先日「ダークナイト」という映画を見ました。
ダークナイト [Blu-ray]ダークナイト [Blu-ray]
出演:クリスチャン・ベール
販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2010-04-21
おすすめ度:5.0
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バットマンシリーズの最新作で、バットマンの宿敵ジョーカーとの戦いを描きます。

小学生の時、ワケも分からずバットマンのゲームに夢中になった私としては見ざるを得ない。
しかし、バットマンのなんたるかを全く知らないので若干不安だったのだが・・・


ストーリーはシンプルで悪事を働くジョーカーをバットマンがやっつけるというものなんですが、ジョーカーの悪事がですね、すごいんですよ。

なんていうか身を抉られるような思いをさせられます。

ジョーカーの目的は世界征服でも金でも殺人快楽でも混沌でもありません。
それは人々の心に竦む嘘や欺瞞などを暴くことです。

つまり、現代人が社会の中で生活していく上で、無意識に振りかざしている嘘や矛盾や正義、欺瞞、建前など世の潤滑油とも言うべき社会の暗黙のルールをぶち破ることです。

人間ってのはそんな品行方正じゃないことは世界の誰もが知っているのに、なんでお前らはそれを善き事のように思っているんだ?

人間ってのは所詮汚い生き物だってのをオレが証明してやるよってな具合です。

人が人を想うなんてウソだ、自分が一番カワイイんだ、あんなヒーローでさえこれほどの憎悪を内に秘めているんだと。

もう街とか破壊してくれたほうがスッキリしますよね。
ジョーカーの悪事は、え!!ウソ?マジで?ってなります。一言でいうと「エゲツない」です。

こんなに悪役が光る映画も珍しいと思います。
実際、ものすごくこのジョーカーは評価されていますしね。

オススメです。80点!