いつか、グータンヌーボにジャニーズかなんかの中学生ぐらいの男の子が出てて、「僕はシュールな笑いが好きで学校でもよくやっている」と話していました。


このシュールという言葉、なかなか曲者なんです実は。


よゐこの有野が「シュールな笑い」と形容されて以降、この言葉は一気にメジャーな言葉になったと思います。

有野経由で知ったという人もいるんじゃないでしょうか。

私にとってシュールとは和田ラヂヲのためにあるような言葉なんですが。

まあラーメンズ(今月の建築雑誌になぜか出てましたね!)とか、板尾なんかもそう呼ばれることが多いです。

元々、「シュール」とは「シュールレアリスム」の略で、「超現実主義」と訳される。

「現実を超えた」と勘違いされがちですが、現実と隔たれた世界ではなく、むしろ現実の延長上に存在する世界。

「超」という言葉はなにかを突き詰めた〜みたいなニュアンスですね。

よく例えられるのが、ものすごいスピードで絵や文章を書くと、自分の頭では思ってもいないような事を手が勝手に書いたような、脈略や無関係の事象が出てくる、というものです。

その超現実の世界では、現実と連続であるにもかかわらず、不思議な現象や世界観、無意識の表出が存在する。

言うなれば、現実世界の背後に背中合わせで存在する不思議な世界、感覚というものです。

それと笑いの「シュール」は微妙にニュアンスが違いますが、明確な定義なんてないですから雰囲気を感じ取るしかないですね。

まあ、そんな言葉をジャニーさんの若造が語るわけです。

そして彼の言うシュールな笑いというものが、

「バレーボールの試合中にオーバーヘッドをする」

これには江角マキコも私も優香も3人揃って「えっ?」ですよ。


立派過ぎます。ボケとしては。
面白いかどうかは別問題として、笑いの要素として立派すぎる。

シュールな笑いってのはそんなもんじゃない。
振り返れば奴がいる的な、ひっそりとただ確実にそこに存在して、全ての人に見えるわけじゃなく、見える人には見える。

そう、まさにジョジョでいうところのスタンド!

見える人者同士は不思議と引かれあう・・・ゴゴゴゴゴッ!


そんな中、私の新居の近くにもシュールは潜んでいたのです。

家の周辺には昔ながらの青果屋さんとかお肉屋さんとかがあって、その中に鶏肉屋さんがあります。

その名も「ブロイラー」となんともストレートな分かり易い店名で、老夫婦で経営しています。

たまに前を通るんですが、いっつもひっそりと聞こえてくるんです。

あの曲が。


チャーチャーチャーチャチャー♪
チャーチャーチャーチャチャー♪
チャーチャーチャーチャチャー♪

チャチャチャチャチャチャ!

ワンモアータイム!


え、ダフトパンク!?
思わず立ち止まって店をのぞいてしまった。いや、普通のお店だ。

鶏肉屋「ブロイラー」のヘビーローテションの一角をダフトパンクが担っているのは間違いない。

多分シュールといって差し支えないと思うんやけど、どうだろう。