Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2012年05月

ジェラートは美味しい。いっぱい食べたい。

イタリアに行って以来、すっかりジェラートファンになってしまい、イタリアでの美味しいジェラート屋さんの見分け方も板についてきた感のある私ですが、国内でもちょこちょことジェラートを頂いております。

それなりに美味しいお店もあるにはあるのですが、いかんせん高いのが難点です。

エスプレッソにしてもそうですが、海外のものを日本で販売しようとする時にやたらと高く売るという傾向が日本では顕著ですね。

普通イタリアではエスプレッソなんて安ければ0.8ユーロ、高くても1.5ユーロぐらい。
日本だと300円はするじゃないですか。あんなに量少なくてグイって飲むものにポンポン300円も出せるか!
(1ユーロ=170円の時は現地でもかなり厳しいお値段でしたが・・・)

ジェラートも全く同じであっちでは1.5〜3ユーロで買えるものが日本だと500円とかする。

高級感を売り出すより、ますは大衆化させるほうが長期的にはいいと思うんだけど難しいんかね。


そんなこんなで、たまたま表参道で通りかかったジェラート屋さんに立ち寄ることがありました。

ありがちですが店員さんの挨拶はイタリア語。メニューもなんとなくイタリア語。

コーンの小さいのは、cone piccoroとかgrandeとか。perfavore~とかgrazzie!とか飛び交ってる痛々しい感じね。

まあ突っ込みどころとしては、そんなイタリア語メニューの中に、普通に「チョコレート」とか「ストロベリー」とか英語があることですね。カップもcoppaだろ!とか。「うん、こういうのもありがち」と納得。

そこに特別メニューとして、「frutti di bosco」があったのです。これは直訳すると「森の果実」といって、いちご、ブルーベリー、ラズベリーなどの果実を入れたものでイタリアでは定番ですが、日本で見つけたのは初めて。

お〜これはこれは感心と思って、「フルッティディボスコ!」と注文をしてみました。

すると店員の女の子が「ふぇ?」みたいな鳩が豆鉄砲をアレされた時みたいな顔。

「いや、あの表に書いてあるフルッティディボスコですよ?」

「あ、森の贈り物ですね!森の贈り物ペルファボーレ〜!」


後で確認して分かったのですが、表の看板に書いてあるfrutti di boscoの下に「森の贈り物」って書いてました。

いや、おっきくフルッティディボスコと書いた以上は、分かってくれよ。
あと、「森の贈り物」ってなんですの?森の果実のどこに不満が?

イタリアのジェラート屋を真似るなら徹底的に真似ればいいのに、本当に表面だけ真似るのはカッコ悪いからやめたほうがいいよ?と言いたくなります。

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お味の方はなかなか美味しゅうございました。これは上が「森の贈り物」で下が「チョコレート」。酸味のあるものと甘いものを上手く組み合わせるとイタリアのジェラート屋のお姉ちゃんがにっこり笑ってくれるぞ。

今回のタイトルは色々考えた挙句、ジェラートに対する素直な気持ちにしてみました。

切手の博物館

先日、「切手の博物館」で開催中の「キノコの切手展」に行って来ました。

コチラ→http://www.yushu.or.jp/museum/kikaku/index.html

私が切手やキノコについて興味ありそうな雰囲気や詳しそうな話を聞いたことのある人はないと思います。

えぇ、まったく、興味ありません。

展示を見終わった今でも同意見です。

ただ、この展示自体は面白かったので自分の好奇心を満たすことが出来、満足しています。

なぜこのような展示に行ったかと申しますと、「なんか変な面白いものが見れそうなニオイがした」からです。

どこかしら美術館や博物館に行こうかなと色々と調べて、幾つか行きたいのがあったのですが、あんまり頭を使いたくなかったので、ゆるそうなやつを探してたら発見してしまったのです。

自分のこの「なんか変な面白いものが見れそうな気がする感覚」ってのは結構信用しています。

切手×キノコ

切手は時に異様な図柄が描いてあったりしますよね。
コレクションとして美術品として愛でられる一方で、ある側面ではクレイジーなところもある世界だなと前々から思っておりました。

そしてキノコ。
まあこれも言わずもがなクレイジーですよね。形といい色といい毒といい。
様々な物語でモチーフとして描かれていたり、神話などに登場することもありますね。人間は昔からキノコに不思議な力を感じていたんでしょう。

なんてったって展示のコンセプトは「 キノコ切手を愛でる!」
世界中のキノコ切手が一堂に会するんだから行くっきゃない!

