Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2009年07月

アメリカンブレックファーストは火の通したものが出るんだ。

もう7月も終わりですね。

梅雨も明けて今日は久々の快晴です。気持ちいい。

太陽が眩しい。好きです、サンシャイン。
こんな日はビーチに行きたいですね。


「そんなに太陽と砂が好きならもっと楽しい所へ連れてってやろうか?」

「え? 誰?・・・僕をどこへ連れて行くの?」

「フフフ、気温は50度、延々と砂漠が続く、熱い熱〜い国、エジプトだよ」

「エ、エジプト〜!?」



という訳で今年の夏はエジプトに行って参ります。
その足でイタリアの調査にも参加します。

恒例のエジプト調査ですが私自身の参加は初めてです。
一度行くチャンスを逃していたので、まさか社会人になって行けるとは驚きです。

本当にありがたいです。
ただ、その分プレッシャーは昨年のイタリア調査の3倍ぐらいになってます。

様々な条件によって理想的な状態ではないので、不安がいっぱいです。
なんだか胃が痛いです。飛行機に乗ってしまえばどうすることもできないので諦めがつくんですが。

エジプトが最初の10日間、その後イタリアが20日間。

日本を発って最初の1泊目は我がプロフェッサーとのヒルトンホテル宿泊です。
「私のiphoneにはパリス・ヒルトンの番号が入っているんだぞ」とか言い出したらどうしましょう。

ほとんど寝るだけなので、アメリカンブレックファーストを楽しんできます。

「玉子の焼き方はどうなさいますか?」と聞かれれば、
「As you like」と答え、日本人の主張のなさを露呈してきます。

お盆明けぐらいに成田からフワーっと飛んで行きますので、よろしく。

準備しておきますのでお昼過ぎに私の気を探してください。
「ヤムチャの気が消えた!」的な雰囲気が味わえるかもしれません。

これはお願いですが、栽培マンのように飛行機が自爆しないように祈ってください。

帰国は9月の19日です。
やはり成田にヨタヨタっと現れます。連休中なのでちょっと東京ステイも考えましたが、「帰国する時の時差ボケをなめるな」の言葉を思い出し、すぐ広島へ向かいます。多分、2日は寝込んでます。

やはりここでも気を探すことをオススメします。
「この懐かしい気、父さんだ!」的な気持ちになれるかもしれません。

成田に来た君にはもれなくエジプトの石をプレゼント。
さあ、東京っ子は成田に集合だ!

ちなみに電話・メールはそのままつながります。
料金もご負担はかけません。どしどしおかけください。


DSC_2114

全然関係ないですが、マレーシアで読んだ新聞です。
アーセナルのベンゲル監督がいますね。こういう絵のタッチ好きです。
風刺絵っていうのもいいですね。
海外ではよく見ますねけど、日本もサッカーを風刺するぐらい文化として成熟せんかね。

それでは。

黙って食え!意識する前に。

またもや料理本ネタです。

「どんだけ料理好きなん」と言われれば、

「部屋選びで重視する点は火力です」と答えてやります。

それぐらい好きってことにして下さい。

今はソーメンすすってますが。


今日の注目の一冊はコレです。
「パンの耳―もったいない!捨てないアイデア料理 」


パンの耳―もったいない!捨てないアイデア料理 (ブティック・ムック No. 801)パンの耳―もったいない!捨てないアイデア料理 (ブティック・ムック No. 801)
販売元:ブティック社
発売日:2009-06
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中々にすごい本です。買う人がいるんでしょうか?
もう私がどうツッコムかを想像できた人もいることでしょう。

オビにはこんな事が書いてます。
「工夫次第で立派な一品に変身!捨てない!余らせない!」

捨ててたの?余らせてたの?という気持ちを抑え込んでみると、
その志たるや見上げたもんだ。
このエコエコ叫ばれる時代、いかに今ある資源を無駄なく生かしていくか。
大事です。もったいないです。
捨ててはいけません。余らせてはいけません。

だからこそ・・・っていうか、そんなに言うなら・・・

黙って食え!

食え。パンのみみを。
余らせることなく、パンのみみをみみと意識する前に食え。

そりゃパン屋さんに行けばみみ売ってますけど、普通に食パン買ってお前の家はみみを切り落とすのか?「朝はサンドウィッチ派です」とでもおっしゃるるか?

