Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

映画やテレビの話

2014年3〜7月の映画記録

ここまで来たかって感じ。

まとめてきたね。

時短?いえ、怠惰です。

私の環境の変化とこの更新頻度を突き合わせるとこのブログが私にとってなんなのかってことがよくわかりますね。
何年もかかさず継続している人はすごいね。

というわけでざっと行きます。
時短?いいえ、怠惰です。

3月
13.ネブラスカ
騙されてると分かっている100万ドルの賞金を受け取りに行く、父と子の旅物語。
ラストの感動シーンをまったく言葉で説明せず、その目線と仕草だけで伝える。涙涙。
☆☆☆☆

14.そして父になる
福山雅治のやつです。子供の取り違えのやつ。
実在感がないんですよね。高級外車で通勤する建設業の社員ってなんだ。
三菱地所でも電車で通ってるぞ。とは言え全体的には丁寧でテーマと問いかけはいいけどね。
☆☆☆

15.ゼログラビティ
無重力状態のような人生だけはごめんです。
☆☆☆☆☆

16.ブルージャスミン
セレブ生活から落ちぶれた主婦をとってもシニカルに描くウディ・アレン最新作。主演はケイト・ウィンスレット。
まあこの妄想虚言癖のある役がはまることはまること。
☆☆☆☆

17.シカゴ
オール、ザッツ、ジャズ!
レネー・ゼルウィガーは苦手だけどこれは好き。
☆☆☆☆


18.きみに読む物語
記憶の亡くなった年老いた妻にひたすら本を読み聞かせる老人。
ストーリーが進むごとに現実と物語が一点に集約され感動のラストに。とか書いてみる。
☆☆☆

19.くもりときどきミートボール2
前作は面白い。ブラックな笑いが満載で。
しかし、今作は。。。。
☆☆

20.レイチェルの結婚
若き日のアン・ハサウェイが非行少女を演じています。
少年院から戻ってすぐに姉の結婚式が自宅で開催され、そこで表面上はうまく装いながらも次第にやり場をなくし、家族とぶつかってしまう葛藤を描いています。見ていて、いたたまれなくなる。
☆☆☆

4月
21.アナと雪の女王
let it go はそんなバカ明るい歌じゃないということを知ってもらいたい。
ああすることでしか自分を保てない悲しいニュアンスもあるのよ。
荻上チキさんが決定版とも言える解説をしているの聞いてみるとさらに評価が変わるかもよ。
☆☆☆☆

22.クロニクル
ある事件により超能力が使えるようになった少年3人の物語。
カメラはいつも主観目線で、少年の自我が肥大し、全てを壊しにかかるさまは圧巻。
大変な傑作です。
☆☆☆☆

23.シザーハンズ
ジョニー・デップがまだジョニーデップ役じゃない頃。
優しい心を持つ怪物と、愚民どもの物語。
☆☆☆


24.はやぶさ 遙かなる帰還
渡辺謙主演のバージョン。
☆☆☆

25.HAYABUSA
竹内結子が全く必要のない気持ち悪いオタク演技を熱演。
☆☆

5月
26.ドッグヴィル
ある田舎の村に美しい女(ニコール・キッドマン)が逃げこみ匿ってもらう。
女は労働を奉仕する代わりに寝床をもらい身をおいてもらう。
村はバランスを保とうとする。等価交換を原則とする。そして表面上は平穏を装う。異端はいない。
村の家々はすべて白線で描かれすべてが筒抜けに見える空間で撮影された田舎心理の傑作。
もう、田舎なんて行きたくない。そこは人間の本性がむき出しになるのだ。
☆☆☆☆


27.ノーカントリー
コーエン兄弟監督。
シガーと呼ばれる殺人鬼をめぐる物語。
原題は No country for old men
老人の住む場所じゃない。怖い怖い。
☆☆☆


28.砂漠でサーモンフィッシング
砂漠でサーモンを釣りたいという富豪の夢をかなえる為に鮭の研究者が頑張る話。
地元のバカがいなけりゃよかったのに。
☆☆☆

29.スター・トレックイントゥ・ダークネス
言わずと知れたスタートレック。
解説のお陰で楽しめました。
☆☆☆

30.96時間
リーアム・ニーソンが元CIAのお父さん。
娘が誘拐される。その現場を電話で聞くお父さん。
お父さん大激怒。超激怒。
電話口の犯人に向かって「お前を必ず殺す」と宣言。
誘拐される瞬間を電話で聞くしかない父親の無念と、元CIAとしての冷静な判断に驚く。
☆☆☆☆

31.おとなり
麻生久美子と岡田くんがアパートの隣に住みつつ、なんとなく互いの生活音だとかに愛着をもつ。
音がひとつのキーワードとなっていて、腰からぶら下げたキーホルダーの音とか。コーヒーを挽く音。
でもね。これはこの二人って分かっている神の目線を持つ我々だからなんかいい感じとかおもうのであって、顔の見えない野郎のフランス語の勉強する声とか死んでも聞きたくない私は何も感じず。
☆☆

6月
32.ロボコップ
ロボコップのリブート版です。安定の面白さ。
☆☆☆

33.レゴムービー
レゴの世界をそのまま完全にcgで再現しつつも、
その中にレゴとなにか、もの作りとはなにか、そして創造性とはなにかという問いまで詰め込んだ名作。
☆☆☆☆

34.グランドブタペストホテル
ある金持ち老婆の死を巡って翻弄されるホテルの支配人のお話。
おしゃれ映画とはこういうものをいうのですね。
☆☆☆

35.ローンサバイバー
実際にイラクであったアメリカ軍のレッドウィング作戦。
敵地潜入中に民間人に見つかり、捕まえたものの、殺すべきか、解放すべきか。
運命の選択。
☆☆☆☆


36.ハンガーゲーム2
少年少女が戦うあのハンダーゲームが帰ってきました。
もうね最後はよくわからない。ドームが落ちて雷なって、私も阿鼻叫喚の渦へ。
面白くはない。
☆☆

37.アメリカンハッスル
豪華メンバーが出ています。面倒なので書きませんが。
詐欺師者ですね。面白かったです。(適当)
☆☆☆

7月
38.ゴジラ
ゴジラですよゴジラ。
黙っていけば良さがわかる。
歌舞伎のような見せ場の演出。格闘シーンを見せない焦らしの演出。
素晴らしい。
おまけで☆5つだ!
☆☆☆☆☆

2013年映画まとめ

2014年も既に3ヶ月目に入っております。新年度の始まりを迎えようとするこの時期にためていた宿題をやります。
2013年に見た映画は全113本。ちょこっと総括めいたことは書いたのだけれどもきちんとまとめてこそ総括だろうと考えが至りましたので、今更ながらですが自己満足のために総括を行います。

まず、全作品のリストを以下に提示します。
ちなみに映画館で鑑賞は21回20本(キャビンを2回見た)です。

1.Premium Rush (2012)☆☆
2.未来を生きる君達へ(2011) ☆☆☆
3.LOOPER(2013) ☆☆☆
4.サイタマノラッパー3 ロードサイドの逃亡者(2012) ☆☆☆☆
5.アルマジロ(2013) ☆☆☆☆
6.ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間(2001) ☆☆☆
7.スターシップ・トゥルーパーズ2(2003) ☆☆
8.ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔(2003) ☆☆☆
9.ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2004) ☆☆☆
10.007 カジノ・ロワイヤル(2006)☆☆☆☆
11.ヤングジェネレーション(1979) ☆☆☆☆
12.猿の惑星・征服(1972) ☆☆☆
13.ホビット 思いがけない冒険(2013) ☆☆☆
14.007 慰めの報酬 (2008) ☆☆☆☆
15.ジュラシックパーク(1993) 2回目 ☆☆☆☆☆
16.シークレット・サンシャイン(2011) 2回目 ☆☆☆☆☆
17.ユア・マイ・サンシャイン(2005) ☆☆☆
18.ヒューゴの不思議な発明(2012) 2回目 ☆☆☆☆
19.ヤング≒アダルト(2012) ☆☆☆☆☆
20.ウォッチメン(2009) 2回目 ☆☆☆☆
21.ゼロダークサーティ(2013) ☆☆☆☆
22.ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 (2011) ☆☆
23.フラッシュバックメモリーズ3D(2013) ☆☆☆
24.ザ・レイド(2012) ☆☆☆☆
25.その土曜日、7時58分 (2008) ☆☆☆☆
26.アナコンダ2 ボルネオ島の迷宮(2005) ☆☆
27.おおかみこどもの雨と雪(2012) ☆☆☆
28.ダイ・ハード(1989) ☆☆☆
29.The Driver(1978) ☆☆☆
30.キャビン(2013) ☆☆☆☆☆
31.ハンガーゲーム(2012) ☆☆
32.ラバー(2010) ☆☆
33.宇宙人ポール(2011) ☆☆☆☆☆
34.別離 (2011) ☆☆☆
35.007 スカイフォール(2012)(2回目) ☆☆☆☆☆
36.ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う(2010) ☆☆☆
37.ファニーゲーム(1997) ☆☆☆
38.ミスト(2010) ☆☆☆
39.JSA(2000) ☆☆☆☆
40.クリスマスのその夜に(2010) ☆☆☆
41.未知との遭遇(1997) ☆☆☆
42.宇宙人ポール(2011)(2回目) ☆☆☆☆
43.Dawn of the Dead(2004) ☆☆☆
44.SHAME(2011) ☆☆☆☆
45.8 1/2(1963) ☆☆☆
46.アベンジャーズ(2012)(2回目) ☆☆☆☆
47.ライジングドラゴン(2013) ☆☆☆
48.インクレディブル・ハルク(2008) ☆☆☆
49.アイアンマン3(2013) ☆☆☆☆
50.アイアンマン(2008)(2回目) ☆☆☆☆
51.007 ロシアより愛をこめて(1964) ☆☆☆
52.In the bed room (2002) ☆☆☆
53.ドラゴン・タトゥーの女(2011) ☆☆☆☆
54.プロジェクトA(1983) ☆☆☆
55.セデック・バレ(2013) ☆☆☆☆
56.フローズン・リバー(2008) ☆☆☆
57.イリュージョニスト(2010) ☆☆☆
58.ショーン・オブ・ザ・デッド(2004) ☆☆☆
59.ホットファズ 俺達スーパーポリスメン(2007) ☆☆☆☆
60.アルゴ(2012) ☆☆☆☆
61.裏切りのサーカス(2011) ☆☆☆
62.アウトレイジビヨンド(2012) ☆☆☆
63.猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011) ☆☆☆☆
64.ハンコック(2008) ☆☆
65.007 私が愛したスパイ 第9作(1977) ☆☆☆
66.ふがいない僕は空を見た(2012) ☆☆☆☆☆
67.ヤング≒アダルト(2012)(2回目)☆☆☆☆☆
68.キャビン(2013)(3回目) ☆☆☆☆☆
69.ザ・レイド(2012)(2回目) ☆☆☆☆
70.アイアンスカイ(2012) ☆☆☆
71.ベルフラワー(2012) ☆☆☆
72.アジョシ(2010) ☆☆☆☆
73.ジャッキー・ブラウン(1997) ☆☆☆
74.アラビアのロレンス(1962) ☆☆☆☆☆
75.悪の教典(2012) ☆☆☆☆
76.恋の罪(2011) ☆☆☆☆
77.トガニ 幼き瞳の告発(2011) ☆☆☆☆
78.嘆きのピエタ(2013) ☆☆☆☆
79.ハングオーバー(2009) ☆☆☆
80.マイレージ・マイライフ(2009)(2回目) ☆☆☆
81.マイティ・ソー(2011) ☆☆☆
82.風立ちぬ(2013) ☆☆☆☆
83.モンスターズ・ユニバーシティ(2013) ☆☆☆☆☆
84.モンスターズ・インク(2001) ☆☆☆☆
85.スラムドッグ・ミリオネア(2008) ☆☆
86.マネーボール(2011) ☆☆☆☆
87.300(2007) ☆☆☆
88.プリンセスと魔法のキス(2009) ☆☆☆☆
89.チェンナイエクスプレス(2013) ☆☆☆☆
90.WALL-E(2008)(3回目) ☆☆☆☆
91.ジャンゴ 繋がれざるもの(2013) ☆☆☆☆
92.フライト(2013) ☆☆☆☆
93.マッドマックス(1980) ☆☆☆
94.パシフィックリム(2013) ☆☆☆☆☆
95.8mile(2003) ☆☆☆☆
96.ted(2013) ☆☆☆
97.アイアンマン3(2013)(2回目) ☆☆☆☆
98.地獄でなぜ悪い(2013) ☆☆☆☆☆
99.エイリアン(1979) ☆☆☆
100.エイリアン2(1986) ☆☆☆☆
101.フォローミー(1972)(3回目) ☆☆☆☆☆
102.いつも二人で(1967) ☆☆☆☆
103.マトリックス(1999) ☆☆☆
104.ライフイズビューティフル(1997)(2回目) ☆☆☆
105.野蛮なやつら(2012) ☆☆
106.エイリアン3(1992) ☆☆☆
107.キャビン(2013)(4回目?) ☆☆☆☆☆
108.悪の法則(2013) ☆☆☆ 
109.高地戦(2012) ☆☆☆☆
110.ライフ・オブ・パイ(2013) ☆☆☆☆
111.レア・エクスポーツ〜囚われのサンタクロース〜(2010) ☆☆☆
112.CITY OF GOD(2003) ☆☆☆☆
113.ゼログラビティ(2013) ☆☆☆☆☆


