2013年5月の映画記録です。
リバイバル上映で是非見に行きたい映画があるのです。
1つは「アラビアのロレンス」
もう50年も前の映画ですが、古典中の古典の大傑作です。
「午前10時の映画祭」という名作映画ばかりを集めた特集上映が全国で始まってもう3年目なのですが、遂に本作もそこにラインナップしたという訳です。
6/15〜6/28の2週間、東京では六本木ヒルズで上映です。4時間ほどの大作ですが、クオリティはお墨付きなので暇を持て余す私のような者だけでなく、一生ものの体験として是非劇場へ。
そしてもう1つは大好きな作品である「サニー永遠の仲間たち」
内容は以前紹介している(45番目)のでそちらを見てください。
この中で、過去の自分が現在の自分にメッセージを送っているビデオを見るシーンがあるんだけど、涙腺ゆるゆる。んで、それを劇場で味わいたい。
でもこれ池袋の新文芸坐で7/4のワンチャンスっていう過酷な条件、しかも平日。遅いのでいいから見に行きたいなー。
過去の作品をDVDで見て「なんじゃこりゃ!」っていう名作に出会った時の劇場で見逃した自分に対する後悔は異常。
52.In the bed room (2002)
マリサ・トメイですよ。まあなんて素敵なお方でしょうと再三繰り返してきておりますが。
一回り以上も年下の青年と付き合っていたナタリーだが、彼女の元旦那は離婚後もしつこく付きまとってくる。ある日、ナタリーの家で彼と元旦那が鉢合わせし、彼は殺害されてしまう。残されたナタリーと彼の両親は深い悲しみに落ち、特に両親は生活に支障をきたすようになるが、殺害のその瞬間を目撃したものがおらず、殺人罪ではなく、銃の暴発という形で事件は終息する。恨みを連ねる両親は遂にある計画を実行する。
とまあこんなお話ですが、正直細かく覚えていません。
非常に地味な映画ですが、淡々と進行する中にどんよりした塊のようなものが沈んでいる感じです。
☆☆☆
53.ドラゴン・タトゥーの女(2011)
007のダニエル・クレイグ主演です。
記者をしている彼のもとにとある富豪の一族から、過去の事件に関する調査をして欲しいと依頼される。それは一族から疾走したある女性の行方に関するものであった。そんな彼のアシスタントとしてやってきたのはドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーの少女だった。。。
面白い。
過去の事件の謎解きをストーリーの中心に据えて、主役2人の葛藤や直面する問題を描きつつ、2人の距離感を上手ーく表現している。
このハッカー役のルーニー・マーラさん。
かっこ良すぎだけど怖い。是非とも敵に回したくないけど、彼女はオレを気に入るとも思えない。
普段はこんなに可愛いのに。
で、2人の距離感がなんとも切ないんだなー。最後のほうなんてね、おじさんマーラちゃんの味方になってるから「勇気出して言っちゃえ!」なんてお節介焼き役の女子高生みたいな気分よ。
☆☆☆☆
54.プロジェクトA(1983)
組織の中で海兵隊と警察隊が衝突するんだけど、海賊が出てきてるから「やっぱジャッキーお前頼むぞ」っていういつもの展開で、いつものごとくジャッキーが大暴れしてくれます。
もちろんサモ・ハン・キンポーも出ます。
大変安心して楽しめます。
これだよジャッキー映画はこうでなくっちゃと思わせてくれる一本なので皆様にオススメです。
☆☆☆
55.セデック・バレ(2013)
日本が台湾を統治していた時代に実際に起きた、原住民族による最大の反乱事件「霧社事件」をテーマにしたほぼ史実に基づく映画です。霧社事件について詳しくはこちら。
まずその事実に驚くし、知らなかった自分が恥ずかしい。
映画は本当に素晴らしいです。役者さんなんかもうそのままの人としか思えないぐらいのリアルな感じ。今でもいらっしゃるセデック族の方を実際にキャスティングしたそうで、役者としては素人だそうな。ビビアンスーも出でいて彼女もセデック族の血を引いているんだって。
日本の台湾統治時代に以下に彼らの文化を侮辱してきたか。
その中でも耐え忍び、我慢して生きてきて、自分たちの文化に誇りを持ち続けてきた人々。そんな彼らが遂に誇りをかけて日本軍に襲いかかる。日本側は40人の死者を出したそうな。
