Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

(主に)好きなものの話

ワールドビジネスサテライトはなぜ我々を魅了するのか

こんばんは。

テレビ東京系列で平日の23時から放送しているワールドビジネスサテライト(以下、WBS)。

昔は久米さん時代のニュースステーションとかニュースジャパンからのすぽるとなんかうぃ見ていましたが、気付けば見てるのはWBS。と言っても毎日ではないですが。

ものすごく堅い雰囲気の番組なんだけど、見始めるとなぜか興味を引き立てられる。

なんで面白く感じるんだろうかとか考えてみれば、それは「物事の見方」だと思います。

WBSは経済ニュースの番組ということで他のニュース番組とは一線を画しています。

経済ニュースの番組といっても経済のニュースや話題だけを報道するというのではなく、世の中で起こった動きや現象、発見などを「経済への影響という観点から見る」というスタイルです。

例えば、スマートフォンを対象にして今こういうアプリが流行っていて、こういうサービスが受けられる、というニュースがあったとする。

これを紹介するところまでは普通の報道番組と同じです。つまりは世の中の動きを消費者目線で紹介する。

しかしWBSでは、「じゃあこういうサービスを展開していくとどういうビジネスが成り立つか、そのビジネスのメリット・デメリットはなにか、既存サービスはどういう変革を求められるか」など踏み込んでいく。
そここそが面白い。

なので必然的に経済やビジネスへの影響が多いニュースが優先的に報道されるため、その純度は余計に高まって行く。

「経済への影響という観点から見る」というスタイルといのはなにかを考えるときにある観点から考えるという事の重要さと面白さを教えてくれますね。他のニュース番組ではその立ち位置がブレブレで、結局は視聴者を馬鹿にしたり、媚びたりするような構成が多く見られます。

そして堅くなりがちな番組の雰囲気を柔らかくしてくれるのが小谷真生子のボソッという一言や、森本アナとかトレたまに出てくる若いアナウンサーのお茶目な一面。
これが随所に見られることで番組としてとてもよいバランス担っていると思います。

このままのスタイルを是非貫いて欲しいものです。

噂によると小谷真生子アナが大江麻理子アナに変わるとかなんとか。
「緊張の中のほつれ」という魅力から考えると、若干ほつれ気味になるので番組のバランスとしてどうかな?ってとこはあるんですが、今後ますます目が離せませんね。

それでは、ごめんください。

細かいことを書いていく

小ネタをポツポツ書くぞ。

◆大阪弁は口語表現として好きだが文語はダメだ。
ブログとかTwitterを大阪弁丸出しで書いているのを読むとゾワッとする。

◆只今AKB48のドキュメンタリー映画をNHKで見ているんですが、個別のインタビューがなぜか自由学園明日館。確か、篠田麻里子の「上からマリコ」のPVも自由学園明日館だった。なんだこいつら。
私はここで結婚式を挙げたいと密かに思っているのに。これ以上の愚弄は許さんぞ。フランク・ロイド・ライトの名の下に成敗じゃ。

◆ついでに書くと、前田敦子の歌が下手すぎて哀れ。すごく哀れ。
AKBを見れば見るほど賢い大人のおもちゃって感じがするね。気丈に頑張る子もいるんだろうけど。
でもスタッフにタメ口をきくのは感心しない。何様のおつもりどすか?

◆自分がかつて好きになった芸能人は、奥菜恵、伊東美咲、加藤ローサなんだけど、ものすごく女性を見る目がなかったなと思っています。鍛えます。

◆iidaから春に新しいスマートフォンが出るらしい。
遂にか。私もそろそろパケ放題とやらにお金を払う気持ちになってきたぞ。

◆美容室のお兄さんが強烈なジョジョファンであることが判明。ジョジョ展で数万するオリジナル原画を買ったらしい。
2部が一番好きって言ってた、スタンドが登場する前の波紋でのバトルがメインなのがよいと。さらに持たざるものの若かりしジョセフ・ジョースターが知恵を使って敵を倒すところもよいと。
私は5部の好きだし、6部も7部もいい。すごくいい。