☆の数は個人的な評価でカッコ内の数値は便宜的に付けた点数です。ブレることもありますが評価基準は以下のとおりです。

☆(00~20)−−−−−−クズ
☆☆(21~40)−−−−−見ていてる途中からあぁ〜となってガッカリ
☆☆☆(41~70)−−−−嫌いじゃないけどすごく好きでもない。
☆☆☆☆(71~90)−−−みんなに薦めたい!何度でも見たい!
☆☆☆☆☆(90~ )−−−関係者各位へお礼のお手紙出したいレベル

このような感じです。正直困ったら☆☆☆へ入れとけ!って感じがなくもない。
これを踏まえた上で2013年の113本の評価ごとの割合は以下に示します。

☆−−−−−−0
☆☆−−−−−9 (8%)
☆☆☆−−−−45 (40%)
☆☆☆☆−−−43 (38%)
☆☆☆☆☆−−16 (14%)

☆☆☆と☆☆☆☆がやはり多いですね。合わせて78%。
そしてクズ映画がなくて本当に良かった。やっぱりある程度フィルタリングしているので、そうそう悪い映画には当たらないです。
16本もの☆☆☆☆☆が見られたのは本当に素晴らしいことです。
初見のもののみタイトルを並べますと、
・ヤング≒アダルト
・宇宙人ポール
・007 スカイフォール
・ふがいない僕は空を見た
・キャビン
・モンスターズ・ユニバーシティ
・パシフィックリム
・地獄でなぜ悪い
・ゼログラビティ
の9本。


特にモンスターズ・ユニバーシティ、パシフィックリム、ゼログラビティ。
この3本は私という個人にとって特別なものになりました。
何度でも何度でも見直すことでしょう。
しかし、ゼログラビティについては劇場でかつ3D環境でなければ意味が無い映画です。その意味において、IMAX3Dで見た経験は一生の財産になると確信しております。映像美、演技、演出、脚本、そしてテーマがもう完璧に絡み合って映画というエンターテイメントの魅力がこれでもかっと爆発した大傑作と思っています。語りたいことは山ほどあるし、日々思い返す度に新しい気づきがあり、どんどん魅力に取りつかれていっています。ストーリー上、サンドラ・ブロックは3回蘇るのです。REBIRTHするのです。が、その意味がすべて違う。その要因も違う。最後の蘇りの瞬間のあの覚悟のセリフは涙なしでは見れないし、自分の胸に突き刺さります。

そう、人生とは生きるということは最高の旅なのです。

本当にアルフォンソ・キュアロン監督には感謝しております。アカデミー賞でも7冠を達成しました。本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。できることなら全国のIMAX3Dでずっと上映してほしいです。

パシフィックリムは誰もが小さい時に頭のなかで描いていたイメージを最新技術を駆使して映像化してくれました。ロボットと怪獣がぶつかり合い殴りあう。ビルほどもあろうかという体躯で力いっぱい殴った時のその重みや衝撃。そして大好きなタンカーを引きずるシーン。
その場にあるものを使用するのは常套手段ですが、タンカーとかコンテナとかスケールがあっぷしたジャッキー・チェン感。元気がなくなった時はパシリムのテーマを頭のなかでガンガン鳴らしています。
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モンスターズ・ユニバーシティ!
前回も書いたので大きく書きませんが、なにかやりたいことがある人、仕事に一生懸命な人、どこかそれに不安を抱いている人が見れば、号泣間違いなし。

とにかく!
映画は素晴らしい。なぜこれに気づくのに30年弱も掛かったんだ。とうことです。
☆☆☆☆以上は本当におすすめなので、TSUTAYAで思い出せば、一見興味がわかなくてもお手にとって頂けると幸いです。

以上。

2014年1月2月の映画記録

2014年1月と2月の映画記録です。

1.モンスターズユニバーシティ (2013)(2回目)
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この期の人生、私はこの映画を何度でも何度でも見てしまうでしょう。
ウーズマ・カッパのみんなに会いたくなるでしょう。
マイクのあの笑顔とポジティブさが懐かしくなるでしょう。
サリーの暖かさと優しさを確かめたくなるでしょう。


人生の中で自分が出会った素晴らしいものをより追い求めることは人として当然だと思う。
ただ、それが自分にとって決定的に合わない、適正がないものだとしたら、
その時はあなたはどうする?

本当に深い深いテーマをこんなにも楽しく、明るく、そして少しビターに映画にしてしまうなんてピクサーの方々はなんてクリエイティブなのでしょうと感服します。

☆☆☆☆☆

2.裏窓 (1954)
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アルフレッド・ヒッチコック監督の超有名作です。ご存じの方も多いと思います。
主人公はカメラマンのジェフは足を骨折し自宅滞在を強いられています。自宅はマンションの中庭に面しており、大きな窓からは他の住民の生活を垣間見ることができます。彼はそこから彼らの生活様式や仕事、家族関係などを推測して楽しんでいました。
ある日ジェフは斜め向かいに住むある男が奥さんを室内で殺害したのではないかと疑念を持ちます。普段から口論が絶えず、突然に奥さんが消えたからです。そこからジャフは彼の行動を追い、情況証拠を固めていくのです。
舞台は彼の部屋から見えるものが全てでカメラは一度も部屋の外に出ません。ちょっとしたドキドキ感がありますし、こんな設定でよく映画が作れるなと感心します。

☆☆☆


3.エイリアン4 (1998)
alien4-2
エイリアンシリーズの第4作。英題のサブタイトルは「復活」としています。
前作でシガニー・ウィーバー演じるリプリーはクイーンエイリアンとともに溶鉱炉に身を投げ死んだはずなのですが、今作ではクローンとして復活します。
証拠いもなくエイリアンを兵器として使いたい科学者達によってどこかにあった血液を利用して復活させられたのです。確かに前作でリプリーは卵を植え付けられましたが、このクローンにはリプリーとエイリアンのDNAが混じっているのです。?ですが気にしない。
リプリーから抽出されたエイリアンが例によって脱出し人間へと牙を向けるわけです。それは良いのですが、今回大事なのはリプリーとエイリアンの関係です。人間としての自我がありながら自分の半分はエイリアンなのです。腕には8という番号が刻まれ、それは1〜7の失敗作がいたということですね。彼女?らにも途中会うのですがブログに画像を貼るのを躊躇するぐらいのグロテスクさです。彼女らはリプリーに(彼女らもリプリーですが)殺してと懇願するのです。
そしてエイリアンたちはというとなぜかリプリーになつくんですね。母親を見るような目で。それでもリプリーは彼らを存在してはいけないものとして殲滅させます。泣きながら。

監督はアメリでお馴染みのジャン=ピエール・ジュネ。

☆☆☆

4.テイク・ディス・ワルツ (2011)
テイク・ディス・ワルツ
マーゴ(ミシェル・ウィリアムズ)とルー(セス・ローゲン)の夫婦は最近倦怠期気味。ある日マーゴは取材先でダニエルと出会う。帰りの飛行機も同じでしかも最近マーゴの近くに引っ越してきたばかりという。マーゴは次第に彼に惹かれ、食事や散歩を重ねる。ダニエルも彼女に惹かれていくが、中途半端な関係でsexはしないと公言する。それに答えを出せないでいるマーゴはある日ダニエルが引っ越していくのを目撃する。ルーはその姿からすべてを悟り、マーゴと別れる決意をする。マーゴはダニエルと生活を始め、愛欲に満ちた生活をおくるのだが。

なんといっても私は女性の微妙な心の揺れ動きには鈍感です。
そしてミシェル・ウィリアムズは出てきただけで心のバランスが不安定な感じがします。そんな女性が何を考えているかなんて私にとっては到底できないわけで、正直彼女の心はわかりません。

でも男の気持ちはちょっとは分かるべ!
ルールールー!
寡黙だなあ君は。もう少し意見してもいいんだぜ?マーゴのことが好きなんだな。わかる。だからこそなにも言わないんだな。わかる。
最後のシーンは格好良かったぜ。

☆☆☆


5.007カジノ・ロワイヤル (2006)(2回目)
カジノ・ロワイヤル

今回はボンド・ガールのヴェスパーとして登場するエヴァ・グリーンに注目。
初登場シーン
エヴァ・グリーン
ここではボンドと若干期の強めな押し問答をするも一歩も引かない。

ホテルに到着後、ドレスに着替える前
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なにこの柔らかな笑顔。毎日これで送り出されたい。(多分なかなか行かない)。更にこのシーンではヴェスパーが用紙したボンド用のジャケットは出会った時に目視で採寸し仕立てたものであることがわかる。なにその能力。

カジノ会場にてドレスに着替えたヴェスパー
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なにこの美貌。彼女のために美貌って言葉が生まれたんじゃないかっていうぐらい。まあなんと美しいこと。
思わず私も「うっ!」って言ったよね。キモイ?いいえ。キモくない。

そしてカジノ2日目のドレス
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ネックレスが谷間へ吸い込まれ消えるというマジックまで魅せつける。やれやれだぜ。ふぅ。

みんなでエヴァ・グリーンさんを追いかけようね!(謎)

☆☆☆☆

6.ワールド・ウォーZ (2013)
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さてここで問題です。ワールド・ウォーZの「Z」とはどんな意味でしょうか?

1.Zoo 愛を下さい♪ウォウウォウ♪
2.Zoid 小さい時持ってたなー。いま見てもカッコイイ。
3.Zombie ゾンビのスペルってこんなんやったのね。よかった、今まで試験に出なくて。

正解はなんと。。。3!ゾンビが正解でした。正解者に拍手!!!