「お前が博物館に行こうとした理由など知りたくもない」という意見は分かりますが、状況説明や思想背景を毎回のように入れてしまうのは私自身が物事のそういう「裏」のところを知るのが好きな性格故なのでお許し下さい。

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会場のポスターはこんな感じ。

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早速出ましたキノコ界のキングことベニテングダケ。
鮮やかな朱色に白い斑点が目印。種類によって大きさも形も様々で、更に毒キノコであることがその魅力を一層高めているとまことしやか囁かれるベニテングダケ。
大体1本で大人3人分の毒があるらしい。

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これは私のお気に入りキノコ切手。
オレたちのベニテングダケにモモンガらしき獣が飛びつこうとしています。野性味溢れる迫力のある構図にモモンガ似の獣のシュールなポージング。
更に言えば、切手として使われるのは点線に囲まれた範囲なので、手紙を送られた方は謎の見切れた尻尾を見るはめに。
やるね、ドミニカ共和国。

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更にベニテングダケ。
イギリスではキノコが輪のように並んで生えている場所を「fairy ring」とか「fairy circle」とか呼ばれ妖精が集まる場所と言われているそうです。このまま拡大してポストカードとかにしてもいいぐらいいい図柄よね。

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これなんてね、キノコが踊ってるから。「くるみ割り人形」の踊りをキノコが中国人に変身して踊っているらしいのですが、説明を読んでも図柄を見てもよく分からない。
というか1つ1つよく見ると「口には出さないがみんな想像するものは同じ」よね。オレのは何番目に似てる!イェー!みたいな。

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このダイナミックな構図。ミクロとマクロの対比。落ち着いたトーン。
そして先ほどと同じように手紙に貼るとキリンが消え、キノコだけが残るイタズラ心。左下のキノコの浮かばれなさ。哀愁漂うウガンダである。

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そして当然興味は日本のキノコ切手に。
残念ながら日本のキノコ切手シーンは全く盛り上がっておらず、第9回国際食用きのこ会議記念で作られたシイタケの20円切手のみ。
これを貼り付けてシイタケ臭い手紙を送りたい!

こんな感じの「キノコ切手を愛でる!」というコンセプトをまさに体現した企画。

堪能しました。非常に満足。
この満足感はどこから来るかといいますとこの一言に尽きます。
「ここでしか見れないものを見た!」

目白に御座いますので、お近くに寄った際に暇つぶしにどうぞ。

おみやげで珍しい切手もたくさん売ってますのでここぞという時の切手選びには本当にいいなあと思いました。ちょっとお楽しみで「切手も手紙の内容の内だ!」ぐらいで貼ってみるのもいいかもしれません。

運命の映画

BSを見てたら映画に関する番組が始まりました。

毎回著名人が登場して、自分を変えた一本の映画を紹介するというモノ。

今回は。。。。

「熊田曜子×ジュラシックパーク」

とても残念な気持ちになり、とても見続けることは出来ませんでした。


それはともかく、私にとって運命的な映画はなにかと言われれば、迷わすこう答えます。

「失楽園」と。

ご存知「不倫」をテーマに扱い、役所広司と黒木瞳の目を覆わんばかりのセックスシーンで日本中の中年に少なからず「いけない情事」の甘い香りをかくわせた一本。

なぜこれが私にとって運命の映画なのかといいますと、それは圧倒的な視聴率故なのです。

ここでいう視聴率というのは、地上波もしくはBS放送における「失楽園」の放送回数に対する私の視聴回数。

この97年公開の映画、私の視聴率は軽く70%を超えていると自負しております。

実は失楽園は1年に1回以上のペースで放送されています。
今週は「風の谷のナウシカ」がまた放送され、「なんどめだナウシカ」なんて言われますが、私に言わせりゃ甘い甘い。失楽園に比べればユパ様なんて稚児も同然。