「何かカワイイ スゴクだ・・・何か違うな 仕草がすごくいい」
あ、大統領の言葉ね。将来の嫁に唐突に言ってみよう。

◆あとね、ジョジョのスタンドのバトルの魅力の1つは強さのインフレを起こさないこと。
基本的にはスタンド能力に強弱の概念はないので、自分のスタンドと敵のスタンドの長所と短所を理解し、頭を使った奴が勝つ。頭の良い同士が戦うと名バトルになる。
ハンターハンターの念はスタンドをもとにしてるんだろうな。

ではさらば。

甘えてていいのか

谷中霊園にはたくさんの猫がおりまして、

私のような猫カメラ好きには大変ありがたく、フラフラとお出かけしたりしております。

みんな人に慣れているので近づいてもあまり逃げないので撫でたりと撮ったりとモフモフ楽しんでおります。

彼らは普段どうやってご飯にありついているのかをなんとなく考えてもお墓に御参りに来た人がエサをやってるのかなあぐらいに思っていました。

私自身はドライな関係を心がけているのでエサをやったりはしないのですが。

ところが、目撃したのです。エサをやる集団を。

数名の人々が袋になにやらエサを入れて霊園中を歩きまわっては缶詰やキャットフードなんぞを猫に与え歩いているのです。

おそらく霊園の管理者の許可は得ていないでしょう。

それを見て私はあまり良くない印象を抱きました。あそこまで露骨に猫にエサを与えるのはちょっと問題あるんじゃないかと。

ところが、その一方で気付いてしまったのです。

彼らがあのようにエサを与えることで猫は人間に対する警戒心を解き、私にステキな写真を撮らせてくれているのだと。

私はあのエサやり集団の行為に甘えて、乗っかって楽しんでいたのだと気付かされたのです。

自分が偽善者のように思えてなりません。

もし猫の愛らしさとあのエサやり集団が無関係であればよいのですが。。。

イタリアの猫は国がきちんと管理をしているので、遠慮なくその愛らしさを享受してもよいのです。
「何びと足りとも猫を生まれ育った場所から動かすことは出来ない」とローマの条例は定めているように猫の権利を認めているのです。もちろん避妊手術や健康管理など猫と人間がともにハッピーになれる環境を作っています。

日本もそうなればいいのに。
うーむ。


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パンダの話

上野動物園のパンダの赤ちゃんが亡くなってしまいました。

あの盛り上がり方にはどうかと思いますが、なんとなく悲しい気分になりますね。

ところでTBSの安住アナウンサーがパンダマニアであるこをご存知でしょうか?
彼のラジオ番組「日曜天国」でたまにパンダの話を熱〜く語ります。

彼はパンダの名前予想が得意で的中率は4割弱。
今回の赤ちゃんの名前もかなり自信のある2つまで絞ったと放送で話していました。

しかし、彼はそれを公表はしませんでした。
(どうしても知りたい人は往復ハガキを出したら教えてくれるそうですが)

それはパンダの生育の難しさを知っているからだ安住さんは言います。
パンダをきちんと育て上げることは本当に難しいことで、生後数週間を乗り切るまでは安心できない。せっかくの赤ちゃんも亡くなってしまうことがかなりの確率であり得るため、この時点で命名するとショックが大きいと。
それに倣って自分も予想の公表は避けたいという旨のことを言っていました。

残念ながら、現実は彼の不安が的中することになってしまいましたね。

とても残念です。安住さんも私以上に落ち込んでいることでしょうし、やはりパンダの生育は難しいことなのだと身に染みて感じられているのではないでしょうか。
また次回に期待しましょう。

今回の一連の報道では、私が確認した限りでは「赤ちゃんパンダが死にました」と報道されていたように思います。対して私は「亡くなりました」という言葉を使ってみました。

続けて安住さんの話になるのですが、このパンダに対する「死ぬ」と「亡くなる」についてかつて語っていたことを今回のニュースで思い出しました。

放送業界は日々変化する日本語に対応すべく、そしてより正しい日本語を使うべく、放送で用いるべく勉強会のようなものを時々開催しているそうです。

例えば「大舞台」。
「サッカー日本代表が遂にこのW杯という大舞台に立ちました!」
という実況があったとして、これを「おおぶたい」と読むか「だいぶたい」と読むか。どちらが正しい?

