Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2013年映画まとめ

2014年も既に3ヶ月目に入っております。新年度の始まりを迎えようとするこの時期にためていた宿題をやります。
2013年に見た映画は全113本。ちょこっと総括めいたことは書いたのだけれどもきちんとまとめてこそ総括だろうと考えが至りましたので、今更ながらですが自己満足のために総括を行います。

まず、全作品のリストを以下に提示します。
ちなみに映画館で鑑賞は21回20本(キャビンを2回見た)です。

1.Premium Rush (2012)☆☆
2.未来を生きる君達へ(2011) ☆☆☆
3.LOOPER(2013) ☆☆☆
4.サイタマノラッパー3 ロードサイドの逃亡者(2012) ☆☆☆☆
5.アルマジロ(2013) ☆☆☆☆
6.ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間(2001) ☆☆☆
7.スターシップ・トゥルーパーズ2(2003) ☆☆
8.ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔(2003) ☆☆☆
9.ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2004) ☆☆☆
10.007 カジノ・ロワイヤル(2006)☆☆☆☆
11.ヤングジェネレーション(1979) ☆☆☆☆
12.猿の惑星・征服(1972) ☆☆☆
13.ホビット 思いがけない冒険(2013) ☆☆☆
14.007 慰めの報酬 (2008) ☆☆☆☆
15.ジュラシックパーク(1993) 2回目 ☆☆☆☆☆
16.シークレット・サンシャイン(2011) 2回目 ☆☆☆☆☆
17.ユア・マイ・サンシャイン(2005) ☆☆☆
18.ヒューゴの不思議な発明(2012) 2回目 ☆☆☆☆
19.ヤング≒アダルト(2012) ☆☆☆☆☆
20.ウォッチメン(2009) 2回目 ☆☆☆☆
21.ゼロダークサーティ(2013) ☆☆☆☆
22.ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 (2011) ☆☆
23.フラッシュバックメモリーズ3D(2013) ☆☆☆
24.ザ・レイド(2012) ☆☆☆☆
25.その土曜日、7時58分 (2008) ☆☆☆☆
26.アナコンダ2 ボルネオ島の迷宮(2005) ☆☆
27.おおかみこどもの雨と雪(2012) ☆☆☆
28.ダイ・ハード(1989) ☆☆☆
29.The Driver(1978) ☆☆☆
30.キャビン(2013) ☆☆☆☆☆
31.ハンガーゲーム(2012) ☆☆
32.ラバー(2010) ☆☆
33.宇宙人ポール(2011) ☆☆☆☆☆
34.別離 (2011) ☆☆☆
35.007 スカイフォール(2012)(2回目) ☆☆☆☆☆
36.ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う(2010) ☆☆☆
37.ファニーゲーム(1997) ☆☆☆
38.ミスト(2010) ☆☆☆
39.JSA(2000) ☆☆☆☆
40.クリスマスのその夜に(2010) ☆☆☆
41.未知との遭遇(1997) ☆☆☆
42.宇宙人ポール(2011)(2回目) ☆☆☆☆
43.Dawn of the Dead(2004) ☆☆☆
44.SHAME(2011) ☆☆☆☆
45.8 1/2(1963) ☆☆☆
46.アベンジャーズ(2012)(2回目) ☆☆☆☆
47.ライジングドラゴン(2013) ☆☆☆