ブラッド・ピットの制作・主演の世界を股にかけたゾンビ映画なのです。
こんなにスケールがでかいゾンビ映画もないわけで、それだけで世界中に跋扈するゾンビ映画マニアたちがまさに上の画像のように映画館に押しかけたというわけです。
ある日突然ゾンビが増殖を始め、それがもう止まらない。国連職員であったブラッド・ピットは専門チームを抱え、原因の究明のために世界中を飛び回る。

上の画像はイスラエルのシーンなんだけど、最近こういうCGを見るとどうやって作ってるかの構造分析みたいなのをしてしまうのですよね。世の中には群衆シミュレーションなるソフトが有りまして、ここの人体モデルに対してある心理状態を設定できるわけです。不安とか恐怖とか。それに伴い避けるべきオブジェクトや逃げる方向等を設定してやるとその命令に従って一斉に動き出す。そのパロメーターにはランダム値があって、全員同じ動きではなくて、スピードや反応速度、または違う行動をするやつもいたりと設定できるのです。いじってみると結構面白いのですよ。
余談でした。

☆☆☆


7.パリより愛をこめて(2010)
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CISの若手エージェント、リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)とベテラン敏腕捜査官であるワックス(ジョン・トラボルタ)が麻薬組織の操作のためタッグを組むが、強引なワックスの捜査にリースは振り回される。

どっかで聞いたことある設定ですよね。中身を見てもその通りで、特に見せ場もなく、演技が演出が上手いわけではなく、かといってストーリーが良いこともなく、というか結構ハチャメチャなのです。

うーん。
去年見たジョン・トラボルタの出ていた「野蛮な奴ら」も微妙だったし(あとから気づいたが、この映画の主人公の青年がキック・アスの主人公であったため若干気持ちが上向きに傾いている)、もうジョンは終わりだなと。ボルタも終わりだなと。思っておりましたが、最近彼が超重度の飛行機マニアというかセミプロみたいな存在であることをしり俳優としては認めないが、人間性には関心がある、というような距離感であります。

「私とジョン・トラボルタ」という手記でも書けそうではありますが、この映画はダメです。

☆☆

8.ジョーズ(1975)
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言わずと知れたジョーズです。どういう映画かは皆ご存知でしょうし改めて私がご紹介しるまでもないと思うのですが、見たことありますか?ストーリー知っていますか?
私は初見です。まったくストーリーは知りませんでした。

もちろん巨大なサメが人を襲い、それを殺すべく男たちが海に繰り出すのですが、そこで繰り広げられる男の意地、役所の事なかれ主義、ハイテクとローテクの戦い、そしてサメの恐怖です。エンターテイメントとして非常に出来が良いです。そしてあの有名な音楽ですね。
ディーデン、ディーデン、ディデディデディデディデ×2、
文字にすると意味不明ですね。

これを見ずして!USJのジョーズでワーキャー言う事なかれ!

☆☆☆

9.007慰めの報酬(2008)(2回目)
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カジノ・ロワイヤルの続編です。007シリーズとしては前編後編と分けるのは今作が初めてだそうです。
先ほど前作カジノ・ロワイヤルのヴェスパーについて冷静な紹介を行った私ですが、非常に残念ながら今作には出てまいりません。
代わりを努めますボンドガールは彼女!
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カミーユ(オルガ・キュルレンコ)さんですね。もちろん美しいですね。

ヴェスパーさんとは違った魅力を持つ彼女。健康的に日焼けしたボディ、アクティブな性格を感じさせる服装に抜群のスタイル。
なにを言ってるんだ私は。

基本的にお話はボンドの復讐の話です。なんの復讐ってあんたヴェスパーですよ!
ボンドは怒り狂っているのです。その挙句にM16も辞めてしまって実際は007ではないのです。
そしてヴェスパーは誰かに脅されていたことを知り、南米で反政府とつるんで金儲けを企むグリーン氏を知り、こいつを殺すべく砂漠のど真ん中に位置するホテルへと駆けつける。

このグリーンさんの死ぬシーンがいいのですよ。
砂漠のど真ん中に放り出して、のどが渇いたらこれを飲めといって車のオイルが入った缶を渡して、「じゃあ」。

直接死ぬシーンは描かれませんが後の報告でオイルを飲んだことが発覚。ベア・グリルス直伝のサバイバル術を知っておけば生き延びることができたのに。。。と私は思う。

ラスト、真の意味での復讐を終え成長を遂げたボンドの前にMが現れ、「戻ってこい」という。
「いつあなたから離れました?」というボンド。

ひゅ〜。

☆☆☆☆


10.かぐや姫の物語(2013)
かぐや姫の物語
ジブリの高畑勲監督作品です。日本映画としては異例の50億超という予算で気の遠くなるような手間と時間をかけて作り上げられています。
別の映画を見た時に以下の予告編を見て、これは見ねば死ねぬ!と思い、いそいそと行ってまいりました。

これを見たら、行くよ、なんとしてでも劇場で見ないとって。

いろんな切り口があると思いますがまずなんといっても「画」ですね。
表現が難しいのですが、暖かみがあって優しくて、「豊かさ」がありますね。
本当に見ているだけで幸せで、序盤のおじいさんがかぐや姫に向かって何度も何度も「おいで、おいで」と言って、自分で言っていて気持ちが込み上がってきて号泣するシーンは感動でしたね。筆のタッチが多彩だから、シャープな線で描かれているおじいさんの顔が気持ちがこみ上げるつれて崩れてぐちゃぐちゃになっているんだけどそこから多幸感が溢れでて、ここで私も泣きました。

都に言ってからは、現代にも通じるような性差の問題、価値観の問題に直面します。
「高貴なる姫君」とはこうあるべき。
女性の幸せとはこういうものだ。
こうしてあげることが彼女にとって幸せに違いない」
幸せという価値観にかぐや姫は大きく悩まされます。また自分が性の対象として見られていることに対する嫌悪感。
少女が女性へと成長するスピードは決して共通ではないし、体の成長と心の成長はまったく別物。
現代から見れば滑稽な彼らの所業に見えるのですが、それは絶対的な位置が違うだけで、その価値観とかぐや姫の置かれている相対的な位置関係というかズレは現代のそれとほぼ同じです。
今風に言えば「女子力」とかですね。こうあるべき姿というものを信じて疑わない怖さと、多様性を意識しない怖さ。
様々な視点から語れる映画と思います。
もっと深く理解すればサブタイトルにある罪と罰ってなに?とかあの世って何?とかそもそも竹取物語はどんな話なのか?とか。

一見の価値は十分に十分あると思います。

☆☆☆☆

2月
11.マイノリティ・レポート
マイノリティ・レポート
近未来の世界で未来予知能力をもった特殊な3人のおかげで殺人を事前に防ぐことに成功していた。彼・彼女らは警察内の施設に隔離され、イメージが生まれると容疑者と被害者の名前が告知されるのであった。
その操作を担当しているジョン(トム・クルーズ)はある日容疑者に自分の名前が出たことをしる。近い未来に自分が殺人を起こすことを予言しているのであった。

なぜこれを借りたのかも覚えてないのですが見てみました。
面白い設定なのですが、あまりうまく活かせていないと思います。

最も気になったのは組織の動きです。
踊る大捜査線などの日本の警察ものにもありがちなんですが、登場人物が少なすぎるんですよね。なにもいろんな俳優をいっぱい採用しろってことではないんですが、お前らだけすべて解決してないですか?って。
今作で言えば、その施設を管理しているのもジョン、容疑者の家を探すのもジョン、捜査に行くのもジョン、逮捕するのもジョン。いや、警察っていうのはもっと組織的に動くでしょ。君がいなくなったらそのシステムは動かないのか?

とは言え見ていてそんなに飽きるところはありませぬ。組織VS個人みたいな構図もあるし、えっあいつが黒幕?みたいなお決まりの展開もあり。
だがおすすめとは言いがたいですな。

☆☆☆

12.キック・アス2 ジャスティスフォーエバー
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あの名作キック・アスの続編です。なにまだ見てない?なにを考えておるんだ君は、いますぐ手のひらにキック・アスと書いて明日TSUTAYAに行って店員にそれを見せなさい。

前作はとにかくクロエ・グレース・モレッツとヒット・ガールという組み合わせが大成功を収めてそれだけで映画の魅力を作り上げてしまったのです。映画では時にキャラクターの発見というか発明によって価値がぐんと高まることがあるのですね。お話としては無事に悪を倒したものお父さんがいなくなったミンディ(ヒット・ガール)は父の友人と暮らし一応まじめに学校にもいくことにしていました。

そして普通の女の子になることを約束させられました。
スーパーヒーローは本当のお前じゃない、本当のお前は15歳の女の子なんだ。

彼女の自我が揺れ動きます。

一方でデイブ(キック・アス)(アーロン・ジョンソン)はというと退屈な日常に飽き、ヒーロー活動を再開します。その中でキック・アスの前作での活躍に共感しヒーロー活動を始めた仲間たちとチームを結成します。そのチームこそタイトルにある「ジャスティスフォーエバー(正義よ永遠に)」です。リーダーはジム・キャリー演じるストライプス大佐。
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デイブはミンディにもぜひチームに入れというが彼女は近いを立てたためにヒット・ガールにはなれないという。そして彼女は普通の女の子になるべく学校のクイーンとお友達になろうとするも上手くいかず、思わずデイブの元へと相談へ向かう。そして「君は誰よりも綺麗で、強くて、賢いんだ」と言われ本当の自分の立ち位置を思い出す。

そんな時に前作の悪役の息子クリスが自らをマザーファッカーと名乗り凶悪な仲間たちを引き連れて次々とヒーロー狩りを始める。

ヒーローvs悪役の全面戦争となったその時にヒットガールもヒーロー側に参戦し、死闘が繰り広げられるのであった。
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ふふふ。勢い余ってあらすじを長々と書いたぜ。

ヒット・ガールはもちろん最高です。
前作より少し大人になったクロエさんもそれはそれでよし。思春期を迎えて自我に悩む感じもまたかわいい。
デイブはというとなんだんかんだでムキムキになって自信もついたし最初のギーク的なキャラとは違った印象。やはち男は男たる自信を身につけると変わるのですなあなんて思ったり。

今回一番笑ったのが悪役のマザーファッカー。これ自分で名づけたんだけどお前意味わかってるか。
仲間たちにも名前をつけていくけど適当につけすぎて面白い。
ロシア生まれの怪力女→「よし!そいつはマザーロシアだ!」「マザーファッカーとかぶってませんか?」

正直色々言いたいこともある。
アクションシーンは見せ方が悪い。最後の先頭なんてヒット・ガールとマザーロシアの戦いですらよくわからないし、ミクロとマクロの見せ方が上手くなかったり。
とは言え、やはりそこはキック・アスで勢いがあるから細かいところもまあいいかって気持ちになる。

一応きちんと締めくくった感じだけど今後はどうなのでしょうか?
デイブのアイアンマンライクな仮面もきになるところですが。

☆☆☆☆

2013年11月12月の映画記録

2013年11月と12月の映画記録です。
いよいよ年の瀬になってきました。


といってる間におたおたしていると年の瀬から年明けになってしまいました。映画は見ているものの全然まとめておらず、もういいからとりあえず2か月分さくっとまとめます。
そのほかにもブログのネタはあるのですが筆を真剣に持つ機会を作れず大変反省しております。
なんだあいつはちょっとあれがあれするとこうやってあれをあれするのかなんて言われないよう今年も頑張る所存です。
例年の婦人公論は一旦置いといて、まずは昨年の清算をしていきます。あとねこんなに映画見たんだからちょっとランキング的な総まとめもね、やりたいなーなんて思っています。

11月
101.フォローミー(1972)(3回目)
フォローミー

何度もご紹介している気がしますので改めて紹介しませんが、私の生涯ベストに近い映画です。
本当に大好きなんですよ。

ミアファローはかわいいし、そのたどたどしい演技がばっちり。そしてトポルさんの愛らしさと言ったらもうね。最高の笑顔です。

☆☆☆☆☆

102.いつも二人で(1967)
いつも二人で

ヘップバーン映画は「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」以来3作目。
結婚生活を長くしてきた夫婦がドライブ旅行中、二人の出会いからこれまでの様々場面を現在と過去を交錯させながら描く。