死生観が1つのキーになっていて、如何に誇り高く戦って死ぬかというのが彼らを奮い立たせるモチベーションになっています。それがいかにも力強いんだけどどう見ても絶望的なんよね。でも彼らの目は全然光を失ってなくて。。。
4時間半でしたがあっという間に終わってしまいました。
☆☆☆☆
56.フローズン・リバー
アメリカ北部の田舎町で生活する主婦は旦那のギャンブルのせいで貧困な生活を強いられている。ある時偶然であったモホーク族の女性から一緒に仕事をしないかと誘われる。その仕事とは不法移民の越境の手伝いだった。。。
暗い。超暗い。
どんよりしてて登場人物誰も幸せそうじゃなんだけど、描写が丁寧で俳優さんもすごく上手くて。
見応えはありました。
もう主人公の主婦が結構どうしようもないやつなんだけど、最後に、本当最後に人のため(自分で撒いた種だが)に動く。危険を冒して救いに行く。
どうか彼女の気持ちは報われて欲しいなあと思うわけです。
☆☆☆
57.イリュージョニスト(2010)
マジックをしながら各地を転々とする中年の男がとある旅先の酒場で少女と出会う。
少女は彼を本当の魔法使いと信じ、こっそりと後をつけ旅に一緒に出てしまう。田舎からパリに出てきた少女は奔放に振舞いそれを彼がマジックをやりながらなんとか支えていくがやがて彼は少女の元を去る決意をする。。。
まず画が本当に優しい。見ているだけで暖かい雰囲気が伝わってくるようですごく素敵です。
そしてこの映画はほとんどセリフがありません。
本当に最低限の言葉だけで、あとは表情とかジェスチャーで感情やコミニュケーションを伝えようとしています。
内容は心温まる部分と現実的な問題に向きあう悲しい場面とでかなり気持ちは揺さぶられますが、とてもよく出来ていると思います。
ただこの少女の奔放っぷりがちょっと鼻につくというか。
お前、大概にせえよと。おじさんも教育的指導の一つでもいれんかと思います。
ただラストは本当にせつないです。
☆☆☆
58.ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)
ゾンビ映画の金字塔「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディ作。
このブログでも「ドーン・オブ・ザ・デッド」はアメリカ的だみたいなことをちょろっと書きましたが、本作の舞台はイギリス。
アメリカではショッピングモールに立てこもりましたが、じゃあイギリス人はどこに立てこもるかっていうと、
それはパブ。
「そうだあのパブに立てこもろう!」みたいな感じでゾンビを避けつつパブに向かいます。
で、楽しそうに酒を飲んだりするっていう。
上の画像はパブに向かう直前にゾンビに気づかれないようにみんなでゾンビの真似をしているところ。
とっても愉快な作品です。
☆☆☆
59.ホットファズ 俺達スーパーポリスメン(2007)
上のショーン・オブ・ザ・デッド、そして宇宙人ポールと同じ製作者&主演の警察コメディです。
まあ、期待通り超面白いのよ。
超優秀過ぎてみんなに疎まれてロンドンから田舎へ左遷された刑事と、田舎の警察所長のボンクラ息子で映画マニアの刑事が、田舎村で起こる連続殺人事件を解決していくというもの。
事件の方は結構どうでもよくて、大事なのはこの2人の主役の関係ね。
このボンクラ息子は映画のワンシーンとかにすごく憧れがあって、それが事件を解決していく中でどんどん叶っていくの。まあ、そのうれしそうな顔。
よかったなーお前って。
☆☆☆☆
60.アルゴ(2012)
今年のアカデミー作品賞ですね。
うん、おもしろかった。これが事実ってのがまず一番の驚きね。
☆☆☆☆
61.裏切りのサーカス(2011)
諜報機関の幹部の中にいる裏切り者を引退した幹部の1人が捜索する物語。主役はダークナイトのゴードン刑事でお馴染みのゲイリー・オールドマン。
すごく地味な映画で派手なアクションもないんだけど、ものすごく面白い感じだった。
正確に言うと全部見たんだけどちょっと意識が飛んでて細かいところを覚えていません。
もう一度見たら確実に☆が増えるんだけど、このブログの適当さに免じて許しておくれ。
オススメ!