48.インクレディブル・ハルク(2008) ☆☆☆
49.アイアンマン3(2013) ☆☆☆☆
50.アイアンマン(2008)(2回目) ☆☆☆☆
51.007 ロシアより愛をこめて(1964) ☆☆☆
52.In the bed room (2002) ☆☆☆
53.ドラゴン・タトゥーの女(2011) ☆☆☆☆
54.プロジェクトA(1983) ☆☆☆
55.セデック・バレ(2013) ☆☆☆☆
56.フローズン・リバー(2008) ☆☆☆
57.イリュージョニスト(2010) ☆☆☆
58.ショーン・オブ・ザ・デッド(2004) ☆☆☆
59.ホットファズ 俺達スーパーポリスメン(2007) ☆☆☆☆
60.アルゴ(2012) ☆☆☆☆
61.裏切りのサーカス(2011) ☆☆☆
62.アウトレイジビヨンド(2012) ☆☆☆
63.猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011) ☆☆☆☆
64.ハンコック(2008) ☆☆
65.007 私が愛したスパイ 第9作(1977) ☆☆☆
66.ふがいない僕は空を見た(2012) ☆☆☆☆☆
67.ヤング≒アダルト(2012)(2回目)☆☆☆☆☆
68.キャビン(2013)(3回目) ☆☆☆☆☆
69.ザ・レイド(2012)(2回目) ☆☆☆☆
70.アイアンスカイ(2012) ☆☆☆
71.ベルフラワー(2012) ☆☆☆
72.アジョシ(2010) ☆☆☆☆
73.ジャッキー・ブラウン(1997) ☆☆☆
74.アラビアのロレンス(1962) ☆☆☆☆☆
75.悪の教典(2012) ☆☆☆☆
76.恋の罪(2011) ☆☆☆☆
77.トガニ 幼き瞳の告発(2011) ☆☆☆☆
78.嘆きのピエタ(2013) ☆☆☆☆
79.ハングオーバー(2009) ☆☆☆
80.マイレージ・マイライフ(2009)(2回目) ☆☆☆
81.マイティ・ソー(2011) ☆☆☆
82.風立ちぬ(2013) ☆☆☆☆
83.モンスターズ・ユニバーシティ(2013) ☆☆☆☆☆
84.モンスターズ・インク(2001) ☆☆☆☆
85.スラムドッグ・ミリオネア(2008) ☆☆
86.マネーボール(2011) ☆☆☆☆
87.300(2007) ☆☆☆
88.プリンセスと魔法のキス(2009) ☆☆☆☆
89.チェンナイエクスプレス(2013) ☆☆☆☆
90.WALL-E(2008)(3回目) ☆☆☆☆
91.ジャンゴ 繋がれざるもの(2013) ☆☆☆☆
92.フライト(2013) ☆☆☆☆
93.マッドマックス(1980) ☆☆☆
94.パシフィックリム(2013) ☆☆☆☆☆
95.8mile(2003) ☆☆☆☆
96.ted(2013) ☆☆☆
97.アイアンマン3(2013)(2回目) ☆☆☆☆
98.地獄でなぜ悪い(2013) ☆☆☆☆☆
99.エイリアン(1979) ☆☆☆
100.エイリアン2(1986) ☆☆☆☆
101.フォローミー(1972)(3回目) ☆☆☆☆☆
102.いつも二人で(1967) ☆☆☆☆
103.マトリックス(1999) ☆☆☆
104.ライフイズビューティフル(1997)(2回目) ☆☆☆
105.野蛮なやつら(2012) ☆☆
106.エイリアン3(1992) ☆☆☆
107.キャビン(2013)(4回目?) ☆☆☆☆☆
108.悪の法則(2013) ☆☆☆ 
109.高地戦(2012) ☆☆☆☆
110.ライフ・オブ・パイ(2013) ☆☆☆☆
111.レア・エクスポーツ〜囚われのサンタクロース〜(2010) ☆☆☆
112.CITY OF GOD(2003) ☆☆☆☆
113.ゼログラビティ(2013) ☆☆☆☆☆