私はなぜかそれを見つけてしまうのです。
出張先のホテルでテレビ欄を見ていると、「失楽園」の文字を発見する。
深夜の3時にサッカーを見終えて、何気なくチャンネルを回すと役所広司の乳首が映ってる。
(乳首だけで役所広司と即断している訳ではない)

そして当然見るわけですよ。もうこんなことを7〜8回は繰り返しています。

まあよく飽きもせずに見るわねという意見もありましょうが、この映画、実はすごく面白いんですよ。
本人たちはそりゃあとっても真剣に愛し合っているんですし、お互いに家庭を持ちながらも深みにはまっていくことに自責の念を感じ、このどうしようもない先の見えない関係に人生の中で大切にすべきものを犠牲にしようとしている破滅的な内容なんです。
基本的にはシリアスなどこか物哀しい雰囲気の映画です。

ただ、そんな空気感の中だからそこ発せられるセリフが最高に面白いんです。

例えば、セックスの後ベッドで並んで寝る二人。いわゆるピロートーク中。

役「どこがいい?」

黒「全部。どこも感じてしまう。。。」

役「旅行だよ、どこに行きたい?」

(見つめ合って2人笑う)

黒「どこでもあなたと一緒なら。」

みたいな。

黒木瞳渾身のボケを役所広司が華麗にスルー。そして見つめ合って笑うことで、グダグタ感を演出。
「ヘヘッ!」と笑うわけですよ。私が。

この2人ずっとこんなことしてるからね。もうアホかと。お兄さんツッコむの疲れたから黙ってみるよ?みたいな気持ち。でも黙って見てたらセックスシーンでドキドキするからやっぱりツッコむ!みたいな。
「人を褒める時に、股を褒めるな役所!」みたいな。

なんでこんなことを書いているかというと、一昨日の晩にBSで放送してたからなんですね。
そして遂にそれを録画するという暴挙に出たからなんですね。
ところが、放送されていたものがオリジナル版じゃなかったからなんですね。
要は非常に重要なファクターであるセックスシーンがまるごとカットされているんですね。

そんなもんどうやってこの映画を楽しめっていうんだよ!セックスシーンと2人のグダグタ感とその他の雑味を楽しむ映画だろうが!

フォースの出てこないスターウォーズか!
タイムスリップしないバックトゥザフューチャーか!ずっとデロリアンで走ってろ。

何事か!と怒り心頭。もう今日なんてずっとプリプリしてたんですから。
上司に怒りの理由を聞かれて「役所と揉めまして」って答えてなんとか誤魔化したりして。

もう自分でもなに書いてるか分からなくなってきましたね。
なんでセックスシーンっていう単語をこの文含めて6回も書いているのか。どんだけ悔しいんか。

えーっと、とにかくもう眠いので締めます


ジュラシックパークはいい。

だが熊田曜子、お前はダメだ。

僕はサバイバー、君もサバイバーその2

その1からの続きです。
ご覧になっていない方は先にお読みすることをオススメします。

本書は全23章からなっています。
代表的な章を挙げれば、
・サバイバルの心理学:サバイバル環境におけるメンタルの基礎知識。
・医療:応急処置の方法、薬草、健康維持に必要なものなどの紹介
・シェルター(寝床、基地)の作り方、場所の選び方
・飲料水、食料の確保
・火の付け方、基本原則
・武器、道具、装備の確保
・砂漠でのサバイバル
・熱帯でのサバイバル
・寒冷地でのサバイバル
・海上でのサバイバル
・現地住民との接触方法
       ・
       ・
       ・
などなど。もちろん食べられる植物や危険な動物の一覧表も載っています。
これさえマスターすればどこでも生きていけそうな気がしますよね。