これは上のフォローミーと合わせて某お方にプレゼントさせていただきまして、現在鑑賞済みかどうか知りませんが、折に触れ見返していただけると有難く思います。

☆☆☆☆

103.マトリックス(1999)
マトリックス

説明不要のマトリックスですが、今更初見でした。昔々、私が高校生の時に友達と一緒にビデオを借りて見始めたものの早々に二人とも寝るという思い出深い映画です。

非常に今見てしまったことが残念なんですよね。マトリックスの世界観というものがかなり浸透というかある意味ありきたりになってきてしまっている現在、新鮮さをどこまで受容できるかなと思っていたけど、やっぱり衝撃はそれほどではなかったです。

随所にかっこいいシーンはあるんだけど、全体のストーリーがすごいとかではないので、ある意味その世界観とクールなルックスが魅力なので、印象としてはまあまあ。
でも見ることは決して無駄ではないので、続編のリローテッド、レボリューションも見ていこうと思います。

☆☆☆

104.ライフイズビューティフル(1997)(2回目)
ライフイズビューティフル

遠い昔に見たのをなんとなくテレビでやっていたので鑑賞。生涯ベストとかに挙げている人を雑誌とかで見るけど、改めて見返すとそこまでの映画じゃない気が。いいとは思うけど稲妻には打たれた気が全くしない。

☆☆☆

105.野蛮なやつら(2012)
野蛮な奴ら


まず脚本がめちゃくちゃでした。二人の青年と一人の女性が始める麻薬ビジネスのが引き起こす事件と女性の誘拐による三人の恋愛模様を描いていますが、見ている内にどんどん興味がなくなっていき最後はどうでもよくなります。成人指定なのですが、冒頭のsexシーンがもう気が抜けた感じで、暴力描写も目新しくはなく無駄に残虐だったりします。全然ゾクゾクしません。更にジョントラボルタはなんかもうだめですね。やたら押しが強い割に中身が無いというか。。。

☆☆

106.エイリアン3(1992)
エイリアン3

リプリーVSエイリアン第3ラウンド!
今度は僻地の星にある刑務所で遭遇!前科者たちと組んでエイリアン退治に奔走します。ラストは女王エイリアンとの心中で決着がついたはずだが、、、

☆☆☆

107.キャビン(2013)(4回目?)
キャビン

とにかく一回でも見ればあなたが好きかどうかは別にして生涯忘れられない一本になることは確実なので、映画というもののエネルギーやパワーを感じたいのであれば是非ともご覧あそばせ。

☆☆☆☆☆

108.悪の法則(2013)
悪の法則

リドリースコット監督でマイケルファスベンダーやブラッドピット、キャメロン・ディアスなどの有名な役者陣が多く出演している本作品。
メキシコの麻薬組織とのビジネスに小遣い欲しさに出資してしまっった弁護士がとある事件を境に正体の見えない組織に命を狙われ、やがてその標的は仲間たち全てに向けられてゆく。
ほとんどが会話中心で派手な場面は少ししかありません。
徐々に迫り来る組織の影とメキシコという土地とに恐怖を感じます。見終わった今、劇中の会話が暗示していることについて改めて見返したいのでDVDを心待ちにしています。現時点では半分も理解していません。

ただ、凄みを感じる!
←これはとっても大事なのです。なんか分からんがすごいものを見た気がする感。2001年宇宙の旅とかタダ事でない感じするもんね。ものすごく哲学的な映画だけど。

☆☆☆

12月
109.高地戦(2012)
高地線

やはり韓国映画のポテンシャルほ高いと再確認しました。
朝鮮戦争末期の38度線上に位置する高地の支配権を巡る攻防と兵士たちの民族を超えた交流、かつての仲間を豹変させてしまった想像を絶する過去、そしてなによりも全体を通して戦争というもののどうしようもないやるせなさと無情さをものすごくハイレベルに描いています。
そしてこれまで歴史に封印されてきた最後の24時間に起こるあまりにも無情な戦争というシステムの結末に涙は隠せないのであります。

☆☆☆☆

110.ライフ・オブ・パイ(2013)
ライフオブパイ

こんな話とは思っても見なかったよ!byオレ。
インドからカナダに向かう船が沈没し、虎と共に漂流することになったパイ少年のお話。

宇多丸さんのお話を聞いてようやくどういう話か朧気に理解しました。
物語の役割ってなんだろうか。


☆☆☆☆

111.レア・エクスポーツ〜囚われのサンタクロース〜(2010)
レアエクスポーツ

フィンランドのクリスマス映画です。


☆☆☆

112.CITY OF GOD(2003)
city_of_god

10歳にも満たない子供が銃を持ち強盗をする。車が通れば集団で運転手を暴行し、金と車を奪う。
そんな暴力だらけのスラム街で育った少年たちの青年期までの生活を生々しく描く。

本当にこんな世界があるのかというほど我々の理解を超えた世界です。
暴力と金と麻薬とSEXそして名誉のみにしか興味を示さない人たち。
そんな中でカメラを手にすることで自由な世界を手に入れた少年のお話。

そしてこれが実話という驚き。

☆☆☆☆

113.ゼログラビティ(2013)
ゼログラビティ

まず言わせて欲しい。
私の生涯ベスト級の映画に出会ってしまいました!!

ハッブル宇宙望遠鏡の修理プロジェクトのためスペースシャトルから船外作業を続けるクルーたちを破壊された人工衛星の破片の嵐が襲い、クルー達は宇宙空間に放り出される。
ここからどうやって地球に帰るのか。たったそれだけのお話。

でもその中に宇宙空間から地球へ帰ろうと足掻く登場人物のたった数時間の奮闘の中に、

我々はどう生きるべきなのか、生きるとはどういうことなのかという人間の根源に迫る問いがなされており、

そのラストショットの一連のシークエンス!

横に移動してきたカメラが止まる。主人公が指を、手を、そして足を動かす。その様子をカメラがフィックスで捉える。主人公の表情は写さない!

そして立ち上がる!未だにカメラは動かない。足首だけ写ってる!

ここで私は号泣!

そうだよ、こうなんだよ。だから原題はGRAVITYなんだよと!

映画終了後の拍手。劇場での拍手は初めてで私も思わず参加。

年末に見てプルプルし、年始に実家で見てまたプルプルし、この時は劇中で4回泣いた。

☆☆☆☆☆



これにて私の2013年の映画活動は終了です。
鑑賞した作品は全部で113本。劇場で見た新作は多分15本ぐらいかな。

忘れもしない12月28日の109シネマ木場。
最後に見たゼログラビティ。いや、あえて原題のGRAVITY。
期待はしていたがこれほどとは。本当に本当に素晴らしい映画体験でした。

また、モンスターズ・ユニバーシティ。
マイク・ワゾウスキに感情移入しまくりでキッズや若ママのあふれる映画館で号泣しました。
夢を追いかけるってなんて残酷なことなんだ。それでも好きなことを求める気持ちは誰にも抑えようがないんだ。
自分だけが見つける価値観や世界はあるのだろうか。

パシフィック・リムもよかった。
あんなに興奮できる映画もなかなか無い。細かいことなんて全部忘れて怪獣たちをぶん殴るイェーガーに酔いしれたい。いつまでも終わらないでほしいと心から願いました。

キャビンも素晴らしすぎてもう4回も見ている。
あんな映画は一生出会えないかもしれない。発想のぶっ飛び具合。
本当に面白い発想でこうだよねと。細かいディテールもいいけれど、そもそも世界の構築が根本から違う。そういうこと?そういう視点?っていう驚き。

今年はどんな映画に出会えるか楽しみでなりません。
キックアス2もあるディズニーの新作もある、猿の惑星の続編もある。

期待に胸膨らまし、私は今年も映画館とTSUTAYAに足繁く通います。

以上、2013年映画鑑賞の総括でした。

2013年10月の映画記録

2013年の映画記録です。

今年も早くも11月。映画鑑賞数が遂に100本に達しました!
最初のペースから見れば若干ダウン気味ですが、それは実生活との兼ね合いによりいたし方がなく、むしろどれだけ暇人だったのかと思う次第ですね。

まったく意識していなかった訳ですが、記念すべき100本目はなぜかエイリアン2!

もちろん99本目はエイリアン。そして10月はこの2本だけ!どうしたオレ!?

まあシガニー・ウィーバー姉貴がかっこいいわけですよ。今月語ることはそれしかないわけで。
ちなみにエイリアンシリーズは計4作あるわけですが、監督が結構すごいのですよ。

エイリアン  リドリー・スコット
エイリアン2 ジェームズ・キャメロン
エイリアン3 デヴィッド・フィンチャー
エイリアン4 ジャン=ピエール・ジュネ

主演はもちろんずべてシガニー・ウィーバーですね。
最近ですと宇宙人ポールとかキャビンなんかで最後の親玉として出てきますよね。

おっとキャビンの話題はデリケートなのだった。レンタル開始したから是非ていうか絶対見てね。

99.エイリアン(1979)
エイリアン

泣く子も黙ると噂のエイリアンですね。私生まれて初めてのエイリアン体験です。
「有名なシリーズを制覇するシリーズ」一環として今回はエイリアンにしてみました。

シガニー・ウィーバー演じるリプリーさんが超かっこいい。リプリー姐さん!って感じでどこまでも正しいことを言っていて、行動力も勇気も冷静な判断力もあって、本当に頼りになる。

宇宙船の中が舞台で、密室感と機械やら配管の多い薄暗い部屋、そして蒸気・湿気のヌメッとした感じが相まって、エイリアン出現の前の緊張感はなかなかのものです。

ただ、やたらと猫が迷子になって、そいつを探しに行くとエイリアンがいるというパターンが幾度かあって、この猫が怪しいと私は睨むもなんの意味もありませんでした。えへ。

☆☆☆

100.エイリアン2(1986)
エイリアン2

続いてエイリアン2です。2013年の映画記念すべき100本目がまさかエイリアン2とは思っても見なかった。忘れられない一本ですね。

リプリーさんは前回のエイリアン退治を無事?終えたものの漂流する宇宙船を誰にも見つけてもらえず仮眠状態が続くこと57年。ようやく人間に拾ってもらいました。
なのにエイリアンの存在をだれも信じないわ、緊急事態でやった宇宙船爆破の罪を問われるわもう大変。そんな時に開拓地の星が音信不通に。リプリー行ってくれる?

というわけで再びリプリーさんはエイリアン退治に出向くのです。

ここで出てくる女の子がかわいいね。すごくかわいい。ニュートちゃんね。

まあ今回はエイリアン描写もしっかりしてたし女王エイリアンも出てきたし、最後はメカvsエイリアンの熱い戦いもあったので非常に満足。あと合成人間のビショップが超いいヤツで泣けてくる。ちょっとドラゴンボールの16号を思い出した。

☆☆☆☆

2013年9月の映画記録

2013年9月の映画記録です。

気が付けばふっかちゃん以来1ヶ月経ってしまいました。

こんなことではブログ記事増殖計画が頓挫してしまう。

大切なのはリズム。グッドリズゥム。魚住キャプテンの言うところのグッドリドゥム。
私が福岡で2年ほど通っていた美容室はリズムオブマインド。今から思うと店名は結構恥ずかしいが夫婦二人でやっているこじんまりした店でそれが密かに一番のお気に入りポイントであった。

そんなことはどうでもよくて、
今回一番言いたいのは、パシフィックリム!これをとにかく黙ってみろということです。

93.マッドマックス(1980)
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近未来の暴走族排除系バイクムービー。
暴走族を引き連れて各地で悪事を働くナイトライダーに妻子を殺された主人公(メル・ギブソン)がぶちギレて悪党どもをやっつける。

映画のsawで衝撃だったシーンといえばラストの他にノコギリの使い方に気付くシーンがありますが実はあの元ネタはマッドマックス立ったようです。手錠、ノコギリ、ガソリンスタンド、引火。あとは分かりますね。

☆☆☆

94.パシフィックリム(2013)
パシフィックリム

映画を見てこんなに興奮しっぱなしは初めてです。
もう夢の様な映画ですからぜひ皆様にはみて頂きたい。
とりあえずこの音楽でも聞きながら読んで下さい。


近未来の地球に「KAIJU」と呼ばれる怪獣が度々太平洋の海から現れるようになり、調べてみるとどうやら海底に異次元と繋がる穴があり、そこから怪獣が送り込まれていることが判明した。怪獣は太平洋沿岸の都市を襲い甚大な被害が出たため、人類は技術を結集して怪獣と戦うための巨大ロボット(イェーガー)を開発する。初めはラクラク怪獣を退治していたがやがて怪獣は巨大化し、しかもこちらを脅かすような進化を遂げていることが分かり、有能なイェーガーが次々にやられる。そこで、環太平洋防衛軍は海底の穴を直接破壊すべく最後のミッションを決行する!

