Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2012年10月

地震もあれば風も吹くんだよ

録り溜めていたタモリ倶楽部を見てたら、6月ころにパンチラを科学した回があった。

パンチラ方程式なるものを計算することが趣旨で、要は階段などを登る時に階段の傾きとスカート丈から決して中が見られないようなスカート丈を計算するというものであった。
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それを見ていて、同じような事をネットか雑誌かで特集しているのを見たなあと思い出し、探してみた。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1338200243987.html

これは建築基準法に則って設計された階段である限り、スカート丈を35cm以上にすれば絶対中身が見られることはないというものであった。

確かに両者の意見は一理はある。でも片手落ちである。肝心な要素が抜けている。
それは加速度である。

人は動くし、風も吹けば、生地も揺れる。様々な加速度を考慮しなくちゃならないんじゃないか?

言うなれば彼らの考察は静力学である。
静止状態ならばその理屈は成り立つであろうが、だからと言ってこの世の建築が静力学だけで計算されていたらとっくに東京は廃墟と化しているであろう。

動力学。これをきちんと計算の考慮に入れなさいと言いたい。

要素を簡単にするならば、対象人物の加速度の周期とそれに呼応するスカートの生地の振動周期、そして生地の単位面積当りの質量も必要。プリーツのあるなしも関わってくるかも。

くだらないことを真面目に検討するのは面白いけど、テレビとかでやるなら徹底的にやってもらたほうが楽しいのにね。中途半端にやられても、見ていてなんだかなあ感がすごい。

というわけで次回の特集に期待。

ちなみにタモリ倶楽部の同じ回では歩く時に胸の揺れを如何に抑えるかという検証をやっていて、胸の固有振動数を求めてそれに合わせて歩行速度を合わせるというようなことをやっていました。
こっちでは加速度とか計算してるじゃないか。

真面目にやれ!

甘えてていいのか

谷中霊園にはたくさんの猫がおりまして、

私のような猫カメラ好きには大変ありがたく、フラフラとお出かけしたりしております。

みんな人に慣れているので近づいてもあまり逃げないので撫でたりと撮ったりとモフモフ楽しんでおります。

彼らは普段どうやってご飯にありついているのかをなんとなく考えてもお墓に御参りに来た人がエサをやってるのかなあぐらいに思っていました。

私自身はドライな関係を心がけているのでエサをやったりはしないのですが。

ところが、目撃したのです。エサをやる集団を。

数名の人々が袋になにやらエサを入れて霊園中を歩きまわっては缶詰やキャットフードなんぞを猫に与え歩いているのです。

おそらく霊園の管理者の許可は得ていないでしょう。

それを見て私はあまり良くない印象を抱きました。あそこまで露骨に猫にエサを与えるのはちょっと問題あるんじゃないかと。

ところが、その一方で気付いてしまったのです。

彼らがあのようにエサを与えることで猫は人間に対する警戒心を解き、私にステキな写真を撮らせてくれているのだと。

私はあのエサやり集団の行為に甘えて、乗っかって楽しんでいたのだと気付かされたのです。

自分が偽善者のように思えてなりません。

もし猫の愛らしさとあのエサやり集団が無関係であればよいのですが。。。

イタリアの猫は国がきちんと管理をしているので、遠慮なくその愛らしさを享受してもよいのです。
「何びと足りとも猫を生まれ育った場所から動かすことは出来ない」とローマの条例は定めているように猫の権利を認めているのです。もちろん避妊手術や健康管理など猫と人間がともにハッピーになれる環境を作っています。

日本もそうなればいいのに。
うーむ。


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プロフィール

ケニー

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