もう手に取って読みたくてしょうがないでしょう?よく分かります。
そんなあなたに個人的に興味深かったところをご紹介致します。

第15章「寒冷地でのサバイバル」より「食料の確保方法」

「アザラシの肉は最高の食物である。(中略)アザラシに近づくにはエスキモーのように行動する。アザラシの風下側にいて、寝ている時に注意深く近づいていく。そして彼らが動いたら停まり、氷の上に伏せて頭を上げ下げし、自分の体を少しのたうつようにしてアザラシの動きを真似る。身体の横をアザラシに向け、腕を体につけて、できるだけ自分がアザラシに見えるようにして接近する」

まさに我々のイメージするアザラシの動きを生き残るためには本気でやらなければいけないのです。
顔は常に真剣だ!
以下は「最高の食物」の参考画像
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可愛いなんて言ってる場合ではないぞ。なんてったって最高の食物!
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二枚目が分かりやすいね。我々も奴らのあんな感じを真似て近づくことが出来ればサバイバル出来ます。決して、釣られて「よっ!」と手を上げてはならない。

無事仕留めることができ、肉を食べて、血を飲んで、毛皮も取れば君も一流のサバイバー。(←ベアさん的発想)

但し!ここに大きく「注意」と書いてあります
「アザラシの肝臓には人体に危険なほど濃縮されたビタミンAが蓄積されているため、肝臓は食べるな!」

ふぅ〜危なかった。知らなかったら危うく、
「アザラシの、レバ刺し頂き♪ 血液がぶ飲み♪ 毛皮で着ぐるみ♪」
とか言って北極圏ラップを披露しながら、得意満面に頬張って死ぬところであった。

正しい知識は1つでも多く知っておくべきである。 うんうん。


続きまして、第22章「現地住民と接触する」より「サバイバーの作法」

「現地住民との商取引をする場合は塩、タバコ、銀貨、それに類したものをよく考えて使う、紙幣は世界中でよく知られているが払いすぎてはいけない。払い過ぎは相手を困惑させ、時には自分に死さえもたらしかねない」

「払いすぎてはいけない」というのがリアルな感じですね。
当然、物価も貨幣に対する認識も違うわけでそこは十分すぎるほど慎重になってよいところかもしれません。

さらに、
「地域の言語と短い表現だけでも習得しておくと良い、誰かの言葉を真似て話そうとする行為は、彼らの文化に敬意を払っていることを示す最上の方法の一つである」とあります。これもなるほどと膝を打つ。

また、人々の身体に触れる際は十分に注意が必要であるとか、出されたものはきちんと平らげることは大事、そしてなによりきちんと約束を守り、なにかしてもらったらお礼をすることが重要であると説きます。

つまりは十分に注意を払いつつも、彼らの文化、風習、宗教、そして彼ら自身にリスペクトの気持ちを表現するべきということでしょうか。

この他にもすぐ実践で使ってみたくなる知識が山ほど紹介されています。
イカダも作ってみたくなるし、雪洞も作ってみたい。野外で方位も確認してみたい。

皆様はもう既にサバイバーとしての自覚を持たれたことと思いますが、そのためには今からでも本書を買い求め、実践し、来るべきサバイバルに備えていただきたい。

そしてきちんと家族を初め、大切な人の元へ帰ってきてください。
どんな環境でも決して諦めずに、「もう一回、みんなと美味しいご飯を食べるんだ!」と自分に誓ってください。

最後に、ベアさんの言葉を借りてこの記事を締めくくりたいと思います。

「生き延びるためには常に決断力が必要です。決断を先延ばしにするくらいなら間違った決断を下すほうがマシです。ただ前へ進み続けるのです。そうすれば出口が見えてきます。そう信じて僕も進み続けます。」

この話の裏にはサバイバルという精神と肉体をすり減らす環境では、時間が経つごとに正しい判断ができなくなるという事実があります。
とにかくやってみること、サバイバルとは手段を選ばず生き残ること。

さあ、皆様、とりあえず蛇の皮を剥ぐところから始めてみませんか?