☆の数は個人的な評価でカッコ内の数値は便宜的に付けた点数です。ブレることもありますが評価基準は以下のとおりです。

☆(00~20)−−−−−−クズ
☆☆(21~40)−−−−−見ていてる途中からあぁ〜となってガッカリ
☆☆☆(41~70)−−−−嫌いじゃないけどすごく好きでもない。
☆☆☆☆(71~90)−−−みんなに薦めたい!何度でも見たい!
☆☆☆☆☆(90~ )−−−関係者各位へお礼のお手紙出したいレベル

このような感じです。正直困ったら☆☆☆へ入れとけ!って感じがなくもない。
これを踏まえた上で2013年の113本の評価ごとの割合は以下に示します。

☆−−−−−−0
☆☆−−−−−9 (8%)
☆☆☆−−−−45 (40%)
☆☆☆☆−−−43 (38%)
☆☆☆☆☆−−16 (14%)

☆☆☆と☆☆☆☆がやはり多いですね。合わせて78%。
そしてクズ映画がなくて本当に良かった。やっぱりある程度フィルタリングしているので、そうそう悪い映画には当たらないです。
16本もの☆☆☆☆☆が見られたのは本当に素晴らしいことです。
初見のもののみタイトルを並べますと、
・ヤング≒アダルト
・宇宙人ポール
・007 スカイフォール
・ふがいない僕は空を見た
・キャビン
・モンスターズ・ユニバーシティ
・パシフィックリム
・地獄でなぜ悪い
・ゼログラビティ
の9本。


特にモンスターズ・ユニバーシティ、パシフィックリム、ゼログラビティ。
この3本は私という個人にとって特別なものになりました。
何度でも何度でも見直すことでしょう。
しかし、ゼログラビティについては劇場でかつ3D環境でなければ意味が無い映画です。その意味において、IMAX3Dで見た経験は一生の財産になると確信しております。映像美、演技、演出、脚本、そしてテーマがもう完璧に絡み合って映画というエンターテイメントの魅力がこれでもかっと爆発した大傑作と思っています。語りたいことは山ほどあるし、日々思い返す度に新しい気づきがあり、どんどん魅力に取りつかれていっています。ストーリー上、サンドラ・ブロックは3回蘇るのです。REBIRTHするのです。が、その意味がすべて違う。その要因も違う。最後の蘇りの瞬間のあの覚悟のセリフは涙なしでは見れないし、自分の胸に突き刺さります。

そう、人生とは生きるということは最高の旅なのです。

本当にアルフォンソ・キュアロン監督には感謝しております。アカデミー賞でも7冠を達成しました。本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。できることなら全国のIMAX3Dでずっと上映してほしいです。

パシフィックリムは誰もが小さい時に頭のなかで描いていたイメージを最新技術を駆使して映像化してくれました。ロボットと怪獣がぶつかり合い殴りあう。ビルほどもあろうかという体躯で力いっぱい殴った時のその重みや衝撃。そして大好きなタンカーを引きずるシーン。
その場にあるものを使用するのは常套手段ですが、タンカーとかコンテナとかスケールがあっぷしたジャッキー・チェン感。元気がなくなった時はパシリムのテーマを頭のなかでガンガン鳴らしています。
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モンスターズ・ユニバーシティ!
前回も書いたので大きく書きませんが、なにかやりたいことがある人、仕事に一生懸命な人、どこかそれに不安を抱いている人が見れば、号泣間違いなし。

とにかく!
映画は素晴らしい。なぜこれに気づくのに30年弱も掛かったんだ。とうことです。
☆☆☆☆以上は本当におすすめなので、TSUTAYAで思い出せば、一見興味がわかなくてもお手にとって頂けると幸いです。

以上。

2014年1月2月の映画記録

2014年1月と2月の映画記録です。

1.モンスターズユニバーシティ (2013)(2回目)
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この期の人生、私はこの映画を何度でも何度でも見てしまうでしょう。
ウーズマ・カッパのみんなに会いたくなるでしょう。
マイクのあの笑顔とポジティブさが懐かしくなるでしょう。
サリーの暖かさと優しさを確かめたくなるでしょう。


人生の中で自分が出会った素晴らしいものをより追い求めることは人として当然だと思う。
ただ、それが自分にとって決定的に合わない、適正がないものだとしたら、
その時はあなたはどうする?