☆☆☆
62.アウトレイジビヨンド(2012)
北野武監督のヤクザモノ第2弾。前作の椎名桔平の死にっぷりはとてもよござんしたね。
今回は前作の続きということで、山王会と花菱会の抗争を悪い刑事が操ろうとしているところに大友組組長(北野武)が出所してきてという感じです。
今回誰が良かったかって、そりゃ加瀬亮と中野英雄さんですね。
加瀬亮のキャンキャン吠えっぷりは弱い犬ほどよく吠えるを見事に体現していてすごくいい。
死に方もいい。ちょっと叙情的な風にも取れる。俳句でも読もうかなって。
中野英雄さんはもう前回の指詰めシーンが最高だったんだけど今回も指詰めシーンが最高でした。
前の時はカッターでやろうとして「痛って!」って叫ぶという名シーンが有りましたが今回のはビックリでしたね。わーおっていうかみんなそりゃ納得するわ。
☆☆☆
63.猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011)
猿だよ猿。これからは猿の時代。
いや、マジで。
だってカッコイイから。リーダーシップも発揮しまくり。
シーザー(チンパンジー)が。
ゴリラ先輩の決死のダイブ。
マジ涙。
対する人間。
超クズ。
もういい。
これからは猿だよ猿。
☆☆☆☆
64.ハンコック(2008)
嫌われ者で自己中のスーパーヒーローがとあることがきっかけでみんなに好かれるようになるっていう雑なストーリーの紹介。
まあ出張先のホテルでたまたまやってたのをみたぐらいなのであまり興味はありません。
このハンコックをいいやつにプロデュースしようと広告代理店の男があれこれ計画をするんだけど、この男の妻がなんとシャーリーズ・セロン。
そう。ヤング≒アダルトのメイビス役でお馴染みのシャーリーズ・セロン。
もうこの奥さんがメイビスにしか見えなくてね。なんだか不憫よーって。
☆☆
65.007 私が愛したスパイ 第9作(1977)
007シリーズです。
今作は舞台がなんとエジプトとイタリアというわけで私としては必ず抑えておかねばならない一本です。
「シュクラン」とかちょろっと出てきて「おー」ってなりました。
ちなみにみんな大好きイブントゥールーンモスクもちらっと登場するので是非ご覧下さい。
007シリーズ制覇まであと15作。
☆☆☆
66.ふがいない僕は空を見た(2012)
主婦との不倫の関係にはまり、それが後に大問題に発展してしまう高校生。
彼の不倫相手は姑に子供が出来ないことで人格まで否定されている。
彼の同級生は貧困に苦しみつつもバイトを重ねて必死に生きようとしている。
彼の母親は自宅で産婦人科を営み日々命を向き合っている。
この4人のお話。
生きていくことは本当にままならないのだけれど、
それでも前を向いて生きていかなくちゃならない。
性と生。
もうね人間として生まれた以上これは切っても切れない訳。
これと向き合っていかなくちゃしょうがない。
いいとは噂に聞いてたけど、こんなに深い感動と重い問いかけを与えてくれる映画とは思っていなかった。
ものすごいオススメです。田畑智子が超かわいいし。
いや、本当に思った。そりゃあ芸能人にいくらでも可愛いと思える人はいるんだけど、
演技の中でこんなに可愛く思える人もなかなかいないなと。
そして気合の入りまくったベッドシーンね。
乳首を出すか出さないかでウダウダいってる演技の出来ない女優はさっさと消えろってなもんです。
ただ、結構激しい18禁なので家族団欒に放り込むと部屋が凍り付くので要注意。
☆☆☆☆☆
67.ヤング≒アダルト(2012)
改めてクドクド書きませんが、本当にいいよこれ。
前回から☆1つ増やしました。
あーメイビス、よしよしって感じ。
誰でも誰かに今の自分を肯定して欲しいよねー。
メイビスは可哀想なんだけど、こういう所は誰にでもあるしねー。
☆☆☆☆☆
リバイバル上映で是非見に行きたい映画があるのです。
1つは「アラビアのロレンス」
もう50年も前の映画ですが、古典中の古典の大傑作です。
「午前10時の映画祭」という名作映画ばかりを集めた特集上映が全国で始まってもう3年目なのですが、遂に本作もそこにラインナップしたという訳です。