元々はパンと一緒なんだから食べればいいじゃない。
バターとジャムで食べようよ。フレンチトーストも美味しいぞ。

切り落としたらそりゃ食べる気もなくなるさ。

一緒だったら食べれたものを切り離すから食べれなくなるんだよ!

食後にヨーグルトを出されたら、ふたの裏についたヨーグルトも食べるけど、ヨーグルトのついたふただけ出されたら、食べる気なくすだろうが!

ヨーグルト本体から切り離されたふたはもう既にふたであって、ヨーグルトではないんだよ。同時に存在すればふたはヨーグルトの一部だったのに。

ふたをふたと意識する前に食え。黙って食えよー


パンのみみをみみと意識する前に

フードコーディネーターSHIORI

「作ってあげたい彼ごはん」をご存知でしょうか?

レシピ本を買いに行ったりすると必ずといっていいほど平置きしてあるので知ってる人も多いことでしょう。
(yahooのトップニュースにも出てました)

コンセプトは読んで字のごとくですが、
彼氏に作ってあげたい美味しくて簡単だけどちょっと可愛さや華やかさもあるレシピで、彼氏に「何かカワイイ スゴクだ・・・何か違うな 仕草がすごくいい」とヴァレンタイン大統領のように言ってもらいたい女子たちの、女性特有の「〜だけど〜」という矛盾をはらんだ願望を叶える至極の軟弱系レシピ本。

で、今回気になったのがその表紙。
シリーズは4まで出てて、その人気ぶりが伺えるんですが、まあ見てください。

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よく見てください。それぞれの表紙を。

気づきましたね。

そうです、1では全く写っていなかった女の子が2では横顔でぼんやりと写り、3になったら彼の方を向いた斜め顔で、4に至ってはどしっと中央でこちらを見ている!むしろ彼がぼんやりしてる。

この女の子。フードコーディネーターSHIORIという方です。
確かに可愛い。

でも調子に乗って顔出してんじゃねえー!
1から4にかけてフードコーディネーターSHIORIの写真の占有度がどんどん上がってます。
え?なに?調子に乗ってみた?って気が嫌でもします。

この本、狙いとしてはいいんですけど、料理本としてはあんまりです。
一番大事な料理の写真がよくない。文字小さい。

フードコーディネーターSHIORIという肩書もねえ。
今時ですよ。

でも、ターゲットとコンセプトがしっかりしてるから売れるんでしょうね。本当、料理本って選びにくいので案外本としてはイマイチでも売れるのかもしれません。
差別化ですね。

男の家には絶対置けない本ですね。

いともたやすく行われるえげつない行為

タイトルだけ見てニヤリとした方は、我が同胞です。

Dirty Deeds Done Dirt Cheap

こう書けば分かり易いかな?

ここでAC/DCの名曲を思い浮かべた方は音楽にお詳しい方ですね。
でも違います。

D4C

ここまで言って分からないのか!先生は悲しいぞ。

もっと、先生の事見ててよ・・・


この大体の雰囲気の中からこれはジョジョ(ジョジョの奇妙な冒険)の話だな、と分かった方は何割ぐらいいるんだろうか?

そうです、これはジョジョ第7部のラスボス、ヴァレンタイン大統領のスタンドの名前です。


STEEL BALL RUN vol.18 (ジャンプコミックス)STEEL BALL RUN vol.18 (ジャンプコミックス)
著者:荒木 飛呂彦
販売元:集英社
発売日:2009-07-03
おすすめ度:4.5
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付いて来る?

今回は全編ジョジョだけの話になりますので興味のない方はスルーした方が無難です。多分疲れます。


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メガネ人とカテドラル

最近のメガネ業界では「3本目のメガネ」というものを押しているそうです。

私はメガネをかけていませんが、なるほどな〜と思いました。

普通のメガネ人が何本メガネを持っているかは知りませんが、2本ぐらいは持ってるんでしょうか?


特に社会人兼メガネ人の場合は、1本目は仕事中など普段からかける用の比較的かっちりとした印象のメガネ。
2本目は1本目と対照的に明るめのカジュアルな印象のメガネ。

実際はメガネ人それぞれの好みですので色々とあるんでしょうが、こんなメガネ人もいるでしょう。

そして、3本目です。

本来なら絶対必要なものではないかもしれない。

ただ、そこで何をチョイスするか。

初めてのメガネ、2本目のメガネはセオリー通りに選んできた。

3本目はセオリーのない未知の領域。

そこにいま迫ろうとせん自分は如何なるチョイスをするのか?