といったことを議論し、勉強する会なのだそうです。

そこでパンダは「死ぬ」と「亡くなる」のどちらが正しいのか?という議論がかつてあったそうです。
確かその放送回では「亡くなる」を用いましょうという風に言っていたはず。
その理由。「パンダはみんな名前を付けられているし愛されている。つまりパンダはカワイイから」

私はこの精神に基づいてこのブログにおいては「亡くなる」で統一していたのです。

が、今回の報道では「死にました」が多い。

なんで?

赤ちゃんパンダにまだ名前が付いていないからなのでしょうか?

もしくはまた改正があって、「やっぱ「死にました」でいきましょう」となったのか。

気になーる。教えて安住さん!

レンタルも開始!

しつこいほどに再三お伝えしているオレたちのサバイバル系スーパースター、ベア・グリルスですが、「MAN VS WILD(邦題:サバイバルゲーム)」のDVDの発売に先立って、レンタルが始まりました!

最高

7/4のアメリカ独立記念日に合わせたが知りませんが、シーズン1の4本が開始です。

その日は会社が遅かったので日付が変わった時刻に近所のTSUTAYAへ。

「もうこの時間だと借りられて残ってないかも。。。」と不安を抱えながら。

でも、新作コーナーにない!ない!ない!

これが荒川区クオリティか。。。

ダメ元で端末で検索!いや、あるじゃないか。

ドキュメンタリーコーナーにひっそりと置かれておりました。
ジャケットを表に見せることもなく普通に「新作」のラベルを付けられていました。
1巻あたり3本ずつの計12本。
この12本に若干感心するもヤル気があるのかないのかはっきりせんなあ。

私のことを待っていたかのように誰にも借りられず、今まさに入荷したかのような状態。

レジへ。そして家へ。

「I'm Bear Grylls・・・」から始まる一連のサバイバルを堪能しました。

(あまりの惜しさに)延滞して返却。

棚の様子を見に行くと、私が借りたDVD以外は誰にも借りられてないのね。
もっと推せTSUTAYA!表の新作コーナーに持って行ってやろうか。

やはりマイナーすぎるのかなあ。面白いのに。

私もたまたまディスカバリー・チャンネルの無料放送を見て見事にはまったタイプですし、インターネットで見てても結構偶然知ってはまった人が多いのね。


お近くのレンタルDVDのお店でどうぞ。

ジェラートは美味しい。いっぱい食べたい。

イタリアに行って以来、すっかりジェラートファンになってしまい、イタリアでの美味しいジェラート屋さんの見分け方も板についてきた感のある私ですが、国内でもちょこちょことジェラートを頂いております。

それなりに美味しいお店もあるにはあるのですが、いかんせん高いのが難点です。

エスプレッソにしてもそうですが、海外のものを日本で販売しようとする時にやたらと高く売るという傾向が日本では顕著ですね。

普通イタリアではエスプレッソなんて安ければ0.8ユーロ、高くても1.5ユーロぐらい。
日本だと300円はするじゃないですか。あんなに量少なくてグイって飲むものにポンポン300円も出せるか!
(1ユーロ=170円の時は現地でもかなり厳しいお値段でしたが・・・)

ジェラートも全く同じであっちでは1.5〜3ユーロで買えるものが日本だと500円とかする。

高級感を売り出すより、ますは大衆化させるほうが長期的にはいいと思うんだけど難しいんかね。


そんなこんなで、たまたま表参道で通りかかったジェラート屋さんに立ち寄ることがありました。

ありがちですが店員さんの挨拶はイタリア語。メニューもなんとなくイタリア語。

コーンの小さいのは、cone piccoroとかgrandeとか。perfavore~とかgrazzie!とか飛び交ってる痛々しい感じね。

まあ突っ込みどころとしては、そんなイタリア語メニューの中に、普通に「チョコレート」とか「ストロベリー」とか英語があることですね。カップもcoppaだろ!とか。「うん、こういうのもありがち」と納得。

そこに特別メニューとして、「frutti di bosco」があったのです。これは直訳すると「森の果実」といって、いちご、ブルーベリー、ラズベリーなどの果実を入れたものでイタリアでは定番ですが、日本で見つけたのは初めて。

お〜これはこれは感心と思って、「フルッティディボスコ!」と注文をしてみました。

すると店員の女の子が「ふぇ?」みたいな鳩が豆鉄砲をアレされた時みたいな顔。

「いや、あの表に書いてあるフルッティディボスコですよ?」

「あ、森の贈り物ですね!森の贈り物ペルファボーレ〜!」


後で確認して分かったのですが、表の看板に書いてあるfrutti di boscoの下に「森の贈り物」って書いてました。

いや、おっきくフルッティディボスコと書いた以上は、分かってくれよ。
あと、「森の贈り物」ってなんですの?森の果実のどこに不満が?

