別にtwitterを始めたわけではありません。

映画です。
これまた古い映画(1971年)ですが、最近見てなかなかよかったのでご紹介。

あらすじ:
英国の上流階級に属し、財産もあり、仕事も申し分のない会計士のチャールズだが、彼には大きな悩みがあった。妻のベリンダ(M.ファロー)が浮気をしているのではないか、という疑惑に苛まれてしまったのだ。チャールズは私立探偵のクリストフォロー(トポル)に妻の素行調査を依頼する。クリストフォローはつかず離れずの距離でベリンダの尾行をはじめた。ささやかな自由と愛情に飢えていたベリンダは、微妙な距離で見えるクリストフォローの優しいまなざしに興味を抱きはじめる……。
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こんなお話です。

もうね、この探偵クリストフォロー役のトポルさんが最高なわけです。写真左ね。

いかにも胡散臭い顔と憎たらしいぐらいの笑顔と図々しさ、なぜか常に白いレインコートと帽子を被ってベスパを運転。
カバンの中には常に食べ物だらけで、ことあるごとに「マカロンいる?腹持ちがいいんだぜ」とか勧めてくるの。
尾行もバレバレで目立ちまくってるし、とにかく尾行風景がかなり笑えます。
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この背後の男です。

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最初に尾行がバレたシーン。尾行する相手の目の前に座ってマカロン食べながら見つめるってどんな探偵やねんとツッコミが必要ですね。

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ベスパでバスを追うところ。必死で追ってきてるのがいじらしいですね。この頃になるとこの探偵は手を振ったりしています。

私個人的になにか常に食べてる人ってすごい好きなんです。食べ歩きとか車の中でお菓子つまんでる女の子とか。あとオーシャンズ11のブラッド・ピットね。奴も常になんか食ってましたね。そんな意味でもこの探偵はツボでした。
「動揺するとヨーグルトを食べるようにしているんだ」とか言って意味不明だけどおもしろい。

ストーカまがいの尾行を続けるクリストフォローですが、妻ベリンダとの間に次第に親密な空気が流れます。
言葉を交わすことなくどちらかが先立ってロンドンの街をさまよい歩き、なにか見せたいもの、面白いものがあったときはそれを指差し、それを共に感じる。

結婚後、夫と何も共有出来ていないと感じていたベリンダは、この10日間にものすごく大きな充実を感じるわけです。

「いつまでも恋愛気分じゃいられない」と言う夫に対し、

「結婚は目的地じゃないの。結婚したらパスポートを捨ててしまうなんておかしいわ」」というセリフが出ます。難しい問題ですね。

ベリンダに思いを寄せつつも、夫との中を取り繕おうと頑張るクリストフォローはこんな事を言います。

「人生で最も重い罪は、喜びを否定する事だ!」

夫の雇った探偵であることがバレて、楽しかった10日間をも否定してしまおうとするベリンダに向けたセリフです。前向きに生きろと。

そしてラストにクリストフォローが出した解決策がまた面白かったです。
あの白い帽子とレインコートを貸し出すんですね。

機会があれば御覧下さい。

<追記>
youtubeに見つけました。
画質悪い上に15分割されてますがそれでも見る価値はあると思います。
DVD化されてないのでね。