昨年東京に引っ越して、しばらくしてからコンドル先生のお墓参りに行ってきました。

ずっと行かなくてはと思っていたのですが、池袋まで自転車で行く機会があったので、ついでに寄ってみました。


コンドル先生は、私が敬愛してやまない明治の建築家です。

その作品もさることながら、建築教育の質の高さ、日本文化への関心・西洋への紹介などは今日の日本の成立にも一役かっていることでしょう。

母国イギリスで日本庭園や服飾に関する本を出版していたことはあまり知られておりません。


明治10年に来日して以来、大正9年に亡くなるまで、母国に帰ったのはたった2回と言われています。

そんなコンドル先生は護国寺に眠っています。
DSC_7986



護国寺と言ってもかなり広いので、どこにあるのか見当もついていなかったのですが、写真で見たお墓を記憶に歩いていると、すぐ見つかりました。これもコンドル先生のお導きですね。

DSC_7994

奥の方に、ひっそりとですが、威厳と格式のあるお墓です。
「工学博士ジョサイア・コンドルの墓」と刻まれており、その下には「その妻コンドル・クメ」と刻まれております。

クメさんが亡くなられた2日後にコンドル先生もお亡くなりになりました。
DSC_7997

やっとお墓参りをすることが出来て一安心です。


日本の建築の状況を良くも悪くも目の当たりにする中で、いつも「コンドル先生は今の日本をどう思われているのだろうか」と考えてしまいます。
三菱一号館の復元を喜んでいるのだろうか?とか。

いつかお仕事で関わりが持てれば嬉しいなあ。
日本で建築に携わるすべての人はコンドル先生の何代目かの弟子だと言えます。なにか困ったことがあれば大師匠に相談に行きましょう。
東京大学にもいらっしゃいます。
DSCF0089