僕はサバイバー、君もサバイバーその1

前回の記事でオレたちのスーパースター、「ベア・グリルス」についてご紹介しました。
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彼の魅力は皆様に存分に味わって頂けたことと思います。

我々は彼から、万が一どんな環境に置かれても愛する家族の元、友人の元へ無事帰還するんだという精神力こそ重要であると学びました。

それと同時にベアさんは豊かな経験の中から我々に多くのことを教えてくれますが、果たしてそれだけで十分なのか?という気持ちも沸き起こります。もっとサバイバル知識をきちんと身に付けないとイザという時に対処できないんじゃないかと居ても立っても居られないそこのあなた!

その不安は正しい。

前回ちらっと紹介したこの本を思いだしてください。私の不安はこの本により多くは取り除かれました。
米陸軍サバイバル全書 [新版]
米陸軍サバイバル全書 [新版]
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今回はこの本のご紹介です。

どのような本であるかは本自身に語ってもらうこととしましょう。
本の見返しより
「サバイバル技術に関する知識をどれだけ学んだかで、イザという時の生存率に違いが出る!1987年に原型ができ、以来改訂されつづけてきたアメリカ陸軍サバイバル教本の最新版を全訳!陸海空のあらゆる状況を想定し、四季を通じて世界各地で通用するサバイバル技術を集大成した「アウトドア・ライフのバイブル」!」

ここでまず「生存率」という言葉にはっとさせられますね。全く日常で意識することのない言葉「生存率」。
緊張が走ります。
ananにも、CLASSYにも、小悪魔アゲハにも出てこない「生存率」。。。

試しに今月号のCLASSYで特集を組ませてみました。
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あら意外としっくり来るわ〜なんて思ったり。
(上の画像の異常なほどのクオリティの高さに既に創作意欲は満たされていますが続けます。)

続いて前書きにはこうあります。

「サバイバルを論ずる場合、「想定外」という言葉は禁句である。起きる確率は問題ではない。どのような状況であれ、絶対に生きる」と誓ったサバイバーなら、たとえ災害や事故の発生確率が1パーセントでも、すべての「もしも」に備えておかねばならないからだ。我々は未曾有のサバイバル状況を体験し、今なおサバイバル状況下にあることを、絶対に忘れてはならない。」

如何に我々のもつサバイバルに対する認識が甘いかを痛感させられますね。今無事であることが明日の無事の何の保証にもならないという事実!

筆者によるサバイバルというものはなにも大自然の中だけのものではなく、一度(ひとたび)自然災害が発生すれば、どんな環境にいようとそこは生存のために知識と経験を総動員するサバイバルの実践場に変わるのだと。

続いて筆者はあの東日本大震災の際に首都圏で発生した帰宅難民、あれこそまさにサバイバルであると言います。
会社から自宅までを如何にして辿り着くか。水や食料は確保できるか、装備品は大丈夫か。道は把握しているか?正しい情報は届いているか?
それらを全て勘案して最善の策を立てること、その判断力・行動力こそがサバイバルの源である。

そしてそういう「想定外」を「想定内」にし、日頃から訓練と準備をしておけと繰り返します。そんな革靴で歩けると思っているのか?会社には当然スニーカー出来れば登山靴を用意しておきたい。なんなら普段から登山靴で過ごすのが一番である。サバイバーなら自分の条件にあった靴を探すくらいの努力をしてほしい、と。

更に筆者はエスカレートし、女の子にも厳しい意見をストレートに言い放ちます。
「震災直後はさすがにハイヒールを履く女性が少なかったが、最近は再びハイヒールを履く若い女性が目に付くが、言語道断と言わざるを得ない。」

気に入ったのでもう一度。
「ハイヒールを履くなど、言語道断と言わざるを得ない。」

森ガールなどという言葉が流行り、ファッションをアウトドアに取り込んだりまたは逆にアウトドアをファッションに取り込んだりと、兎にも角にも「ファッション」というものを軸にして行動する世の女性たちですが、著者から言わせると

「言語道断と言わざるを得ない。」(←気に入りすぎ)

ついでにライムスター宇多丸に言わせると「お前ら、森なめ過ぎ」。

これでようやく前書き部分が終わりです。

次回、本編の紹介に入ります!

(この続きも全部書き上げましたが、近年稀に見る分量になったので分割します)
プロフィール

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