イタリアのジェラート屋を真似るなら徹底的に真似ればいいのに、本当に表面だけ真似るのはカッコ悪いからやめたほうがいいよ?と言いたくなります。

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お味の方はなかなか美味しゅうございました。これは上が「森の贈り物」で下が「チョコレート」。酸味のあるものと甘いものを上手く組み合わせるとイタリアのジェラート屋のお姉ちゃんがにっこり笑ってくれるぞ。

今回のタイトルは色々考えた挙句、ジェラートに対する素直な気持ちにしてみました。

僕はサバイバー、君もサバイバーその2

その1からの続きです。
ご覧になっていない方は先にお読みすることをオススメします。

本書は全23章からなっています。
代表的な章を挙げれば、
・サバイバルの心理学:サバイバル環境におけるメンタルの基礎知識。
・医療:応急処置の方法、薬草、健康維持に必要なものなどの紹介
・シェルター(寝床、基地)の作り方、場所の選び方
・飲料水、食料の確保
・火の付け方、基本原則
・武器、道具、装備の確保
・砂漠でのサバイバル
・熱帯でのサバイバル
・寒冷地でのサバイバル
・海上でのサバイバル
・現地住民との接触方法
       ・
       ・
       ・
などなど。もちろん食べられる植物や危険な動物の一覧表も載っています。
これさえマスターすればどこでも生きていけそうな気がしますよね。

もう手に取って読みたくてしょうがないでしょう?よく分かります。
そんなあなたに個人的に興味深かったところをご紹介致します。

第15章「寒冷地でのサバイバル」より「食料の確保方法」

「アザラシの肉は最高の食物である。(中略)アザラシに近づくにはエスキモーのように行動する。アザラシの風下側にいて、寝ている時に注意深く近づいていく。そして彼らが動いたら停まり、氷の上に伏せて頭を上げ下げし、自分の体を少しのたうつようにしてアザラシの動きを真似る。身体の横をアザラシに向け、腕を体につけて、できるだけ自分がアザラシに見えるようにして接近する」

まさに我々のイメージするアザラシの動きを生き残るためには本気でやらなければいけないのです。
顔は常に真剣だ!
以下は「最高の食物」の参考画像
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可愛いなんて言ってる場合ではないぞ。なんてったって最高の食物!
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二枚目が分かりやすいね。我々も奴らのあんな感じを真似て近づくことが出来ればサバイバル出来ます。決して、釣られて「よっ!」と手を上げてはならない。

無事仕留めることができ、肉を食べて、血を飲んで、毛皮も取れば君も一流のサバイバー。(←ベアさん的発想)

但し!ここに大きく「注意」と書いてあります
「アザラシの肝臓には人体に危険なほど濃縮されたビタミンAが蓄積されているため、肝臓は食べるな!」

ふぅ〜危なかった。知らなかったら危うく、
「アザラシの、レバ刺し頂き♪ 血液がぶ飲み♪ 毛皮で着ぐるみ♪」
とか言って北極圏ラップを披露しながら、得意満面に頬張って死ぬところであった。

正しい知識は1つでも多く知っておくべきである。 うんうん。


続きまして、第22章「現地住民と接触する」より「サバイバーの作法」

「現地住民との商取引をする場合は塩、タバコ、銀貨、それに類したものをよく考えて使う、紙幣は世界中でよく知られているが払いすぎてはいけない。払い過ぎは相手を困惑させ、時には自分に死さえもたらしかねない」

「払いすぎてはいけない」というのがリアルな感じですね。
当然、物価も貨幣に対する認識も違うわけでそこは十分すぎるほど慎重になってよいところかもしれません。

さらに、
「地域の言語と短い表現だけでも習得しておくと良い、誰かの言葉を真似て話そうとする行為は、彼らの文化に敬意を払っていることを示す最上の方法の一つである」とあります。これもなるほどと膝を打つ。

