上野動物園のパンダの赤ちゃんが亡くなってしまいました。

あの盛り上がり方にはどうかと思いますが、なんとなく悲しい気分になりますね。

ところでTBSの安住アナウンサーがパンダマニアであるこをご存知でしょうか?
彼のラジオ番組「日曜天国」でたまにパンダの話を熱〜く語ります。

彼はパンダの名前予想が得意で的中率は4割弱。
今回の赤ちゃんの名前もかなり自信のある2つまで絞ったと放送で話していました。

しかし、彼はそれを公表はしませんでした。
(どうしても知りたい人は往復ハガキを出したら教えてくれるそうですが)

それはパンダの生育の難しさを知っているからだ安住さんは言います。
パンダをきちんと育て上げることは本当に難しいことで、生後数週間を乗り切るまでは安心できない。せっかくの赤ちゃんも亡くなってしまうことがかなりの確率であり得るため、この時点で命名するとショックが大きいと。
それに倣って自分も予想の公表は避けたいという旨のことを言っていました。

残念ながら、現実は彼の不安が的中することになってしまいましたね。

とても残念です。安住さんも私以上に落ち込んでいることでしょうし、やはりパンダの生育は難しいことなのだと身に染みて感じられているのではないでしょうか。
また次回に期待しましょう。

今回の一連の報道では、私が確認した限りでは「赤ちゃんパンダが死にました」と報道されていたように思います。対して私は「亡くなりました」という言葉を使ってみました。

続けて安住さんの話になるのですが、このパンダに対する「死ぬ」と「亡くなる」についてかつて語っていたことを今回のニュースで思い出しました。

放送業界は日々変化する日本語に対応すべく、そしてより正しい日本語を使うべく、放送で用いるべく勉強会のようなものを時々開催しているそうです。

例えば「大舞台」。
「サッカー日本代表が遂にこのW杯という大舞台に立ちました!」
という実況があったとして、これを「おおぶたい」と読むか「だいぶたい」と読むか。どちらが正しい?

といったことを議論し、勉強する会なのだそうです。

そこでパンダは「死ぬ」と「亡くなる」のどちらが正しいのか?という議論がかつてあったそうです。
確かその放送回では「亡くなる」を用いましょうという風に言っていたはず。
その理由。「パンダはみんな名前を付けられているし愛されている。つまりパンダはカワイイから」

私はこの精神に基づいてこのブログにおいては「亡くなる」で統一していたのです。

が、今回の報道では「死にました」が多い。

なんで?

赤ちゃんパンダにまだ名前が付いていないからなのでしょうか?

もしくはまた改正があって、「やっぱ「死にました」でいきましょう」となったのか。

気になーる。教えて安住さん!