本当に深い深いテーマをこんなにも楽しく、明るく、そして少しビターに映画にしてしまうなんてピクサーの方々はなんてクリエイティブなのでしょうと感服します。

☆☆☆☆☆

2.裏窓 (1954)
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アルフレッド・ヒッチコック監督の超有名作です。ご存じの方も多いと思います。
主人公はカメラマンのジェフは足を骨折し自宅滞在を強いられています。自宅はマンションの中庭に面しており、大きな窓からは他の住民の生活を垣間見ることができます。彼はそこから彼らの生活様式や仕事、家族関係などを推測して楽しんでいました。
ある日ジェフは斜め向かいに住むある男が奥さんを室内で殺害したのではないかと疑念を持ちます。普段から口論が絶えず、突然に奥さんが消えたからです。そこからジャフは彼の行動を追い、情況証拠を固めていくのです。
舞台は彼の部屋から見えるものが全てでカメラは一度も部屋の外に出ません。ちょっとしたドキドキ感がありますし、こんな設定でよく映画が作れるなと感心します。

☆☆☆


3.エイリアン4 (1998)
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エイリアンシリーズの第4作。英題のサブタイトルは「復活」としています。
前作でシガニー・ウィーバー演じるリプリーはクイーンエイリアンとともに溶鉱炉に身を投げ死んだはずなのですが、今作ではクローンとして復活します。
証拠いもなくエイリアンを兵器として使いたい科学者達によってどこかにあった血液を利用して復活させられたのです。確かに前作でリプリーは卵を植え付けられましたが、このクローンにはリプリーとエイリアンのDNAが混じっているのです。?ですが気にしない。
リプリーから抽出されたエイリアンが例によって脱出し人間へと牙を向けるわけです。それは良いのですが、今回大事なのはリプリーとエイリアンの関係です。人間としての自我がありながら自分の半分はエイリアンなのです。腕には8という番号が刻まれ、それは1〜7の失敗作がいたということですね。彼女?らにも途中会うのですがブログに画像を貼るのを躊躇するぐらいのグロテスクさです。彼女らはリプリーに(彼女らもリプリーですが)殺してと懇願するのです。
そしてエイリアンたちはというとなぜかリプリーになつくんですね。母親を見るような目で。それでもリプリーは彼らを存在してはいけないものとして殲滅させます。泣きながら。

監督はアメリでお馴染みのジャン=ピエール・ジュネ。

☆☆☆

4.テイク・ディス・ワルツ (2011)
テイク・ディス・ワルツ
マーゴ(ミシェル・ウィリアムズ)とルー(セス・ローゲン)の夫婦は最近倦怠期気味。ある日マーゴは取材先でダニエルと出会う。帰りの飛行機も同じでしかも最近マーゴの近くに引っ越してきたばかりという。マーゴは次第に彼に惹かれ、食事や散歩を重ねる。ダニエルも彼女に惹かれていくが、中途半端な関係でsexはしないと公言する。それに答えを出せないでいるマーゴはある日ダニエルが引っ越していくのを目撃する。ルーはその姿からすべてを悟り、マーゴと別れる決意をする。マーゴはダニエルと生活を始め、愛欲に満ちた生活をおくるのだが。

なんといっても私は女性の微妙な心の揺れ動きには鈍感です。
そしてミシェル・ウィリアムズは出てきただけで心のバランスが不安定な感じがします。そんな女性が何を考えているかなんて私にとっては到底できないわけで、正直彼女の心はわかりません。

でも男の気持ちはちょっとは分かるべ!
ルールールー!
寡黙だなあ君は。もう少し意見してもいいんだぜ?マーゴのことが好きなんだな。わかる。だからこそなにも言わないんだな。わかる。
最後のシーンは格好良かったぜ。

☆☆☆


5.007カジノ・ロワイヤル (2006)(2回目)
カジノ・ロワイヤル

今回はボンド・ガールのヴェスパーとして登場するエヴァ・グリーンに注目。
初登場シーン
エヴァ・グリーン
ここではボンドと若干期の強めな押し問答をするも一歩も引かない。

ホテルに到着後、ドレスに着替える前
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なにこの柔らかな笑顔。毎日これで送り出されたい。(多分なかなか行かない)。更にこのシーンではヴェスパーが用紙したボンド用のジャケットは出会った時に目視で採寸し仕立てたものであることがわかる。なにその能力。