また、人々の身体に触れる際は十分に注意が必要であるとか、出されたものはきちんと平らげることは大事、そしてなによりきちんと約束を守り、なにかしてもらったらお礼をすることが重要であると説きます。

つまりは十分に注意を払いつつも、彼らの文化、風習、宗教、そして彼ら自身にリスペクトの気持ちを表現するべきということでしょうか。

この他にもすぐ実践で使ってみたくなる知識が山ほど紹介されています。
イカダも作ってみたくなるし、雪洞も作ってみたい。野外で方位も確認してみたい。

皆様はもう既にサバイバーとしての自覚を持たれたことと思いますが、そのためには今からでも本書を買い求め、実践し、来るべきサバイバルに備えていただきたい。

そしてきちんと家族を初め、大切な人の元へ帰ってきてください。
どんな環境でも決して諦めずに、「もう一回、みんなと美味しいご飯を食べるんだ!」と自分に誓ってください。

最後に、ベアさんの言葉を借りてこの記事を締めくくりたいと思います。

「生き延びるためには常に決断力が必要です。決断を先延ばしにするくらいなら間違った決断を下すほうがマシです。ただ前へ進み続けるのです。そうすれば出口が見えてきます。そう信じて僕も進み続けます。」

この話の裏にはサバイバルという精神と肉体をすり減らす環境では、時間が経つごとに正しい判断ができなくなるという事実があります。
とにかくやってみること、サバイバルとは手段を選ばず生き残ること。

さあ、皆様、とりあえず蛇の皮を剥ぐところから始めてみませんか?

僕はサバイバー、君もサバイバーその1

前回の記事でオレたちのスーパースター、「ベア・グリルス」についてご紹介しました。
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彼の魅力は皆様に存分に味わって頂けたことと思います。

我々は彼から、万が一どんな環境に置かれても愛する家族の元、友人の元へ無事帰還するんだという精神力こそ重要であると学びました。

それと同時にベアさんは豊かな経験の中から我々に多くのことを教えてくれますが、果たしてそれだけで十分なのか?という気持ちも沸き起こります。もっとサバイバル知識をきちんと身に付けないとイザという時に対処できないんじゃないかと居ても立っても居られないそこのあなた!

その不安は正しい。

前回ちらっと紹介したこの本を思いだしてください。私の不安はこの本により多くは取り除かれました。
米陸軍サバイバル全書 [新版]
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今回はこの本のご紹介です。

どのような本であるかは本自身に語ってもらうこととしましょう。
本の見返しより
「サバイバル技術に関する知識をどれだけ学んだかで、イザという時の生存率に違いが出る!1987年に原型ができ、以来改訂されつづけてきたアメリカ陸軍サバイバル教本の最新版を全訳!陸海空のあらゆる状況を想定し、四季を通じて世界各地で通用するサバイバル技術を集大成した「アウトドア・ライフのバイブル」!」

ここでまず「生存率」という言葉にはっとさせられますね。全く日常で意識することのない言葉「生存率」。
緊張が走ります。
ananにも、CLASSYにも、小悪魔アゲハにも出てこない「生存率」。。。

試しに今月号のCLASSYで特集を組ませてみました。
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あら意外としっくり来るわ〜なんて思ったり。
(上の画像の異常なほどのクオリティの高さに既に創作意欲は満たされていますが続けます。)

続いて前書きにはこうあります。

「サバイバルを論ずる場合、「想定外」という言葉は禁句である。起きる確率は問題ではない。どのような状況であれ、絶対に生きる」と誓ったサバイバーなら、たとえ災害や事故の発生確率が1パーセントでも、すべての「もしも」に備えておかねばならないからだ。我々は未曾有のサバイバル状況を体験し、今なおサバイバル状況下にあることを、絶対に忘れてはならない。」

如何に我々のもつサバイバルに対する認識が甘いかを痛感させられますね。今無事であることが明日の無事の何の保証にもならないという事実!