6/15〜6/28の2週間、東京では六本木ヒルズで上映です。4時間ほどの大作ですが、クオリティはお墨付きなので暇を持て余す私のような者だけでなく、一生ものの体験として是非劇場へ。
そしてもう1つは大好きな作品である「サニー永遠の仲間たち」
内容は以前紹介している(45番目)のでそちらを見てください。
この中で、過去の自分が現在の自分にメッセージを送っているビデオを見るシーンがあるんだけど、涙腺ゆるゆる。んで、それを劇場で味わいたい。
でもこれ池袋の新文芸坐で7/4のワンチャンスっていう過酷な条件、しかも平日。遅いのでいいから見に行きたいなー。
過去の作品をDVDで見て「なんじゃこりゃ!」っていう名作に出会った時の劇場で見逃した自分に対する後悔は異常。
52.In the bed room (2002)
マリサ・トメイですよ。まあなんて素敵なお方でしょうと再三繰り返してきておりますが。
一回り以上も年下の青年と付き合っていたナタリーだが、彼女の元旦那は離婚後もしつこく付きまとってくる。ある日、ナタリーの家で彼と元旦那が鉢合わせし、彼は殺害されてしまう。残されたナタリーと彼の両親は深い悲しみに落ち、特に両親は生活に支障をきたすようになるが、殺害のその瞬間を目撃したものがおらず、殺人罪ではなく、銃の暴発という形で事件は終息する。恨みを連ねる両親は遂にある計画を実行する。
とまあこんなお話ですが、正直細かく覚えていません。
非常に地味な映画ですが、淡々と進行する中にどんよりした塊のようなものが沈んでいる感じです。
☆☆☆
53.ドラゴン・タトゥーの女(2011)
007のダニエル・クレイグ主演です。
記者をしている彼のもとにとある富豪の一族から、過去の事件に関する調査をして欲しいと依頼される。それは一族から疾走したある女性の行方に関するものであった。そんな彼のアシスタントとしてやってきたのはドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーの少女だった。。。
面白い。
過去の事件の謎解きをストーリーの中心に据えて、主役2人の葛藤や直面する問題を描きつつ、2人の距離感を上手ーく表現している。
このハッカー役のルーニー・マーラさん。
かっこ良すぎだけど怖い。是非とも敵に回したくないけど、彼女はオレを気に入るとも思えない。
普段はこんなに可愛いのに。
で、2人の距離感がなんとも切ないんだなー。最後のほうなんてね、おじさんマーラちゃんの味方になってるから「勇気出して言っちゃえ!」なんてお節介焼き役の女子高生みたいな気分よ。
☆☆☆☆
54.プロジェクトA(1983)
組織の中で海兵隊と警察隊が衝突するんだけど、海賊が出てきてるから「やっぱジャッキーお前頼むぞ」っていういつもの展開で、いつものごとくジャッキーが大暴れしてくれます。
もちろんサモ・ハン・キンポーも出ます。
大変安心して楽しめます。
これだよジャッキー映画はこうでなくっちゃと思わせてくれる一本なので皆様にオススメです。
☆☆☆
55.セデック・バレ(2013)
日本が台湾を統治していた時代に実際に起きた、原住民族による最大の反乱事件「霧社事件」をテーマにしたほぼ史実に基づく映画です。霧社事件について詳しくはこちら。
まずその事実に驚くし、知らなかった自分が恥ずかしい。
映画は本当に素晴らしいです。役者さんなんかもうそのままの人としか思えないぐらいのリアルな感じ。今でもいらっしゃるセデック族の方を実際にキャスティングしたそうで、役者としては素人だそうな。ビビアンスーも出でいて彼女もセデック族の血を引いているんだって。
日本の台湾統治時代に以下に彼らの文化を侮辱してきたか。
その中でも耐え忍び、我慢して生きてきて、自分たちの文化に誇りを持ち続けてきた人々。そんな彼らが遂に誇りをかけて日本軍に襲いかかる。日本側は40人の死者を出したそうな。