言葉はどうでもいい。
ストーリーもどうでもいい。

オレたちがゲームやアニメや漫画で何度もの見た、ロボットと怪獣の戦うシーンが人類史上最もクオリティが高く満点の迫力と情熱をもって実現されている!

これを今見ずして幼き日の自分に恥ずかしくないのか!
あの頃の空想が限りなく現実に近い形で実現している!

陸地で暴れる怪獣!
そこにイェーガーが登場!
港で巨大タンカーを拾って、それを振り回す!顔面にヒット!

ヒャッホー!!


もう何度でも見たい。出来るだけ大きいスクリーンで。出来るだけ大きなサウンドで。
ホントに。

☆☆☆☆☆

95.8mile(2003)
8mile-8

ご存知エミネムの自伝的ストーリーを元にした映画です。


まあ何と言ってもラップシーンは素晴らしいですね。
見終わった後はもう部屋の中でラップよね。アジラップ。

あと、ヒロイン役のブリタニー・マーフィとの工場でのSEXシーンはまあまあ良い。
「お、胸にいったねエミネム!」とか思ったよ。

洋画の濡れ場におけるおっぱいの軽視は異常。

すぐしたがる。あとやたらと首筋を舐める。

ん?

☆☆☆☆

96.ted(2013)
ted02-06

まあ皆様大好きなtedですね。

面白かったよ。

雷兄弟の歌を歌う所と殴り合いのシーンが良かったね。

☆☆☆

97.アイアンマン3(2013)(2回目)
アイアンマン3

2回目を見ました。
ラスボスが弱いというか印象に残らないんだなあ。

ちょっと風立ちぬにも関連するけど技術者の純粋性と社会性と倫理観って結構最近のテーマなのかなあ。

意識しているとちょこちょこ見る気がする。

☆☆☆☆

98.地獄でなぜ悪い(2013)
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地獄でなぜ悪い2

地獄でなぜ悪い

この映画を語る言葉は私には用意できませんでした。
ただ一言だけ言わせてもらおう。

オレの人生、これが出来たらもう死んでもいい!

それほどまでに思うやりたいことが出来るならこの世がどんな地獄だろうとそこは素晴らしい世界だ。

☆☆☆☆☆

2013年8月の映画記録

82.風立ちぬ(2013)
風立ちぬ
いろいろと考えたけど、間違ってた。

私、駿のことなにも分かってなかった!

この映画そのものが宮崎駿自身であるならば、なにも言う事はありません。

ただ、もう一度見たいと思うのみです。

☆☆☆☆

83.モンスターズ・ユニバーシティ(2013)
モンスターズ・ユニバーシティ

初めに断っておきますが、私のこの映画に対する熱量は半端じゃありません。
鑑賞後何度も何度も考えを巡らせ、それが発展し、別の考えと結びつきとこの映画に対して思うことは増すばかりです。

今はマイクくんとスラムダンクの赤木キャプテン、そしてジョジョのアバッキオと結びつけて尚の事感動している次第です。

というわけでDVDで再見したあたりにまとめて書くとしてここにはアバッキオと関連の深い言葉を残しておきます。

「そうだな…わたしは“結果”だけを求めてはいない。“結果”だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」

☆☆☆☆☆

84.モンスターズ・インク(2001)
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ユニバーシティでいたく感動したのと同時に、ユニバーシティ内でモンスターズ・インクに繋がるようなキャラや設定等が幾つか散りばめられていたので、数年ぶりに鑑賞してみました。

覚えていた内容よりもよかったです。
というかピクサーの作品はいずれも大人でも子供でもどちらでも楽しめすようにできているので、上のように大人だからこそ感動するテーマもある一方で、純粋にストーリーやキャラクターを楽しむことが出来るのです。

そういう意味では今回インクを見て大人の見方ができた気がします。

というのは多分ですけど、別のテーマとして「子育て」というのが入ってるんじゃないかと思ったからです。
ストーリー上でサリーは人間の女の子(2歳ぐらい?)と出会い、行動を共にするのですが、2歳児とのコミニュケーションというのは非常にあやふやなもんなんじゃないでしょうか。
私自身の経験としてはあまりないので推測ですが、意思の疎通が完全に取れている訳ではなくて、時には通じ合っている気がしたり、ある時にはまったく通じなくて何を考えているか(全く考えていない場合も)分からなかったり。
でもちょこっとしたきっかけで思いが通じていることが分かる。それを少しづつ積み重ねていく。些細な事がきっかけでその関係が一度壊れる。でも諦めずにコミニュケーションを取り続ける。そうすると朧気だったお互いの気持ちがはっきりとした輪郭を持ち始め、最後にはお互いに相手を必要としているんだと確信出来る。

この映画はそこで終わるんですね。
サリーとブー(女の子)が最後の最後に気持ちが通じ合う。やっぱりお互いを大切に思ってたんだねと。
そこで終わるんです。だから泣くのです。

子育て真っ最中の人が見たら号泣するんじゃないかと思って。また私にもそんなシーズンが訪れたら見てみようと思います。

☆☆☆☆

85.スラムドッグ・ミリオネア(2008)
スラムドック・ミリオネア

クイズ番組のミリオネアに出ることになった貧しい少年がなぜかクイズにどんどん答えていく。番組側や警察は不正の疑惑をかけ彼を問い詰めるがなにも出てこない。少年は人生を語り出し、その壮絶な人生経験の中になぜかクイズの答えがあったことが判明する。。。

インドに行く前にとりあえずインド映画を見とくかと思って、見てみたのです。アカデミー賞もいっぱい取ってるしどんなもんかと。

上に書いたようなあらすじなんだけど、結局、クイズの答えを知っていたのは偶然たまたまなのですよ。壮絶な人生経験とクイズの答えにこれといった因果関係はなく、どっちかっていうと愛する女性を求める話?

どうなのよ。どうなのよ。どうなのよ。
ということで☆2つ。

☆☆

86.マネーボール(2011)
マネーボール

セイバーメトリクスという野球の戦術理論を独自に研究したビリー・ビーンをモデルにした話です。
セイバーメトリクスというのは打率などではなく出塁率に評価の大きなウェイトを置いた戦術のことで、予算のない弱小チームのGMであったビリーが研究を重ね、他チームから評価されていない安い年俸の選手を集め強豪チームを作り上げました。
ビリー・ビーン役をブラッド・ピットが演じています。

この映画はほとんど野球のシーンはありません。
あるのはその理論によるチームの改革。あの選手はどうだとか交渉可能かとか。
そして既存の野球の価値観とのぶつかり合いですね。
チームにはベテランのスカウトがいて、彼らは経験と勘からいい選手を探り当てる。彼らに対してセイバーメトリクス理論をぶつけても反発を買うばかり。その場での討論やビリーの苦悩などは大変おもしろいです。

☆☆☆☆

87.300(2007)
300

スパルタ王国とペルシャの戦争をリアルに描いた作品。ペルシャに降伏を迫られたスパルタ王国の王、レオニドスはこれを拒否し、使者を殺害する。全軍にてペルシャを迎え撃つよう促すが、神託によるこれを拒否されたため300人の部下を連れ散歩に出掛け、散歩中に「たまたま」ペルシャ軍と衝突する。。。

熱き漢たちの血湧き肉躍る争いの話ですね。スパルタ王国の戦士は皆勇敢でまさに一騎当千といった感じなんですが、なんせ多勢に無勢。いかにスパルタ王国の戦士として誇りを持って死ぬか。

かなりリアルな描写なので苦手な人はご注意を。

☆☆☆

88.プリンセスと魔法のキス(2009)
プリンセスと魔法のキス

すごく面白いし好きな映画です。

でもなんとなく書くのが面倒になってきたので、割愛します。

フフフ。

あ、でも本当に面白いから。特にばあさんの歌は最高だし、あの虫くんの最期はもう涙モノです。

キーワードは「星に願いを」

☆☆☆☆

89.チェンナイエクスプレス(2013)
チェンナイエクスプレス

インド映画をインドで見るという行為を遂に達成しました!記念すべき映画なのです。


いいよね、このインド感。漂うインド。踊るアクター。香るスパイス。走るガキンチョ。鳴り出すテレフォン。

1000人は入ろうかという大劇場で見るインド映画はなににも代え難い経験でした。

映画の内容はというと、
お父さんの遺灰をチェンナイの海まで散骨しにいこうとする主人公が列車で偶然美女と出会う。美女は父親の刺客に追われており、連れ戻されると父親の決めた相手に結婚させられる。美女に惚れてしまった主人公は散骨のことは置いといて美女とともに父親のものとへと向かっていく。
って感じ。たぶんね。
なんせ9割ヒンディー語だしわからん。でも単純なコメディなのでなんとなく場面は理解できます。

☆☆☆☆

90.WALL-E(2008)(3回目)
見る度にWALL-Eくんが可愛くなってきてしょうがない。
その健気な姿、一所懸命な姿、友達に会いたくて会いたくて真っ直ぐなWALL-Eくん。泣ける。

WALL-Eくんは人類によって大量生産されたお掃除ロボット。ゴミを集めて押し固めて四角くして揃える。
それだけ。

でも人類は地球の環境があまりに悪化したため宇宙船で旅立ってしまってもう700年。
WALL-Eくんは他のロボットも故障し一人ぼっちになってしまっても荒廃した大都市の中でただひたすらゴミを集めては押し固める日々。
珍しいものを見つけてはコレクションをしているのだけど、その中にダンスをしている人々が映ったビデオがあり、その中で男女が手を繋いでいるのを見て、いつか誰かと手をつなぐことを夢見ている。

あぁ健気。
そんなWALL-Eくんのご尊顔はこちら!
WALL-E2


もう一枚!
WALL-E1


ついでにもういっちょ!
WALL-E3


はうー。可愛い。700年間孤独だったのよこの子。なのにこの表情。この明るさ。

この子が遂に別のロボットに出会うわけです。イヴァちゃんに。
WALL-Eくん、手を繋ぎたくてもうしょうがない。宇宙にでも付いて行くよ!イヴァが動かなくなったら雨の日も嵐の日も側にいるんだ!

あぁ〜〜〜

頑張れWALL-E!!!

☆☆☆☆

91.ジャンゴ 繋がれざるもの(2013)
ジャンゴ

クエンティン・タランティーノ監督。クリストフ・ヴァルツがアカデミー助演男優賞を取りましたね。

時代は南北戦争時でまだまだ黒人差別が当たり前のように蔓延していた頃。賞金首狩りをしているドクターキングシュルツ(ヴァルツ)はターゲットの元で奴隷として働いていたジャンゴ(ジェイミー・フォックス)と出会い、彼と共に賞金首を殺しに行く。そこでジャンゴの生き別れた奥さんの存在を知り、居場所を突き止めるが。。。

いい。すごく面白い。誰にでもおすすめできる一本ですね。

黒人差別というどうしようもない負の歴史に対してきちんと制裁を加えてくれる。シュルツの内に秘めたる冷静な正義感、そして差別をされていた側のジャンゴが持つ熱い正義感。

最後に出てくるディカプリオ扮する悪玉がどうしようもないクズで、それまで冷静で会話を用いて相手を制してきたシュルツがある瞬間にキレる。そのカタルシス。

そしてシュルツの魂を引き継ぐジャンゴ!