筆者によるサバイバルというものはなにも大自然の中だけのものではなく、一度(ひとたび)自然災害が発生すれば、どんな環境にいようとそこは生存のために知識と経験を総動員するサバイバルの実践場に変わるのだと。

続いて筆者はあの東日本大震災の際に首都圏で発生した帰宅難民、あれこそまさにサバイバルであると言います。
会社から自宅までを如何にして辿り着くか。水や食料は確保できるか、装備品は大丈夫か。道は把握しているか?正しい情報は届いているか?
それらを全て勘案して最善の策を立てること、その判断力・行動力こそがサバイバルの源である。

そしてそういう「想定外」を「想定内」にし、日頃から訓練と準備をしておけと繰り返します。そんな革靴で歩けると思っているのか?会社には当然スニーカー出来れば登山靴を用意しておきたい。なんなら普段から登山靴で過ごすのが一番である。サバイバーなら自分の条件にあった靴を探すくらいの努力をしてほしい、と。

更に筆者はエスカレートし、女の子にも厳しい意見をストレートに言い放ちます。
「震災直後はさすがにハイヒールを履く女性が少なかったが、最近は再びハイヒールを履く若い女性が目に付くが、言語道断と言わざるを得ない。」

気に入ったのでもう一度。
「ハイヒールを履くなど、言語道断と言わざるを得ない。」

森ガールなどという言葉が流行り、ファッションをアウトドアに取り込んだりまたは逆にアウトドアをファッションに取り込んだりと、兎にも角にも「ファッション」というものを軸にして行動する世の女性たちですが、著者から言わせると

「言語道断と言わざるを得ない。」(←気に入りすぎ)

ついでにライムスター宇多丸に言わせると「お前ら、森なめ過ぎ」。

これでようやく前書き部分が終わりです。

次回、本編の紹介に入ります!

(この続きも全部書き上げましたが、近年稀に見る分量になったので分割します)

Tポイントという戦略

先週行ったシンポジウムでのお話。

TSUTAYAを経営するカルチュアコンビニエンスクラブ(以下CCC)からいらした方の講演がありました。

TポイントはTSUTAYAやファミリーマートなどで買い物するたびにポイントがたまるカードです。TSUTAYAの会員証と一緒になっている事が多いですね。

皆さんは持っていらっしゃいますか?このブログを見ている人ならほとんどがYesではないでしょうか。
それもそのはず、Tポイントカードの発行枚数は3800万枚。日本の人口の3割は持っている計算です。

使えるorポイントの貯まるお店は全国4万店舗。

これだけの母数を集めて彼らはなにをしようとしているのか?単に会員を集めてポイントを振りまいているだけか?
やたらとTポイントカードはお持ちですか?と聞かれるのは何故か。

そこにこそ彼らの戦略があるのです。

まず、カードを所持するために自分の個人情報をCCCに提出しますね。レンタルをするんだから当然ですし特に疑問には思いませんがこの個人情報がミソ。

CCCはまず3800万人分の顧客の年齢、性別、住所を手に入れます。
そして顧客がカードを使うたびにその情報はCCCに送られます。

それで彼らがなにを手に入れるものは、顧客がいつ、どこで、なにを買っているか(しているか)。つまり顧客の嗜好、行動範囲、生活パターンなどをデータベースに蓄積できるわけです。人口の3割の!

そこで彼らは考えるのです。この顧客たちにもっと消費活動をしてもらうにはどうすればいいか。
クーポンを使ってもっと買い物をしてもらおう。もっとTポイントカードをつかってもらおうと。

TSUTAYAを例に挙げれば、DVDばっかり借りている顧客にはCDレンタルの割引券や無料レンタルの券を出します。経験ありませんか?「クーポンが出ましたのでお持ちください」と言われたこと。

そこでCDをまた借りてもらうことで新たな需要を引き起こします。クーポンを使ってどれを借りようか考える時についでにもう一枚借りたりするのはよくある話。

さらに、コンビニにあまりいっていない顧客だと判断されると、TSUTAYAでファミマのクーポンが出たりします。逆にファミマでばっかりカードを使っていると、TSUTAYAに行くようにクーポンを出されたりします。
住所と生活パターンも知られているので、近所に出来た新しいお店の情報なども紹介されます。