死生観が1つのキーになっていて、如何に誇り高く戦って死ぬかというのが彼らを奮い立たせるモチベーションになっています。それがいかにも力強いんだけどどう見ても絶望的なんよね。でも彼らの目は全然光を失ってなくて。。。
4時間半でしたがあっという間に終わってしまいました。
☆☆☆☆
56.フローズン・リバー
アメリカ北部の田舎町で生活する主婦は旦那のギャンブルのせいで貧困な生活を強いられている。ある時偶然であったモホーク族の女性から一緒に仕事をしないかと誘われる。その仕事とは不法移民の越境の手伝いだった。。。
暗い。超暗い。
どんよりしてて登場人物誰も幸せそうじゃなんだけど、描写が丁寧で俳優さんもすごく上手くて。
見応えはありました。
もう主人公の主婦が結構どうしようもないやつなんだけど、最後に、本当最後に人のため(自分で撒いた種だが)に動く。危険を冒して救いに行く。
どうか彼女の気持ちは報われて欲しいなあと思うわけです。
☆☆☆
57.イリュージョニスト(2010)
マジックをしながら各地を転々とする中年の男がとある旅先の酒場で少女と出会う。
少女は彼を本当の魔法使いと信じ、こっそりと後をつけ旅に一緒に出てしまう。田舎からパリに出てきた少女は奔放に振舞いそれを彼がマジックをやりながらなんとか支えていくがやがて彼は少女の元を去る決意をする。。。
まず画が本当に優しい。見ているだけで暖かい雰囲気が伝わってくるようですごく素敵です。
そしてこの映画はほとんどセリフがありません。
本当に最低限の言葉だけで、あとは表情とかジェスチャーで感情やコミニュケーションを伝えようとしています。
内容は心温まる部分と現実的な問題に向きあう悲しい場面とでかなり気持ちは揺さぶられますが、とてもよく出来ていると思います。
ただこの少女の奔放っぷりがちょっと鼻につくというか。
お前、大概にせえよと。おじさんも教育的指導の一つでもいれんかと思います。
ただラストは本当にせつないです。
☆☆☆
58.ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)
ゾンビ映画の金字塔「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディ作。
このブログでも「ドーン・オブ・ザ・デッド」はアメリカ的だみたいなことをちょろっと書きましたが、本作の舞台はイギリス。
アメリカではショッピングモールに立てこもりましたが、じゃあイギリス人はどこに立てこもるかっていうと、
それはパブ。
「そうだあのパブに立てこもろう!」みたいな感じでゾンビを避けつつパブに向かいます。
で、楽しそうに酒を飲んだりするっていう。
上の画像はパブに向かう直前にゾンビに気づかれないようにみんなでゾンビの真似をしているところ。
とっても愉快な作品です。
☆☆☆
59.ホットファズ 俺達スーパーポリスメン(2007)
上のショーン・オブ・ザ・デッド、そして宇宙人ポールと同じ製作者&主演の警察コメディです。
まあ、期待通り超面白いのよ。
超優秀過ぎてみんなに疎まれてロンドンから田舎へ左遷された刑事と、田舎の警察所長のボンクラ息子で映画マニアの刑事が、田舎村で起こる連続殺人事件を解決していくというもの。
事件の方は結構どうでもよくて、大事なのはこの2人の主役の関係ね。
このボンクラ息子は映画のワンシーンとかにすごく憧れがあって、それが事件を解決していく中でどんどん叶っていくの。まあ、そのうれしそうな顔。
よかったなーお前って。
☆☆☆☆
60.アルゴ(2012)
今年のアカデミー作品賞ですね。
うん、おもしろかった。これが事実ってのがまず一番の驚きね。
☆☆☆☆
61.裏切りのサーカス(2011)
諜報機関の幹部の中にいる裏切り者を引退した幹部の1人が捜索する物語。主役はダークナイトのゴードン刑事でお馴染みのゲイリー・オールドマン。
すごく地味な映画で派手なアクションもないんだけど、ものすごく面白い感じだった。
正確に言うと全部見たんだけどちょっと意識が飛んでて細かいところを覚えていません。
もう一度見たら確実に☆が増えるんだけど、このブログの適当さに免じて許しておくれ。
オススメ!