自分の本当の好みや自分の知らない自分が現れるのか?

はたまた周囲の人間や彼女の好みや影響が介在したチョイスなのか?

熱いです。メガネ人たるものメガネにはこだわりたいものです。

メガネを取った君はビックリするぐらい印象が薄くて・・・みたいな事もあります。
メガネそのものがメガネ人の顔のパーツであり、その3本目たるやそのメガネ人の内なる自分を顔につけているようなもので、全裸で歩いて全てをさらけ出しているようなものです。

そんな素晴らしい自己表現、君もチャレンジしてみないか?

EPSN2357

話は変わって、この写真です。

パリ郊外にあるReims(ランス)という町にあるランス大聖堂。
ゴシック教会の大傑作です。

パリ郊外にはゴシック教会の名作が多く、パリのノートルダム大聖堂を筆頭に、アミアン大聖堂、ラン大聖堂、シャルトル大聖堂などがあります。

いずれも後期ゴシックに属するもので、内部空間の上昇性や壁面構成、ファサードの彫塑性などにはゴシック教会の進化を読み取ることができます。

このランス大聖堂ですが、その特徴は何といっても、写真が撮り易い!

両塔の高さは70mぐらいでしょうか、大聖堂の正面には大抵広場がありますが、そこから撮ったんじゃカメラのフレームに収まりません。
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これはアミアン大聖堂ですが、こうなります。

ましてや当時の私の持っていたカメラはヘナチョコです。
メーカーはEPOSONです。まったくをもって謎です。

ところが、ランス大聖堂だけは広場へ通じる直線道路が延びており、かっこいい写真が撮れるというわけです。

今のカメラならもっといい写真が撮れるのに、パリはなかなか行かれへんなーと思う今日この頃です。


最近わかったこと

昔から何気なく見ていたもの、読んでいたもの、聞いていたものがある瞬間に自分にとってとても新鮮なものに映って、ハッとさせられる。

誰にでもあることかもしれません。

昔の自分と今の自分とで周囲の環境が変わっていればそれは尚更起り易いでしょう。

例えば高校から大学に入るとか。実家を出て一人暮らしを始めるとか。
毎日授業を受けていた3年生から研究室に配属されるとか。卒業して大学院に入るとか。就職が決まるとか。まあタイミングはいくらでもあります。
その度に自分でも気付かない変化があったのだろうとも思います。

その最たるタイミングが就職なわけです。

住む町はおろか、生活スタイル、周りの人間、経済状況、働くという事そのものなどなにもかもが最もドラスティックに変わる瞬間といってもいいかもしれない。

そんな変化が関係してか、冒頭で触れたハッとするような瞬間が2つあって、こんな事を思ったわけです。

1つは、金子達仁というスポーツライターの書いた本を読んでいた時のこと。
昔からこの人の本が好きで何冊も持っています。お気に入りは「すべてあの日から」というエッセイ集で、何回も読んでます。
内容は彼の様々なものに対する考え方や、スポーツライターという仕事を通して考えたこと、そして彼の原点に迫るものです。
よく描かれるのが、現在の金子さんと青年カネコの考え方の違い。例えば時間とかお金とか休みとか人付き合いとか。
詳しくは触れませんが、何度も読んでるくせに今頃ハッとする言葉がいくつもあって感慨にふけってしまいました。

もう1つはテレビです。「プロフェッショナル仕事の流儀」NHKのアレです。
学生時代からもたまには見ていて、それなりに楽しんでました。ほーほーと感心していることもありました。
先日も何気なく見ていたんですが、ある一言にハッとさせられ、また感慨にふけりました。
プロフェッショナルという事で、その道のプロが出てきて、仕事についてあれやこれや語るわけですが、学生時代の自分にとってはそれは超一流の人の言葉で、もちろん含蓄はあるのだけれど、プロフェッショナルという言葉の響きに自分とは違う世界の話だと、なんとなく感じていました。

ただ、自分の技術でもってお客さんからお金をもらい、それを会社から給料としてもらう以上それは間違いなくプロの仕事であって、プロフェッショナルであるべきなんです。

自分の会社は測量や計測をやっていますが、野球選手が野球のプロで、建築家が設計のプロであるのとなんら変わりなく、自分も測量のプロたるべきなんだと思うようになりました。
当たり前と言えば当たり前ですが、働いて初めて、言葉ではなく実感としてこの事に気付きました。

