Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2011年03月

とりあえず見るといい動画

私の敬愛する漫画家和田ラヂヲ推奨の動画を2本紹介。

張り詰めた緊張の続く日本へ送る至極のゆるゆる動画。心が穏やかになりますよ。

1本目。
「史上最低の戦闘シーン」


スピード感ゼロ、緊張感ゼロ、迫力ゼロ。素晴らしいよね。これはある種の才能ではないか。

石をぶつけられた怪獣のノーリアクションが最高。とても日本的。

2本目。
「強風に吹き飛ばされても整列するカモの親子」


緊張感ありまくり。コロコロする姿がかわいすぎる・・・

ヒヤヒヤするけど和みます。そして心を打たれます。

オレは自分に出来ることをやるよ。だってそれをするために生まれてきたんだから

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それが好きか。動物のぬいぐるみが。

ママもパパも大好き。そのパジャマも。何でも大好きだろ。

でも知ってるか。

年を取ると好きだったものもそれほど特別じゃなくなる。

このオモチャも。ただのブリキとぬいぐるみだと気づく。

そして大好きだったものを忘れていく。

パパの年になると残るのは1つか2つ。

パパは1つだけだ。


映画「Hurtlocker」より

爆弾処理班の主人公はアフガニスタンでの任務を終えた帰国後、こう言ってまたアフガニスタンの泥沼へと家族を置いて戻っていきます。


「オレは自分に出来ることをやるよ。だってそれをするために生まれてきたんだから」

これがこの映画のメッセージだとすれば、まさに今の日本では皆が改めてそれを考える時なのではと思います。


犠牲者の方々のご冥福をお祈りをすると共に、被災者の方々に一日も早く安全で健康な生活が訪れることを願っております。

ウイロウ

一昨日まで2日ほど名古屋に出張してました。

ウイロウをおみやげに買いました。

栗入りのウイロウです。楽しみにしていました。

東名高速をひた走り帰ってきました。

家に帰るとウイロウがありません。

翌日会社に行くと会社にもありません。

当日乗った車は既に車検に出ていました。

車屋さんから車検中にクレーンの操作ミスで車がひっくり返って落ちてめちゃくちゃになったと連絡が入りました。

もう僕のウイロウはありません。ありません。


涙が止まりません。

ドイツ・イタリア前編2

もう少しシュトゥットガルトの写真をアップします。

人口50万人程度の中堅都市ですが、駅前は再開発が進んでいて、都市的な建築がいくつかありました。
まあなんせここにはあのベンツ、ポルシェの本社があるんですからね。そりゃ潤うってもんでしょう。

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これが銀行の本社だそうです。駅前からずーっと通り抜けが出来ます。

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とてもドイツらしいデザイン。もう少し低層部の引きがあったほうがいいけど、最上階のデザインがにくい感じがする。

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左のオフィスの尖り具合が素敵なんです。チリハウスの趣きを感じました。

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話は変わって、猫。奥の方からてくてく歩いてきて、この窓からすっと中に入って行きました。よーく見ると意外とスタイルが悪くて可愛い。

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そしてこの猫さん。ずーっとアスファルトの上でゴロゴロしてるの。寝てるわけじゃないけど、寝転がりながらコロコロしてました。こんな猫を飼いたいよ〜と叫ぶ。

ふう。これでようやくトレントに行ける。

ドイツ・イタリア前編

無事に帰ってきました。ただ唯一学会での発表に後悔と反省の思いを残しつつですが。

今回はミュンヘン→トレント→ミュンヘンを1週間で旅?してきました。この工程に従って、無駄に3部構成にしようと思います。

トレントというところはイタリアの北の北の方、アルプスの麓にありまして、ミラノからもベネツィアからも程良く遠いのです。
というわけでミュンヘンから列車で行くのが便利かろうという判断をしました。

今回はANAです。ホントはルフトハンザがよかったのですが、既の所で取り逃したのです。

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フライト中、ずっと空が快晴だったので景色が綺麗でした。ロシア上空を飛んでいる時は雪景色が遠くまで広がっていました。まあ雪景色なんていうと風情がありますが、地上はマイナス何十度の死の世界ですからね。私をしても数時間で最後の審判の列に仲間入り。皆様システィナ礼拝堂で会いましょう。

ちなみに写真はあの名高きウラル山脈です。これには地理好きの私のみならず他の乗客からも歓声が!とはいかず一人で快哉を叫んだのでした。

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「ドイツの朝飯は美味い」誰が言ったか知らないがこれは事実。本当に美味しい。なにがってパンが。
もうね日本で俺らが食ってる小麦由来の食べ物はなんだ!っていうぐらい美味しいの。噛めば噛むほど味が出るって言うは易く行なうは難しですよ本当に。もちろん日本にも美味しパンはあるけど、たかだか一泊50ユーロのホテルの朝御飯にこんなパンがでるとはねえ、「凄さを知った」って感じです。

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ミュンヘンから電車で2時間ほど揺られて、シュトゥットガルトのヴァイセンホフジードルンクにも行きました。80年前の住宅博覧会ですね。
写真はコルビジェの住宅。平面は対称型で手前と奥で2世帯です。近代建築5原則のお手本のような感じですね。内部の写真は公開禁止なので悪しからず。

とまあ楽しんでいるように見えますが、この時は研究発表の2日前で準備は80%ってとこでしたね。パワポがあと数ページいるぞ!みたいな。往復の列車でPC開いてエッホエッホ、図版を作っていました。

海外に来て睡眠時間4時間とかなにやってんだオレ!とか「レッドブルが欧州スタイル」とか言いながら深夜にハイになるとか、いい経験。

ミュンヘンで2泊の後、トレント行きの列車に乗り込むのであった。というかミュンヘン市街地には一歩も踏み入れず。

トレント編続く


ミュンヘンお話メモ
「絵画の価値を決めるのは画家ではなく美術評論家であるように、建築を芸術とするならば本来建築の価値を決めるのは建築家ではなく建築評論家、すなわち歴史家なんだけど、最近の卒業設計展なんかで学生とか一部の建築家が勘違いしているところがあって、建築家ってのはあくまでも好みによって批評をするのに、批評される側の学生はそれこそが正当な評価だと思って、歴史家の言う事なんかには聞く耳を持たないんだけど、それって日本の建築教育の大きな誤りだよね。」
プロフィール

ケニー

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