KKKらしい集団の超間抜けっぷりもすごく面白い。

☆☆☆☆

92.フライト(2013)
フライト

デンゼル・ワシントン主演です。デンゼル・ワシントンはどうしようもないクズをやらせると本当に最高なのですが、今作でも最高です。もう本当にどうしようもない主人公なのです。

主人公はパイロット。ある日のフライトにおいて整備不良かが原因で舵の操作が効かなくなり、飛行機は墜落へ向かって一直線であったが、飛行機をひっくり返して軟着陸を成功させるという神ワザを成し遂げて一躍英雄となる。
しかし、事故後の調査において彼の体内からアルコールと薬物反応が発見され、英雄は一転、犯罪者として事故の責任を取らされる立場に追いやられる。
実際に彼は飲酒もドラッグもやっっているのだけど、正直にそれを言えないことが彼を精神的に追い詰め、ますます酒に溺れて、彼の非を庇ってくれている弁護士などの信頼も失っていく。それでも最後の審議を前に彼は今までを反省し10日間酒を断ち、会場へと乗り込んでいく。


全然飛行機ものではないです。裁判ものでもない。ジャンルは難しいけど、過度なストレスで精神的に追い詰められている人がいかに現実と向き合い、非を認め、欲望に打ち勝っていくかというお話です。

冒頭にも書いたように主人公は本当にとんでもないやつで、はっきり言って救いようがない。まあ、酒と薬をやっていたのは事実なのだけど、もういい加減にしろってな具合が本当に最後の最後まで続くわけ。でも彼はそうやって現実と向き合えずに酒に逃げていくことにも実は苦しんでいて。
ラスト、どうしようもないクズが、振り絞った勇気で、一回だけ見せる善意と真実。それを見た時に涙なのです。

☆☆☆☆

2013年7月の映画記録

2013年7月の映画記録です。

前半の4作は内容が非常にハードなものでした。なんかそういう気分の時もありますよね。
明るい映画が見たい時とか、鬱になりそうな暗い映画が見たい時とか、アニメが見たい時とか、邦画がいい時とか、恋愛ものが、ミュージカルが、男同士のじゃれあいが、バッタバッタ人が死ぬのが見たい時とか。

色々な気分があっていいよね。

この時点で、思わずfbに書いてしまった「風立ちぬ」と「モンスターズ・ユニバーシティ」を見てるので早くこいつらについて書きたい。書いても来月公開じゃ遅い気がする。

「風立ちぬ」はいいから「モンスターズ・ユニバーシティ」を見て欲しい。土曜日の昼間にショッピングセンターの中にある映画館に行って親子連れや10代カップルがいる中、29の私は肩を震わせて号泣。
よかったねマイク、そしてサリー。今でも思い出すだけで泣きそうになる。

75.悪の教典(2012)
悪の教典

原作は「黒い家」や「青の炎」、「新世界より」等でお馴染みの貴志祐介。監督は三池崇史。
高校の英語教師である蓮見教諭(伊藤英明)、通称ハスミンは人格的に優れ、協調性が有り、リーダーシップも発揮し、授業も面白く生徒からも同僚の中からも信頼が厚いが、真の彼の姿はサイコパス(極端な冷酷さ、未慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴 from wiki)。自分の思うとおりに物事を進めるためなら簡単に人の命を奪うことも厭わない。
そんな彼が学校内で直面する些細な出来事をきっかけに気に食わないやつを片っ端から抹殺。ところが収集がつかなくなって追い詰められてもうしょうがないから担任を受け持つクラスの生徒全員の殺害を計画する。

2時間ぐらいの映画で死ぬ人は約40人ぐらいで一人一人それなりに丁寧な描写で描かれています。クライマックスはやはり生徒抹殺計画で、ここでの使用武器は主にショットガン。ショットガンはまあ、それはそれは残酷なもので、人に向けてはなりませぬ。なかなかその描写も絵的には激しいです。血が苦手な人にはまずオススメできません。

原作よりもストーリーの部分を省略しているので、ハスミン終始殺してばっかり。あまりハスミンの感情の動きやその計画についての描写はなく、淡々と問題解決のために殺害を繰り返します。

で、ここが普通の殺人鬼ものと違うと思うのですが、見ていても全く生徒側に感情移入しないんですよ。
普通は生徒に生き残って欲しいとか「逃げてー!」とか「ケーン、来ちゃダメー!!!」ってリンのように叫ぶのかもしれませんが、この映画においては全然そんな気持ち沸かない。

いかにハスミンの計画が成功するかって気持ちはハスミン側。
「さすがハスミン、俺達に出来ないことを平然とやってのける!そこにシビれる憧れる!」ってとこまではいきませんが、成功して欲しいと思いました。

ただ、原作ではあまり感じなかった生徒側の行動に疑問はあります。やっぱり外に逃げるのが一番安全な選択肢であることに間違いはないわけで、失敗したメンバーはいますがトライする価値は十分あるでしょう。
生徒側でよかったのは原作と同じくアーチェリー部の子です。原作よりもそのシーンは結構ハラハラする感じで「うーん、ハスミン危機一髪」。

唯一爆笑したシーンが、体育教師がパンツの匂いを嗅ぐシーン。

ハスミンが女子高生のパンツを投げる→生徒に手を出していたクソ体育教師がサスマタに引っかける→手に取る→なぜか嗅ぐ→ショットガン!
私も思わず「ハスミン、こいつは撃て!」と思った。面白い。

☆☆☆☆


76.恋の罪(2011)
恋の罪

園子温監督作品。
あまりに衝撃的でなんて書いたらいいか分かりません。全然整理ができないまま時間が経ってしまった。
元にしているのは東電OL殺害事件。東京電力に務めるエリートの女性社員が渋谷のアパートで死体で発見され、捜査を進める内にその女性が夜は売春をしていたことが発覚し大きな話題となったもの。

本作でも同様に、渋谷の廃屋で女性の死体が発見されます。一点違うのはそれが異様な状態で殺害されていること。身元を調べていく内に被害者は有名大学の准教授であることが判明し、どうやら売春をしていたことが発覚します。

この映画は主に三人の女の話として進行します。
一人は殺害されていた女性准教授(冨樫真)。もう一人は生前の女性准教授に慕っていた人妻(神楽坂恵)。最後はこの事件を操作することになった刑事(水野美紀)。

ストーリーは事件の発覚後に水野美紀が事件を追い真相に迫る現在の時間軸と、当の本人たちである冨樫と神楽坂がどう出会い事件に発展したのかの過去の時間軸が交差しながら描かれます。
大きなテーマとして挙げられるのが、女性の表と裏の顔。変身願望と言い換えても。
女性が本当に自己の下衆なところも含めた女性らしさを認め、それを開放し自らを売り物にする中でセックスとはなにか、金をもらって男たちとセックスをすることはどういうことかについて問を投げかけます。

抑圧された生活の反発として自身の女性としての裏の顔に気づき、その快楽と自己陶酔の世界に堕ちて行く主婦。
裕福な名門な家系に生まれ大学で教鞭をとるも強烈なファザーコンプレックスと外圧への反発として金で肉体を売る女。
そして彼女らの実態を知るに辺り、自身の不倫を顧みて、罪悪と背徳の沼から抜け出せない刑事。

さすが園子温監督いうだけあって内容は超超ハード。
異性と見ると辛いですきっと。自己の耐性を鑑み、覚悟を決めて、状況を整えてご覧下さい。
でも見る価値は大アリです。

☆☆☆☆

77.トガニ 幼き瞳の告発(2011)
トガニ

実際に韓国で起きた聾学校における児童の性的虐待が日常化していた事件を扱ったもの。
主人公はこの学校にソウルから赴任してきた美術教師。恩師から紹介された職場ではあるが、時間が経つにつれて不審な点に幾つか気付き、遂に性的虐待が日常的に行われていたという真相を知る。そこから話は一転して裁判ものへと進展し、原告側の美術教師と生徒たちと被告側の教諭たちが争いが始まります。そこで証人喚問や証拠品の検証が行われ、遂に判断が下る。

まず言っておかなければならないのは、本当に被告側がクズ。クズだらけで虫酸が走る。障害者の児童に対する性的虐待を教師がするっていうもうGO to HELL as soon as possible!って感じ。描写は抑えつつもそういうシーンがありますし、当然裁判でもそのような話が出ます。
苦手な人はご注意。

ただ映画としてはものすごく出来てます。裁判ものとしてもすごく面白いし、前半の何気ない伏線が決定的な証拠になったりと映画的なカタルシスは十分あります。

☆☆☆☆

78.嘆きのピエタ(2013)
嘆きのピエタ
法外な金利を付けて金を貸し、返せない時は容赦なく負債者の大怪我を負わせて障害者保険を受給させるという鬼畜な男。その男の前に突然母だと名乗る女が現れる。初めはまったく相手にしないが、執拗に付きまとう彼女を徐々に受け入れ、自分を捨てたことを罵倒しつつも次第に忘れていた母の愛情に惹かれていく。ところが、彼女がある日何者かに襲われ、姿を消した母を男は必死に探し求める。。。。

まあすごい映画でしたよ。衝撃的。
実は女のほうにはある秘密があって、そのことに男は最後気付くのですが、ラストの落とし前の付け方がもう。。。。。。。。。。。

もうねすごいの。
マジかっていうか。最初こいつなにしてんの?って思うんだけど、あるセリフを思い出して「え、あれやんの?」ちがうよそれ比喩だからーーーーーーーーーーーーって!!

もうそのまま映画が終わるから後味がもうグッチャグチャ。血の味しかししないみたいな。

☆☆☆☆

79.ハングオーバー(2009)
ハングオーバー

ハングオーバーは二日酔いという意味です。結婚式の直前に男友達だけでハリウッド旅行に飛び出した4人の男たち。豪華なホテルに着いてさあ街に繰り出そうとホテルの屋上で景気付けの乾杯をするも、そこから記憶は飛びに飛んで、気づけばホテルの部屋で爆睡。部屋は散らかり、虎はうろついてるし、歯はないし、見知らぬ赤ん坊がいるし、花婿になる仲間の1人が行方不明。そいつを探そうと見知らぬ赤ん坊を抱えて失った昨日の記憶を辿る旅が始まる。。。

まあ、面白かったですよ。お酒の席で隣の見知らぬ人がオススメしてくれたので鑑賞しました。今ちょうどこれの3がやってるらしくてね。

ただツッコミどころは結構多くて、気になってしまうとせっかくの面白いシーン少し覚めてしまったところがありました。マイク・タイソンの件はどう考えてもいらないしなあ。
ただ登場人物たちはいずれも魅力的で愛すべきバカどもだと思います。

とはいえ本人たちはすごく楽しそうなので、どなたか結婚の際には是非こういう男旅を企画しよう。

☆☆☆

80.マイレージ・マイライフ(2009)(2回目)
Up in the Air
マイレージ・マイライフ

主人公のライアン(ジョージ・クルーニー)は解雇の宣告人。企業が従業員を解雇したいときに雇う専門のコンサルタントで訴訟を起こさせないようにクビを告げる仕事です。アメリカ中を常に飛び回り英題の通り空の上に住んでいます。実生活はないに等しく、家族もなく、人間関係も希薄。ただ仕事をし、空の上にいることが誇りでそれが自分の人生だと考えている。ところがある女性との出会い、妹の結婚式、そして会社側の方針変更などにより自分の人生に対して疑問を持ち始め。。。

