしい。ヤリマンもブスの仲間らしい。
あんま芸人気取りの人も見たことないけど、これもブス。
あと元エビちゃんね。どうなんだ。今はなんなんだと。問いたい。

一番気になるのは「負け犬」ね。負け犬=ブスっていうもう身も蓋もない感じ。
いや、そこはそっとしてやろうよ。本人も不本意なんだろうし。
優しさもたまには見せてほしいなーアム。

あと、私ならananブスとかも入れるかも。

いやーそれにしてもほんとグイグイ来てる。

詳細は以下よりご確認願います。自分はブスなのかそうではないのか?

ブス or not.
http://am-our.com/special?ym=201209

初回からこの特集だからねー。
すごいよ。
なんとか仲間に入れてくれないかなー。いい仕事するよオレ。
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