ノルウェーから帰ってきた日は半日ほどローマで時間があったので、テルミニ駅から1時間ほどローマ市内をうろつき、いくつか教会を見た後、現代建築でも見に行こうかと思いました。

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広角レンズを駆使してなんとかそこそこの写真が取れました。ファサードを上手く撮るのが難しい建築。残念ながら中には入れず。
ローマに来たら一度は見ないといけませんな。

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パンテオン。
スティーブン・ホールが昔近くに住んでいて、事務所に行く途中パンテオンに通い、クーポラから差し込む光を毎日毎日見ていたそうですが、それはとても羨ましいことですね。季節、時刻、天気によって刻々と表情を変えるパンテオンを見た体験は彼の作る建築にも活かされていることでしょう。

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現代建築はリチャード・マイヤーの教会にしました。ザハも見てみたかったですが、どっちかと言えば断然こちらなのです。お世辞にも周辺環境がいいとは言えない所に堂々と建っています。目を引く3つの円弧を描く壁体は、同じ半径を持つ球から切り出され、三位一体を表し、帆のようなデザインは新世紀に向かって進んでいく教会の推進力を表現しています。
目の前のベンチは若者のスケボー練習台と化しておりました。。
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この時は夕方近く+逆行なので上手く表現できていませんが、青い空の下には本当に白い建築は合いますね。日本でこれは無理ですよ。

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内部空間。小さな教会なので構成は明快ですが、まばゆいぐらいに光が溢れています。細かい光の取り入れも丁寧ですね。

非常に満足。ちなみにテルミニ駅からトラムで40分、そこからバスで15分ぐらいです。


そしてご飯の話ですが、27年生きてきて美味しいものベスト3には入るであろうものに出会ったしまったのです。
プロフェッサーと宿泊していたホテルから徒歩10分ぐらいの小さな港町。観光客など来ることもない運河沿いのレストランに入ったのは本当にたまたま。
空港まで自転車で荷物を取りに行った途中にみかけて、せっかくだから行ってみようぐらいの気持ち。
何軒か雰囲気とメニューを見ながらウロウロ。私もプロフェッサーも食べ物選びは真剣なので、あれこれ言いながら歩き回っていました。
そこで雰囲気良さそうで「地元のお客さん(非常に重要)」が大勢来ているリストランテを発見。値段も手頃。

パスタを頼もうとすると、ニョッキがオススメだという。そこまで勧めるならとニョッキをオーダー。
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出てきました。
Gnocchi di patate con vongole veraci, crema al tartufo e radicchio
この時は「美味しそう」ぐらいの感想。
一口食べる、「え?なにこれ」食べる前のイメージと味覚とのギャップに脳が付いて行かない。
噛む。ニョッキからこれでもかっていうぐらい旨みが溢れる。
そして周りのソース。後で調べたところトリュフソース。こんなに美味しいのかトリュフソースってのは。
アサリから出た濃厚な貝特有の少し潮を感じる風味。

あぁ、もう美味しすぎる。。。。

私は美味しすぎるものを食べるとどうしようもなくニヤニヤする癖があり、それを「本当に美味しいもの」のバロメーターにしているのですが今回も出ました。食べてる間ずっとニヤニヤ。気持ち悪い。

プロフェッサーは違うものを頼んでいたのですが、かなり私のニョッキを召し上がっておりました。
曰く、「なんだこれ、めちゃくちゃ美味しいじゃないか!」
プロフェッサーの頼まれたパスタも十分美味しくて満足度は高いのですが、ニョッキが秀逸すぎました。

気に入りすぎて、後日後輩たちを引き連れてもう一度食べに行きました。
やっぱり美味しいのね。

もう美味しいとわかっているものに対して期待値を上げまくってもやっぱり同じ美味しいと感じられる旨さの極み。

イタリア料理の凄みを舌で感じました。こんな人のいない田舎町がこんなにハイレベルとは。。。
通常、近寄ることの絶対にない場所ですが、空港からタクシーで25分なので食べに行く価値は十二分にあると思います。

食べ物の話になると建築以上に饒舌になりますね。

それでは。