いい映画ですよ。名作とまではいかないと思うけど。
2回目を見て、ようやく「こういう映画なんだな」ということが分かりました。


☆☆☆

81.マイティ・ソー(2011)
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北欧神話に出てくるオーディンが治める王国アスガルド。彼が息子にソーに王位を授けようというその時に王国内に敵国のヨトゥンヘイムから侵入者が訪れる。ソーは怒りに任せてヨトゥンヘイムに報復を仕掛けるが勝手な行動がオーディンの逆鱗に触れ、ハンマーと力を奪われ地球に追放となる。地球で見つけた仲間とともにハンマーを探し、追っ手からの逃走などをする中で自信の愚かさを認め、成長を遂げる。

特にマイティ・ソーに興味が有るわけではないのだけど、とりあえずアベンジャーズ流れのマーブルヒーローものはひと通り見ておこうというわけでこれが最後の作品となりました。
アイアンマン、キャプテンアメリカ、ハルク、そしてソーです。数年前から独立した世界観だったマーブルヒーローの主人公たちを一つの映画の中で集結させる通称アベンジャーズ計画は実施されており、これらの映画の中と必ずエンドクレジットの後にはニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が出てきて、アベンジャーズ計画を匂わせています。

なかなかこういう壮大な試みってのもないものでどのシリーズも安定のクオリティです。実際このソーが一番下のような感じましますけどね。

あまりかっこいい戦闘シーンがなかったのが残念。
あとソーのアスガルドでの仲間たちが異様にしょぼく見えてどう考えても足手まとい。その中になぜか浅野忠信が出ているのだが。バトルシップではもうちょいいい役になってたので安心です。

☆☆☆

2013年6月の映画記録

2013年6月の映画記録です。

昨年見た映画の本数をさらっと半年でクリアしてしまった。
このペースで行くと年間140本ですね。5日に2本ってペースか。
ほとんどテレビ(特に地上波)を見ないのでまあ純粋に視聴に消費してる時間としてはそんなに多くないかなって思っています。

68.キャビン(2013)(3回目)
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清楚系少女、ビッチ系少女、スポーツマン、ガリ勉、マリファナ中毒の大学生5人組が山奥の湖畔にある従兄弟のコテージに向かいます。

途中で田舎のガソリンスタンドに寄るといかにも怪しいおじさんが「あの山小屋に行くのはいいが、帰りは知らんぞ」と意味深なことを言います。

水着に着替えて、湖で水遊び!

夜はコテージで飲み会!

そして抜けだした2人が森の中でいちゃついていると・・・・


っていう映画。どっかでみたような展開?

見たくなった?ならない?

でもこれがサイッコー!!!に面白いのですよ。

めちゃくちゃ笑う。

ネタバレが多すぎてなにも具体的に話せないんだけど、好きなセリフ羅列。

「おー半魚人かよ」とか、「Tequila is my lady!!!」、とか「FUCK you! FUCK you! お前らみんなFUCK youだ!」とか。

関係あるようなないようなミスチルのHEROを貼っておきますね。



☆☆☆☆☆

69.ザ・レイド(2012)(2回目)
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前回はDVDで見て、すごいテンション上がって面白かった映画だったのですが、
この度映画館にて鑑賞する機会に恵まれまして、面白さ30%増!

銃をぶっ放す!

ナイフでぶっ刺す!

拳でぶん殴る!

ケリで吹き飛ばす!

あーいいわこれ。スカッとする。

悪党の巣窟になってるビルが舞台なので、密室的な怖さも加わって、最高です。

大事なことなのでもう一回、最高です。

☆☆☆☆

70.アイアンスカイ(2012)
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アメリカの宇宙飛行士がアームストロング船長以来月面着陸をするのですが、なんとそこにナチスの生き残りがいて、監禁されてしまいます。
彼らはアメリカへの恨みを募らせ、技術力を磨き、新兵器による地球侵略を虎視眈々と狙っているのです。

実は月面着陸はアメリカの大統領選挙のためのアピールが目的だったため、宇宙飛行士は大統領に会わせてやるからといって、2人のナチスを連れて地球へ帰還する。。。

当然ながら全体的にコメディタッチで荒唐無稽なストーリーなんですが、チョコチョコ出てくるブラックジョークが面白かったです。
国連みたいなとこの会議で各国代表が「議論する場面があるのだけど、そこでの北朝鮮とフィンランドが素晴らしい。「あれは総帥の宇宙船だ!」とか。
あと、月で行われてるナチスの教育も面白い。
チャップリンの「独裁者」でヒットラーが地球型の風船で遊んでいるシーンだけが伝わっていて、「このように地球を手玉に取られる偉大な方です」とか子供たちに紹介したりして。後に全編を見た主人公がショックを受けるのもいい。

あと技術の発達って言ってもそれほど進んでなくてコンピュータとかやたらデカいの。
宇宙飛行士の持ってるipodに感動して、挙句にそれに宇宙船繋いで飛ばすっていう。
まあ、アポロに載ってたコンピュータはファミコン並の性能って言うからね。

この主演の女優さん。ユリア・ディーツェという方ですが、超綺麗。
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はうー。こんな方に教わりたかった。なにかをね。

☆☆☆

71.ベルフラワー(2012)
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女ってやつはなんでこうなんだ!

とか

男ってやつはどうしてこうなんだ!

って経験は多かれ少なかれ、程度の差こそあれ、あると思います。

そんな時にです。もう何もかも破壊したい!街ごとぶっ壊してやる!みたいな気持ちになったのが主人公。

武器は火炎放射器付き改造スポーツカー!

オレやってやるぜ!マッドマックス2のヒューマンガス様(主人公が憧れてる)のように!

っていう妄想だったり、現実だったり。

もう1回見たいなー。

☆☆☆

72.アジョシ(2010)
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ウォン・ビンですよ。皆様。
最近は聞くことも少なくなりましたが、韓流四天王なんて言葉が巷では流行った頃がありましたね。ペ、チャン、イ、そしてウォンです。私も別に興味ないんです。そういう流行りというか熱気というか。ただ純粋に映画を楽しみたいだけなんですよ。
たまたま見たい映画にウォン・ビンが出ていたと。それ以上でもそれ以下でもない。

ところが。

ウォン・ビンすげー!!!

もちろんその容姿の端麗さにオスであることを自覚しつつも惚れ惚れする件はあるのですが、その演技力、存在感と纏うなにか。それはなんだ。

初めは裏がありそうな寡黙な質屋で髪もボサボサ、服もヨレヨレ。
同じマンションで暮らす少女(この子の演技力も異常)に少し心を許してるような雰囲気に「根は悪い奴じゃない」感が漂う。

その少女が悪いやつら(クズ)に捕まり、次々と悪事が明るみに出ると、遂にウォン・ビンがキレる。

そこで身を包むは真っ黒のスーツ。似合う。似合うぞおい。

一回はやられる。でもリベンジに向かう。覚悟が違うぞウォン・ビン。

覚悟の証にボサボサの髪を刈り上げる。鍛えあげられたその肉体を見せつけながら髪を刈る!
そのシーンがこちら!
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なんたるボディ。マッチョなどという言葉では表現できない。なんていうの、実戦向きな肉体?漂う「こいつやっぱりただもんじゃ無い」感。何度も私が繰り返す肉体的説得力!

そしてまた真っ黒のスーツに身を包み、一人敵陣に殴りこむ。

最後は当然ウォン・ビン無双ですよ。さすが元特殊部隊だけあってウォン・ビン動きが俊敏。

個人的には防弾ガラスに向けて連射する場面はすごく好き。悪党(クズ)の余裕のなくなっていく感じが素敵。

「デートで見に行ってはいけない」なんてよく言ったもんだ。

オススメです!

☆☆☆☆

73.ジャッキー・ブラウン(1997)
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タランティーノ監督作品です。
薬と銃の密売をしている悪党(サミュエルLジャクソン)の金をメキシコから運ぶ手伝いをしていたCAであるジャッキー。警察の捜査が悪党に迫ろうとしている中、残りの金を一気に運ぶ計画が立てられるが、そこでジャッキーはそれを全て横取りしようと裏で計画を企てる。

この悪党のサミュエルLジャクソンがとんでもない奴で。最初のほうで、こいつは死ぬべし!とか思ってたら後にしっかり殺されとても気分は晴れやか。
悪党の仲間にロバート・デ・ニーロも出ているのだけど、この何も出来なさすぎる感じがすごい。お前、マリファナ吸って女とやっただけじゃねーか。挙句にその女に駐車場で車をどこに止めたか忘れてしまった件をバカにされて銃殺。酷い。

まあ全体的にたるい感じはなくはないです。突っ込みどころも多いしね。

ただ、音楽が最高。






サントラ借りてしまったよ。

☆☆☆

74.アラビアのロレンス(1962)
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舞台はアラビア半島。オスマン帝国からの独立戦争で活躍した実在の人物の物語です。

超大作とか史上空前のスケールとか映画に対する形容は色々とありますが、アラビアのロレンスはその中でもthe best of 超大作といってもいいんじゃないでしょうか。

現在ものすごく予算をかけて作る映画てのはCG技術がすごかったりキャストにお金をかけてたりなんですが、この1962年の名作はセットと演出とロケにものすごくお金をかけています。

スピルバーグは300億くらい?とか言ってるレベル。

そうすると何が違うって、スクリーンに映し出されるものはもはや現実なわけですよ。

ある街に奇襲をかけて攻略する場面がありますが、街を一つセットで作る。
そこにおそらく1000頭はいるであろうラクダに乗った兵士たちが雪崩れ込んでいく。
それを丘の上から、街全体が見渡せる俯瞰のカットで見せる。
見る見るうちに街路という街路にラクダが攻め入り、

「確かにこれで街が落ちた」という説得力を生むわけですよ。

あと、重要な人物にアリという人がいるんですけど、彼の登場シーン。
ロレンスが砂漠の真ん中の井戸で水を飲んでいると遠くの方から彼がラクダに乗って登場します。
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地平線の彼方に何か黒い線のようなものが見えて、それが熱の対流でユラユラ揺れながらもだんだん大きくなってきて、徐々にラクダとその上の人を認識出来るようになるまでのシークエンス!

2分ぐらいは延々それを見せてたような気がするけど、砂漠という環境がどういうスケールなのかってのがそれで一発で分かる。

で、またこのアリが死ぬほどかっこいい。
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スケール感を知るには大きいスクリーンで見るしかないので今回見れて本当に良かった。

エジプトに頻繁に行くということもあって、やっぱり砂漠に魅せられるっていうか砂の世界になんかぐっと来るものがありますよね。
砂が体につくのを来にせずにロレンスが砂漠でダラダラする感じとかすごいいい。

物語としては、歴史に残るような民族同士の争いの中で、その才能を見出され、存分に発揮し、奉られた挙句に、自惚れ、傲慢になり、そしてそのオス性を破壊され、そしてまた生まれ変わる主人公ロレンスの生き様を描いたものです。


是非ご覧あれ!
ちなみに映画は前編後編合わせて4時間だ!