☆☆☆
62.アウトレイジビヨンド(2012)
北野武監督のヤクザモノ第2弾。前作の椎名桔平の死にっぷりはとてもよござんしたね。
今回は前作の続きということで、山王会と花菱会の抗争を悪い刑事が操ろうとしているところに大友組組長(北野武)が出所してきてという感じです。
今回誰が良かったかって、そりゃ加瀬亮と中野英雄さんですね。
加瀬亮のキャンキャン吠えっぷりは弱い犬ほどよく吠えるを見事に体現していてすごくいい。
死に方もいい。ちょっと叙情的な風にも取れる。俳句でも読もうかなって。
中野英雄さんはもう前回の指詰めシーンが最高だったんだけど今回も指詰めシーンが最高でした。
前の時はカッターでやろうとして「痛って!」って叫ぶという名シーンが有りましたが今回のはビックリでしたね。わーおっていうかみんなそりゃ納得するわ。
☆☆☆
63.猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011)
猿だよ猿。これからは猿の時代。
いや、マジで。
だってカッコイイから。リーダーシップも発揮しまくり。
シーザー(チンパンジー)が。
ゴリラ先輩の決死のダイブ。
マジ涙。
対する人間。
超クズ。
もういい。
これからは猿だよ猿。
☆☆☆☆
64.ハンコック(2008)
嫌われ者で自己中のスーパーヒーローがとあることがきっかけでみんなに好かれるようになるっていう雑なストーリーの紹介。
まあ出張先のホテルでたまたまやってたのをみたぐらいなのであまり興味はありません。
このハンコックをいいやつにプロデュースしようと広告代理店の男があれこれ計画をするんだけど、この男の妻がなんとシャーリーズ・セロン。
そう。ヤング≒アダルトのメイビス役でお馴染みのシャーリーズ・セロン。
もうこの奥さんがメイビスにしか見えなくてね。なんだか不憫よーって。
☆☆
65.007 私が愛したスパイ 第9作(1977)
007シリーズです。
今作は舞台がなんとエジプトとイタリアというわけで私としては必ず抑えておかねばならない一本です。
「シュクラン」とかちょろっと出てきて「おー」ってなりました。
ちなみにみんな大好きイブントゥールーンモスクもちらっと登場するので是非ご覧下さい。
007シリーズ制覇まであと15作。
☆☆☆
66.ふがいない僕は空を見た(2012)
主婦との不倫の関係にはまり、それが後に大問題に発展してしまう高校生。
彼の不倫相手は姑に子供が出来ないことで人格まで否定されている。
彼の同級生は貧困に苦しみつつもバイトを重ねて必死に生きようとしている。
彼の母親は自宅で産婦人科を営み日々命を向き合っている。
この4人のお話。
生きていくことは本当にままならないのだけれど、
それでも前を向いて生きていかなくちゃならない。
性と生。
もうね人間として生まれた以上これは切っても切れない訳。
これと向き合っていかなくちゃしょうがない。
いいとは噂に聞いてたけど、こんなに深い感動と重い問いかけを与えてくれる映画とは思っていなかった。
ものすごいオススメです。田畑智子が超かわいいし。
いや、本当に思った。そりゃあ芸能人にいくらでも可愛いと思える人はいるんだけど、
演技の中でこんなに可愛く思える人もなかなかいないなと。
そして気合の入りまくったベッドシーンね。
乳首を出すか出さないかでウダウダいってる演技の出来ない女優はさっさと消えろってなもんです。
ただ、結構激しい18禁なので家族団欒に放り込むと部屋が凍り付くので要注意。
☆☆☆☆☆
67.ヤング≒アダルト(2012)
改めてクドクド書きませんが、本当にいいよこれ。
前回から☆1つ増やしました。
あーメイビス、よしよしって感じ。
誰でも誰かに今の自分を肯定して欲しいよねー。
メイビスは可哀想なんだけど、こういう所は誰にでもあるしねー。
☆☆☆☆☆