カジノ会場にてドレスに着替えたヴェスパー
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なにこの美貌。彼女のために美貌って言葉が生まれたんじゃないかっていうぐらい。まあなんと美しいこと。
思わず私も「うっ!」って言ったよね。キモイ?いいえ。キモくない。

そしてカジノ2日目のドレス
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ネックレスが谷間へ吸い込まれ消えるというマジックまで魅せつける。やれやれだぜ。ふぅ。

みんなでエヴァ・グリーンさんを追いかけようね!(謎)

☆☆☆☆

6.ワールド・ウォーZ (2013)
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さてここで問題です。ワールド・ウォーZの「Z」とはどんな意味でしょうか?

1.Zoo 愛を下さい♪ウォウウォウ♪
2.Zoid 小さい時持ってたなー。いま見てもカッコイイ。
3.Zombie ゾンビのスペルってこんなんやったのね。よかった、今まで試験に出なくて。

正解はなんと。。。3!ゾンビが正解でした。正解者に拍手!!!

ブラッド・ピットの制作・主演の世界を股にかけたゾンビ映画なのです。
こんなにスケールがでかいゾンビ映画もないわけで、それだけで世界中に跋扈するゾンビ映画マニアたちがまさに上の画像のように映画館に押しかけたというわけです。
ある日突然ゾンビが増殖を始め、それがもう止まらない。国連職員であったブラッド・ピットは専門チームを抱え、原因の究明のために世界中を飛び回る。

上の画像はイスラエルのシーンなんだけど、最近こういうCGを見るとどうやって作ってるかの構造分析みたいなのをしてしまうのですよね。世の中には群衆シミュレーションなるソフトが有りまして、ここの人体モデルに対してある心理状態を設定できるわけです。不安とか恐怖とか。それに伴い避けるべきオブジェクトや逃げる方向等を設定してやるとその命令に従って一斉に動き出す。そのパロメーターにはランダム値があって、全員同じ動きではなくて、スピードや反応速度、または違う行動をするやつもいたりと設定できるのです。いじってみると結構面白いのですよ。
余談でした。

☆☆☆


7.パリより愛をこめて(2010)
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CISの若手エージェント、リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)とベテラン敏腕捜査官であるワックス(ジョン・トラボルタ)が麻薬組織の操作のためタッグを組むが、強引なワックスの捜査にリースは振り回される。

どっかで聞いたことある設定ですよね。中身を見てもその通りで、特に見せ場もなく、演技が演出が上手いわけではなく、かといってストーリーが良いこともなく、というか結構ハチャメチャなのです。

うーん。
去年見たジョン・トラボルタの出ていた「野蛮な奴ら」も微妙だったし(あとから気づいたが、この映画の主人公の青年がキック・アスの主人公であったため若干気持ちが上向きに傾いている)、もうジョンは終わりだなと。ボルタも終わりだなと。思っておりましたが、最近彼が超重度の飛行機マニアというかセミプロみたいな存在であることをしり俳優としては認めないが、人間性には関心がある、というような距離感であります。

「私とジョン・トラボルタ」という手記でも書けそうではありますが、この映画はダメです。

☆☆

8.ジョーズ(1975)
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言わずと知れたジョーズです。どういう映画かは皆ご存知でしょうし改めて私がご紹介しるまでもないと思うのですが、見たことありますか?ストーリー知っていますか?
私は初見です。まったくストーリーは知りませんでした。

もちろん巨大なサメが人を襲い、それを殺すべく男たちが海に繰り出すのですが、そこで繰り広げられる男の意地、役所の事なかれ主義、ハイテクとローテクの戦い、そしてサメの恐怖です。エンターテイメントとして非常に出来が良いです。そしてあの有名な音楽ですね。
ディーデン、ディーデン、ディデディデディデディデ×2、
文字にすると意味不明ですね。

これを見ずして!USJのジョーズでワーキャー言う事なかれ!