前編の最後に出てくる
「INTERMISSION」の所でなぜか感動する。

この午前十時の映画祭は名作しか上映しないので、まずハズレがないし、時に大当たりを引けるのが魅力です。
私の生涯ベスト級の「フォローミー」とか「スティング」とか「バベットの晩餐会」とかもこの企画で初めて見ましたね。

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2013年5月の映画記録

2013年5月の映画記録です。

リバイバル上映で是非見に行きたい映画があるのです。
1つは「アラビアのロレンス」
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もう50年も前の映画ですが、古典中の古典の大傑作です。
「午前10時の映画祭」という名作映画ばかりを集めた特集上映が全国で始まってもう3年目なのですが、遂に本作もそこにラインナップしたという訳です。
6/15〜6/28の2週間、東京では六本木ヒルズで上映です。4時間ほどの大作ですが、クオリティはお墨付きなので暇を持て余す私のような者だけでなく、一生ものの体験として是非劇場へ。

そしてもう1つは大好きな作品である「サニー永遠の仲間たち」
内容は以前紹介している(45番目)のでそちらを見てください。
この中で、過去の自分が現在の自分にメッセージを送っているビデオを見るシーンがあるんだけど、涙腺ゆるゆる。んで、それを劇場で味わいたい。
でもこれ池袋の新文芸坐で7/4のワンチャンスっていう過酷な条件、しかも平日。遅いのでいいから見に行きたいなー。

過去の作品をDVDで見て「なんじゃこりゃ!」っていう名作に出会った時の劇場で見逃した自分に対する後悔は異常。

52.In the bed room (2002)
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マリサ・トメイですよ。まあなんて素敵なお方でしょうと再三繰り返してきておりますが。

一回り以上も年下の青年と付き合っていたナタリーだが、彼女の元旦那は離婚後もしつこく付きまとってくる。ある日、ナタリーの家で彼と元旦那が鉢合わせし、彼は殺害されてしまう。残されたナタリーと彼の両親は深い悲しみに落ち、特に両親は生活に支障をきたすようになるが、殺害のその瞬間を目撃したものがおらず、殺人罪ではなく、銃の暴発という形で事件は終息する。恨みを連ねる両親は遂にある計画を実行する。

とまあこんなお話ですが、正直細かく覚えていません。

非常に地味な映画ですが、淡々と進行する中にどんよりした塊のようなものが沈んでいる感じです。

☆☆☆


53.ドラゴン・タトゥーの女(2011)
ドラゴン・タトゥー

007のダニエル・クレイグ主演です。
記者をしている彼のもとにとある富豪の一族から、過去の事件に関する調査をして欲しいと依頼される。それは一族から疾走したある女性の行方に関するものであった。そんな彼のアシスタントとしてやってきたのはドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーの少女だった。。。

面白い。
過去の事件の謎解きをストーリーの中心に据えて、主役2人の葛藤や直面する問題を描きつつ、2人の距離感を上手ーく表現している。

このハッカー役のルーニー・マーラさん。
かっこ良すぎだけど怖い。是非とも敵に回したくないけど、彼女はオレを気に入るとも思えない。
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普段はこんなに可愛いのに。

で、2人の距離感がなんとも切ないんだなー。最後のほうなんてね、おじさんマーラちゃんの味方になってるから「勇気出して言っちゃえ!」なんてお節介焼き役の女子高生みたいな気分よ。

☆☆☆☆

54.プロジェクトA(1983)
プロジェクトA

組織の中で海兵隊と警察隊が衝突するんだけど、海賊が出てきてるから「やっぱジャッキーお前頼むぞ」っていういつもの展開で、いつものごとくジャッキーが大暴れしてくれます。
もちろんサモ・ハン・キンポーも出ます。

大変安心して楽しめます。

これだよジャッキー映画はこうでなくっちゃと思わせてくれる一本なので皆様にオススメです。

☆☆☆

55.セデック・バレ(2013)
セデック・バレ

日本が台湾を統治していた時代に実際に起きた、原住民族による最大の反乱事件「霧社事件」をテーマにしたほぼ史実に基づく映画です。霧社事件について詳しくはこちら

まずその事実に驚くし、知らなかった自分が恥ずかしい。

映画は本当に素晴らしいです。役者さんなんかもうそのままの人としか思えないぐらいのリアルな感じ。今でもいらっしゃるセデック族の方を実際にキャスティングしたそうで、役者としては素人だそうな。ビビアンスーも出でいて彼女もセデック族の血を引いているんだって。

日本の台湾統治時代に以下に彼らの文化を侮辱してきたか。
その中でも耐え忍び、我慢して生きてきて、自分たちの文化に誇りを持ち続けてきた人々。そんな彼らが遂に誇りをかけて日本軍に襲いかかる。日本側は40人の死者を出したそうな。

死生観が1つのキーになっていて、如何に誇り高く戦って死ぬかというのが彼らを奮い立たせるモチベーションになっています。それがいかにも力強いんだけどどう見ても絶望的なんよね。でも彼らの目は全然光を失ってなくて。。。
4時間半でしたがあっという間に終わってしまいました。

☆☆☆☆

56.フローズン・リバー
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アメリカ北部の田舎町で生活する主婦は旦那のギャンブルのせいで貧困な生活を強いられている。ある時偶然であったモホーク族の女性から一緒に仕事をしないかと誘われる。その仕事とは不法移民の越境の手伝いだった。。。

暗い。超暗い。
どんよりしてて登場人物誰も幸せそうじゃなんだけど、描写が丁寧で俳優さんもすごく上手くて。
見応えはありました。

もう主人公の主婦が結構どうしようもないやつなんだけど、最後に、本当最後に人のため(自分で撒いた種だが)に動く。危険を冒して救いに行く。

どうか彼女の気持ちは報われて欲しいなあと思うわけです。

☆☆☆

57.イリュージョニスト(2010)
イリュージョニスト

マジックをしながら各地を転々とする中年の男がとある旅先の酒場で少女と出会う。
少女は彼を本当の魔法使いと信じ、こっそりと後をつけ旅に一緒に出てしまう。田舎からパリに出てきた少女は奔放に振舞いそれを彼がマジックをやりながらなんとか支えていくがやがて彼は少女の元を去る決意をする。。。

まず画が本当に優しい。見ているだけで暖かい雰囲気が伝わってくるようですごく素敵です。
そしてこの映画はほとんどセリフがありません。
本当に最低限の言葉だけで、あとは表情とかジェスチャーで感情やコミニュケーションを伝えようとしています。

内容は心温まる部分と現実的な問題に向きあう悲しい場面とでかなり気持ちは揺さぶられますが、とてもよく出来ていると思います。

ただこの少女の奔放っぷりがちょっと鼻につくというか。
お前、大概にせえよと。おじさんも教育的指導の一つでもいれんかと思います。

ただラストは本当にせつないです。

☆☆☆

58.ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)
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ゾンビ映画の金字塔「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディ作。

このブログでも「ドーン・オブ・ザ・デッド」はアメリカ的だみたいなことをちょろっと書きましたが、本作の舞台はイギリス。
アメリカではショッピングモールに立てこもりましたが、じゃあイギリス人はどこに立てこもるかっていうと、

それはパブ。

「そうだあのパブに立てこもろう!」みたいな感じでゾンビを避けつつパブに向かいます。

で、楽しそうに酒を飲んだりするっていう。
上の画像はパブに向かう直前にゾンビに気づかれないようにみんなでゾンビの真似をしているところ。

とっても愉快な作品です。

☆☆☆

59.ホットファズ 俺達スーパーポリスメン(2007)
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上のショーン・オブ・ザ・デッド、そして宇宙人ポールと同じ製作者&主演の警察コメディです。
まあ、期待通り超面白いのよ。

超優秀過ぎてみんなに疎まれてロンドンから田舎へ左遷された刑事と、田舎の警察所長のボンクラ息子で映画マニアの刑事が、田舎村で起こる連続殺人事件を解決していくというもの。

事件の方は結構どうでもよくて、大事なのはこの2人の主役の関係ね。

このボンクラ息子は映画のワンシーンとかにすごく憧れがあって、それが事件を解決していく中でどんどん叶っていくの。まあ、そのうれしそうな顔。
よかったなーお前って。

☆☆☆☆

60.アルゴ(2012)
ARGO

今年のアカデミー作品賞ですね。
うん、おもしろかった。これが事実ってのがまず一番の驚きね。

☆☆☆☆

61.裏切りのサーカス(2011)
裏切りのサーカス

諜報機関の幹部の中にいる裏切り者を引退した幹部の1人が捜索する物語。主役はダークナイトのゴードン刑事でお馴染みのゲイリー・オールドマン。

すごく地味な映画で派手なアクションもないんだけど、ものすごく面白い感じだった。

正確に言うと全部見たんだけどちょっと意識が飛んでて細かいところを覚えていません。

もう一度見たら確実に☆が増えるんだけど、このブログの適当さに免じて許しておくれ。

オススメ!

☆☆☆

62.アウトレイジビヨンド(2012)
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北野武監督のヤクザモノ第2弾。前作の椎名桔平の死にっぷりはとてもよござんしたね。
今回は前作の続きということで、山王会と花菱会の抗争を悪い刑事が操ろうとしているところに大友組組長(北野武)が出所してきてという感じです。

今回誰が良かったかって、そりゃ加瀬亮と中野英雄さんですね。
加瀬亮のキャンキャン吠えっぷりは弱い犬ほどよく吠えるを見事に体現していてすごくいい。
死に方もいい。ちょっと叙情的な風にも取れる。俳句でも読もうかなって。
中野英雄さんはもう前回の指詰めシーンが最高だったんだけど今回も指詰めシーンが最高でした。
前の時はカッターでやろうとして「痛って!」って叫ぶという名シーンが有りましたが今回のはビックリでしたね。わーおっていうかみんなそりゃ納得するわ。

☆☆☆

63.猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011)
猿の惑星


猿だよ猿。これからは猿の時代。
いや、マジで。
だってカッコイイから。リーダーシップも発揮しまくり。

シーザー(チンパンジー)が。

ゴリラ先輩の決死のダイブ。
マジ涙。

対する人間。
超クズ。

もういい。

これからは猿だよ猿。

☆☆☆☆

64.ハンコック(2008)
ハンコック

嫌われ者で自己中のスーパーヒーローがとあることがきっかけでみんなに好かれるようになるっていう雑なストーリーの紹介。
まあ出張先のホテルでたまたまやってたのをみたぐらいなのであまり興味はありません。
このハンコックをいいやつにプロデュースしようと広告代理店の男があれこれ計画をするんだけど、この男の妻がなんとシャーリーズ・セロン。

そう。ヤング≒アダルトのメイビス役でお馴染みのシャーリーズ・セロン。

もうこの奥さんがメイビスにしか見えなくてね。なんだか不憫よーって。

☆☆

65.007 私が愛したスパイ 第9作(1977)
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007シリーズです。
今作は舞台がなんとエジプトとイタリアというわけで私としては必ず抑えておかねばならない一本です。
「シュクラン」とかちょろっと出てきて「おー」ってなりました。
ちなみにみんな大好きイブントゥールーンモスクもちらっと登場するので是非ご覧下さい。

007シリーズ制覇まであと15作。


☆☆☆

66.ふがいない僕は空を見た(2012)
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主婦との不倫の関係にはまり、それが後に大問題に発展してしまう高校生。
彼の不倫相手は姑に子供が出来ないことで人格まで否定されている。
彼の同級生は貧困に苦しみつつもバイトを重ねて必死に生きようとしている。
彼の母親は自宅で産婦人科を営み日々命を向き合っている。

この4人のお話。

生きていくことは本当にままならないのだけれど、

それでも前を向いて生きていかなくちゃならない。

性と生。

もうね人間として生まれた以上これは切っても切れない訳。

これと向き合っていかなくちゃしょうがない。

いいとは噂に聞いてたけど、こんなに深い感動と重い問いかけを与えてくれる映画とは思っていなかった。

ものすごいオススメです。田畑智子が超かわいいし。

いや、本当に思った。そりゃあ芸能人にいくらでも可愛いと思える人はいるんだけど、
演技の中でこんなに可愛く思える人もなかなかいないなと。

そして気合の入りまくったベッドシーンね。
乳首を出すか出さないかでウダウダいってる演技の出来ない女優はさっさと消えろってなもんです。

ただ、結構激しい18禁なので家族団欒に放り込むと部屋が凍り付くので要注意。

☆☆☆☆☆


67.ヤング≒アダルト(2012)
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改めてクドクド書きませんが、本当にいいよこれ。
前回から☆1つ増やしました。
あーメイビス、よしよしって感じ。
誰でも誰かに今の自分を肯定して欲しいよねー。
メイビスは可哀想なんだけど、こういう所は誰にでもあるしねー。

☆☆☆☆☆
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