こういう行動を相互送客と呼ぶのですが、Tポイントを扱っているグループ内でこういうことがじつは行われているのです。

さらに言うと、TSUTAYAとファミマを使う年齢層は比較的若い層です。しかし、お金を持っているのは高齢層ですし、更なる消費を招くためにはより多くの会員が必要です。そこでTポイントカードの提携企業をより幅広いものにしていきます。
例えば、ガソリンスタンドでカードの会員を集める。スーパー、自動車用品店、旅行代理店、新聞社。。。
ここで集まった顧客は年齢層は上のほうです。これをTSUTAYAなどの若年層の会員と人口ピラミッドを重ねると見事に全年齢層をカバーしているのです。

人口の3割、3800万人といっても非常に質の高い、偏りのない構成になっています。

そしてまた彼らがいろんな店でカードを使うい、高齢の人にもコンビニに行ってもらうためにクーポンが出されます。

CCCはこうしたデータベースを別の企業に提供もしています。個人情報は含まれていないそうですが。新店舗の出店などにこの情報は使われます。
なんせ彼らはあなたの街に住んでいる人の3割の消費動向を把握しているのです。どこにどんなお店を出せば儲かるかを計算することも可能でしょう。


私は講演を聞きながら「怖っ!」と思いましたね。まあこういう事が行われているのは知っていましたが、ここまで教えられると経営戦略には舌を巻くばかりです。

確かにTSUTAYAでクーポンをよく出されますよ。はい。

気持ち悪いとは思いますが、まあこういう世の中ですね。マスに対する広告の費用対効果は落ちる一方ですので、いかに個人個人に対して広告を打つか、情報を教えるかがキーになっています。Google、Amazonなんかもそうですね。

こちら側が上手く利用したいものですね。

2012年初めのご挨拶

明けましておめでとうございます。
久々のブログです。書いたもののアップするのを忘れていました。

声に出さずとも密かに応援してくださっている方々、ありがとうございます。

声に出して応援してくださっている方々、本当にありがとうございます。

2009年は62本、2010年は105本の記事を書いたわけですが、

2011年は58本でした。皆様の叱咤激励のないせいです。
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という訳で今年も恒例のあの雑誌を取り上げます。
婦人公論別冊 快楽白書2012〜閉ざしきれない心とからだ〜

「閉ざし切れない」という表現に40代女性を気遣ったデリケートな心配りを感じさせます。
「だってしょうがないじゃない女性だもの」的なね。
anan編集部もこうゆう表現を身に付けなさい。

特集の一発目はいつの間にやったのか分からない読者アンケートから。

「38〜83歳のオトナ女子、258人が大集合!
みんなでセックスのこと、話してみよう
あなたはモヤモヤさん?イケイケさん?まあ満足さん?」

ちょっと待て。まあ待ちなさいよ。落ち着けオレ!
先ほど褒めたばかりの編集部の犯したミスだと信じたいが、
なんだ83歳って。83歳のオトナ女子???
これだから婦人公論はすごい。なんていうか、器デカすぎ。
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83歳の婆さんもオトナ女子にちゃっかり乗っかるな。孫に顔向けできんぞ。

モヤモヤさんとかイケイケさんとか満足さんとかもういいよ。ツッコむのも面倒。。。

次々〜
・「事件は性の最前線で起きている!」
知るかっ!

・「健康な性欲を満たす 「ブレンド・オーガズム」って何?」
知るかっ!

・「衝撃のレポート!きっかけは『快楽白書』だった絶頂を知って、人生を好転させた女たち」
やっぱ快楽白書はすげーや!

・「大人の猥談は人生のスパイス 道徳観や理性を捨てて愚かになれる2人の時間を」
愚かになれる時間。いい言葉ですね〜。

・「大切にしたい私の身体 Let‘s膣養生」
Oh...gesus....what should I say....

・「潤いが不足しているのは 肌だけじゃない! あなたの粘膜、 乾いていませんか?」
それを、泣きっ面に蜂、という。

どこまで書くか微妙な判断の連続でしたが、ここらで止めておきましょう。紹介していない目次もありますがそれは各自でご確認を。

私は今年もこの調子で邁進し、facebookとブログの狭間で揺れ続けますが、皆様もどうか変わりなく健やかに楽しく自分で選んだ道を胸を張って生きてください。
お会い出来れば美味しい物を食べましょう。

それでは。
プロフィール

ケニー

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