☆☆☆

9.007慰めの報酬(2008)(2回目)
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カジノ・ロワイヤルの続編です。007シリーズとしては前編後編と分けるのは今作が初めてだそうです。
先ほど前作カジノ・ロワイヤルのヴェスパーについて冷静な紹介を行った私ですが、非常に残念ながら今作には出てまいりません。
代わりを努めますボンドガールは彼女!
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カミーユ(オルガ・キュルレンコ)さんですね。もちろん美しいですね。

ヴェスパーさんとは違った魅力を持つ彼女。健康的に日焼けしたボディ、アクティブな性格を感じさせる服装に抜群のスタイル。
なにを言ってるんだ私は。

基本的にお話はボンドの復讐の話です。なんの復讐ってあんたヴェスパーですよ!
ボンドは怒り狂っているのです。その挙句にM16も辞めてしまって実際は007ではないのです。
そしてヴェスパーは誰かに脅されていたことを知り、南米で反政府とつるんで金儲けを企むグリーン氏を知り、こいつを殺すべく砂漠のど真ん中に位置するホテルへと駆けつける。

このグリーンさんの死ぬシーンがいいのですよ。
砂漠のど真ん中に放り出して、のどが渇いたらこれを飲めといって車のオイルが入った缶を渡して、「じゃあ」。

直接死ぬシーンは描かれませんが後の報告でオイルを飲んだことが発覚。ベア・グリルス直伝のサバイバル術を知っておけば生き延びることができたのに。。。と私は思う。

ラスト、真の意味での復讐を終え成長を遂げたボンドの前にMが現れ、「戻ってこい」という。
「いつあなたから離れました?」というボンド。

ひゅ〜。

☆☆☆☆


10.かぐや姫の物語(2013)
かぐや姫の物語
ジブリの高畑勲監督作品です。日本映画としては異例の50億超という予算で気の遠くなるような手間と時間をかけて作り上げられています。
別の映画を見た時に以下の予告編を見て、これは見ねば死ねぬ!と思い、いそいそと行ってまいりました。

これを見たら、行くよ、なんとしてでも劇場で見ないとって。

いろんな切り口があると思いますがまずなんといっても「画」ですね。
表現が難しいのですが、暖かみがあって優しくて、「豊かさ」がありますね。
本当に見ているだけで幸せで、序盤のおじいさんがかぐや姫に向かって何度も何度も「おいで、おいで」と言って、自分で言っていて気持ちが込み上がってきて号泣するシーンは感動でしたね。筆のタッチが多彩だから、シャープな線で描かれているおじいさんの顔が気持ちがこみ上げるつれて崩れてぐちゃぐちゃになっているんだけどそこから多幸感が溢れでて、ここで私も泣きました。

都に言ってからは、現代にも通じるような性差の問題、価値観の問題に直面します。
「高貴なる姫君」とはこうあるべき。
女性の幸せとはこういうものだ。
こうしてあげることが彼女にとって幸せに違いない」
幸せという価値観にかぐや姫は大きく悩まされます。また自分が性の対象として見られていることに対する嫌悪感。
少女が女性へと成長するスピードは決して共通ではないし、体の成長と心の成長はまったく別物。
現代から見れば滑稽な彼らの所業に見えるのですが、それは絶対的な位置が違うだけで、その価値観とかぐや姫の置かれている相対的な位置関係というかズレは現代のそれとほぼ同じです。
今風に言えば「女子力」とかですね。こうあるべき姿というものを信じて疑わない怖さと、多様性を意識しない怖さ。
様々な視点から語れる映画と思います。
もっと深く理解すればサブタイトルにある罪と罰ってなに?とかあの世って何?とかそもそも竹取物語はどんな話なのか?とか。

一見の価値は十分に十分あると思います。

☆☆☆☆

2月
11.マイノリティ・レポート
マイノリティ・レポート
近未来の世界で未来予知能力をもった特殊な3人のおかげで殺人を事前に防ぐことに成功していた。彼・彼女らは警察内の施設に隔離され、イメージが生まれると容疑者と被害者の名前が告知されるのであった。
その操作を担当しているジョン(トム・クルーズ)はある日容疑者に自分の名前が出たことをしる。近い未来に自分が殺人を起こすことを予言しているのであった。

