大阪人なものでうどんは好きです。

うどんを嫌いな人は日本人にはなかなかいないと思いますけど。


18歳から福岡、広島と移り住んで、27歳となった今、住んでいるのは東京です。


年明けに家族で大阪でも有名な「うどんすき」のお店に行きました。

「うどんすき」というもの自体知らない人がいるかも知れませんが、要はうどんのお鍋です。

具は様々ですが、鰹と昆布のだしで野菜やお肉やお魚、そしてうどんを煮て、なにも付けずにそのまま頂きます。


そこで思った。いや思い出したのです。だしの旨さを。

この黄金に輝くスープはなぜにこんなに美味しいのか?
この複雑に絡み合う味から生まれる旨みはなに?辛くもなく甘くもなく、ただ純粋なる旨み。

当たり前ですが、うどんはだしが全てと言っても過言でないぐらい重要です。

だしの旨さというものを大阪を離れてしばらく経って忘れていたのかもしれません。大阪に住んでいる頃はこの味を当たり前に感じていたんです。


思えば、大阪以外ではそれほど美味しいうどんというものに出会っていないと思います。積極的に探していないと言われればそれまでですが、学生の時に香川で食べた讃岐うどんも、麺の旨さこそあれ、だしの旨さは記憶にありません。その他どこで食べたものもだしを一滴も残すまいというほど美味しかっただしはありません。

正直、讃岐うどんの麺は特徴的ですが、あれが苦手という人もいますし、福岡のクタクタのうどんが好きというのも分かります。

でも、だしの旨味。事をうどんに限って言うならば、到達点というものは比較的はっきりしているのではないでしょうか。誰もが飲んで笑顔が溢れるだしは必ず、ある。


大阪に行くことがあれば、是非、美味しいうどん屋さんに入ってください。

たこ焼きもいいけれど、お好み焼きもいいけれど、大阪の料理文化の根底にあるのは、「だし」なんです。