そんな時にです。プロフェッショナルの番組に出ていた特殊メイクアップアーティストの江川悦子さんの言葉です。
江川さんは、若い時に旦那さんの都合でロサンゼルスに住み、専業主婦をしていて、退屈な日々を送っていたそうです。そんなときにたまたま見た「狼男」という映画で、当時まだ珍しかった特殊メイクによる変身シーンを見て感激したそうです。
そこから彼女は旦那さんに頼みこみ、ハリウッドの特殊メイクの学校に通い、数年後帰国し、日本の特殊メイクの第一人者となったそうです。

特殊メイクを初めて見て感激した時に江川さんが思ったのはこんな言葉でした。

「これ、おもしろそう!」

この言葉にやられました。
もう4年も前かな、自分が初めて3Dレーザースキャナを見た時、全く同じ事を思ったのを思い出したんです。
「こんな技術があるなんて!おもしろい!すごい!使ってみたい!」と。

江川さんの場合もこの言葉に突き動かされて第一線でやってこられたのでしょう。

その技術に対する好奇心ともう一つの興味である文化財というものが結びついて、今の会社に就職し、今日も3Dレーザースキャナを使って働いているんですが、この言葉には自分の原点が詰まっているような気がしてなりません。

プロフェッショナルである事を求められる以上、仕事に打ち込む情熱が必要で、そのためには原点を知る必要があると思います。
自分を振り返れば、なぜ建築学科に入り、なぜ歴史研究室に入り、なぜ測量会社に入ったのか。
それぞれの決断をする時に自分がおもしろい、と思ったことを選んだきた結果、今の自分がいるわけです。

「これ、おもしろそう!」と思った瞬間の気持ちを忘れずに働いていきたいものです。






ものすごい真面目に書きましたが、自分用のメモ代わりなので読みにくかったらごめんなさい。

脱ぐに至るには遠い。

10月の学会に出す予定の論文は無事に審査を通ったようです。

ポスターセッションなので、会社的にはイマイチですが、私的にはマシです。

ふぅ〜安心安心、と思ってたらあれ?原稿提出が8月?

まだアブストラクトしか書いてないんですけど・・・・

論文の内容は9月に調査する予定なんですけど・・・・

一体どうやって論文書くんだ?と思案中。

英語だし・・・分量も謎ですが普通に考えりゃ建築学会と同じ6枚かな。

うん、レイアウトのコンセプトは決まったな。

「大きな図版をたっぷり掲載した分かりやすい論文」

これで行きます。

なにぶん、京都で開かれる国際学会なもんで、学位を取るためにはもってこいの機会なんです。逃す手はないんですが準備期間が短すぎるよー


まあ、それはさておき、こんな海に行きたいですね。
EPSN2195_1

これはバルセロナのビーチです。
街自体が海に沿って発達しているので、ビーチもとてつもなく長いんです。

なかなか開放的な雰囲気で、そこはもうスペイン人ですから、当然トップレスなわけです。

全然知らずに行ったものですから、驚きと戸惑いと喜びと気恥ずかしさで胸いっぱい。感動モノです。

普通に若いお姉ちゃんが胸丸出しで自分に向って歩いてきたらあなたならどうしますか?
1.ガン見 2.目を伏せる 3.自分も脱ぐ

まあ1と2の間をうろうろするのが私という人間なんですが、次回は是非迷わずに脱ぐという選択をしたいものです。

バルセロナのビーチにはもう一つ秘密があって、小高い丘に囲まれた周りからは見えないビーチが少しあるんです。

もうお分かりですね。

そうです、ヌーディストビーチです。上も下もフリー!おぉヴィーナス!

発見したのは偶然です。なんかひょこひょこ歩いたおっさんがおるなあと思ってよく見てみると、なにも履いてない。ブラブラしとるよ。

変なおっさんがおるなあとじーっと観察してると、その丘に囲まれたビーチへ。

あれ?あのおっさんもブラブラ。こっちもブラブラ。あっちもブラブラ。
男ばっか脱いでるやん〜と思ったその時!

若い子も脱いどる〜!

やはりそこはジャパニーズ。立ち入る勇気はございません。妙な興奮だけ覚えたのを覚えてます。←変態?

バルセロナに限らずヨーロッパのビーチは概ね同じようなもんでしょうから夏にヨーロッパへ行く際は是非お立ち寄りを。

行った人だけが分かるあの妙な興奮を分かち合いましょう。
機会があれば一緒に潜入しましょう。

プロフィール

ケニー

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