なぜこれを借りたのかも覚えてないのですが見てみました。
面白い設定なのですが、あまりうまく活かせていないと思います。

最も気になったのは組織の動きです。
踊る大捜査線などの日本の警察ものにもありがちなんですが、登場人物が少なすぎるんですよね。なにもいろんな俳優をいっぱい採用しろってことではないんですが、お前らだけすべて解決してないですか?って。
今作で言えば、その施設を管理しているのもジョン、容疑者の家を探すのもジョン、捜査に行くのもジョン、逮捕するのもジョン。いや、警察っていうのはもっと組織的に動くでしょ。君がいなくなったらそのシステムは動かないのか?

とは言え見ていてそんなに飽きるところはありませぬ。組織VS個人みたいな構図もあるし、えっあいつが黒幕?みたいなお決まりの展開もあり。
だがおすすめとは言いがたいですな。

☆☆☆

12.キック・アス2 ジャスティスフォーエバー
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あの名作キック・アスの続編です。なにまだ見てない?なにを考えておるんだ君は、いますぐ手のひらにキック・アスと書いて明日TSUTAYAに行って店員にそれを見せなさい。

前作はとにかくクロエ・グレース・モレッツとヒット・ガールという組み合わせが大成功を収めてそれだけで映画の魅力を作り上げてしまったのです。映画では時にキャラクターの発見というか発明によって価値がぐんと高まることがあるのですね。お話としては無事に悪を倒したものお父さんがいなくなったミンディ(ヒット・ガール)は父の友人と暮らし一応まじめに学校にもいくことにしていました。

そして普通の女の子になることを約束させられました。
スーパーヒーローは本当のお前じゃない、本当のお前は15歳の女の子なんだ。

彼女の自我が揺れ動きます。

一方でデイブ(キック・アス)(アーロン・ジョンソン)はというと退屈な日常に飽き、ヒーロー活動を再開します。その中でキック・アスの前作での活躍に共感しヒーロー活動を始めた仲間たちとチームを結成します。そのチームこそタイトルにある「ジャスティスフォーエバー(正義よ永遠に)」です。リーダーはジム・キャリー演じるストライプス大佐。
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デイブはミンディにもぜひチームに入れというが彼女は近いを立てたためにヒット・ガールにはなれないという。そして彼女は普通の女の子になるべく学校のクイーンとお友達になろうとするも上手くいかず、思わずデイブの元へと相談へ向かう。そして「君は誰よりも綺麗で、強くて、賢いんだ」と言われ本当の自分の立ち位置を思い出す。

そんな時に前作の悪役の息子クリスが自らをマザーファッカーと名乗り凶悪な仲間たちを引き連れて次々とヒーロー狩りを始める。

ヒーローvs悪役の全面戦争となったその時にヒットガールもヒーロー側に参戦し、死闘が繰り広げられるのであった。
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ふふふ。勢い余ってあらすじを長々と書いたぜ。

ヒット・ガールはもちろん最高です。
前作より少し大人になったクロエさんもそれはそれでよし。思春期を迎えて自我に悩む感じもまたかわいい。
デイブはというとなんだんかんだでムキムキになって自信もついたし最初のギーク的なキャラとは違った印象。やはち男は男たる自信を身につけると変わるのですなあなんて思ったり。

今回一番笑ったのが悪役のマザーファッカー。これ自分で名づけたんだけどお前意味わかってるか。
仲間たちにも名前をつけていくけど適当につけすぎて面白い。
ロシア生まれの怪力女→「よし!そいつはマザーロシアだ!」「マザーファッカーとかぶってませんか?」

正直色々言いたいこともある。
アクションシーンは見せ方が悪い。最後の先頭なんてヒット・ガールとマザーロシアの戦いですらよくわからないし、ミクロとマクロの見せ方が上手くなかったり。
とは言え、やはりそこはキック・アスで勢いがあるから細かいところもまあいいかって気持ちになる。

一応きちんと締めくくった感じだけど今後はどうなのでしょうか?
デイブのアイアンマンライクな仮面もきになるところですが。

☆☆☆☆

仕事しながら音楽を聞く

皆さんやっておられるかもしれませんが、私は残業時間によく音楽を聞いているのですが、手元の音楽に飽きるとyoutubeでよさ気なやつをきき、そしてそれが面倒になるとメドレーとか作業用のBGMmixみたいなのを聞きます。
最近のお気に入りはこれです。

初っ端から「カンブリア宮殿」のテーマで心が持って行かれます。その後も「情熱大陸」やら「プロフェッショナル仕事の流儀」やら「ガイアの夜明け」などのまあいわゆるビジネス・お仕事・生き様系の番組のテーマソングかかかり、割りとテンションが上ります。

しかし、これも40分ぐらいのメドレーなので、意外とすぐリピートしてしまい飽きてしまいます。

そこで同じ系統のあの名曲を聴いてみました。

プロジェクトXのエンディングテーマですね。オープニングテーマの「地上の星」は上のメドレーに入っているのですが、個人的にはこの「ヘッドライト・テールライト」の方がガツンと来ます。

これを聞いているとなぜだか目の前の仕事がとても尊いものに感じられるのですね。Photoshopをいじっていても、


「そうだ、pngだ!」
オフィスで誰かが叫んだ。

当時は画像=jpgという認識が常識でむやみに形式を変えることは敬遠されていた。

「よし、それで行こう。判断に迷った時はチャレンジだ。念のためtiffも確認しよう」

透明部の保持、インターレースなど画像管理の幅が広がった瞬間であった。


のようなね。
私は一応画像系のプロということになっていますので上記のようなことはありませんが、いつもの何気なくしている作業に妙な価値付けをしだすという意識のもと、集中力がアップするのです。

ぜひ聞いて下さい。



ネタバレ

AVの紹介サイトにあるコメントに「ネタバレあり!」って書いてるのを見つけると毎回ものすごく笑う。
いや、そんな見てないですよ?もちろん。
たまに。極稀に。なんとなく気になった時に見るぐらいで。
ネタバレ

ネタバレってなに?って話ですよ。

なにがバレて良くてなにがバレたらダメなのか。

最後のフィニッシュがどこかとか?

それは事前に知ってたらダメなのか?

大変不思議で面白いですね。

2013年11月12月の映画記録

2013年11月と12月の映画記録です。
いよいよ年の瀬になってきました。


といってる間におたおたしていると年の瀬から年明けになってしまいました。映画は見ているものの全然まとめておらず、もういいからとりあえず2か月分さくっとまとめます。
そのほかにもブログのネタはあるのですが筆を真剣に持つ機会を作れず大変反省しております。
なんだあいつはちょっとあれがあれするとこうやってあれをあれするのかなんて言われないよう今年も頑張る所存です。
例年の婦人公論は一旦置いといて、まずは昨年の清算をしていきます。あとねこんなに映画見たんだからちょっとランキング的な総まとめもね、やりたいなーなんて思っています。

11月
101.フォローミー(1972)(3回目)
フォローミー

何度もご紹介している気がしますので改めて紹介しませんが、私の生涯ベストに近い映画です。
本当に大好きなんですよ。

ミアファローはかわいいし、そのたどたどしい演技がばっちり。そしてトポルさんの愛らしさと言ったらもうね。最高の笑顔です。

☆☆☆☆☆

102.いつも二人で(1967)
いつも二人で

ヘップバーン映画は「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」以来3作目。
結婚生活を長くしてきた夫婦がドライブ旅行中、二人の出会いからこれまでの様々場面を現在と過去を交錯させながら描く。

これは上のフォローミーと合わせて某お方にプレゼントさせていただきまして、現在鑑賞済みかどうか知りませんが、折に触れ見返していただけると有難く思います。

☆☆☆☆

103.マトリックス(1999)
マトリックス

説明不要のマトリックスですが、今更初見でした。昔々、私が高校生の時に友達と一緒にビデオを借りて見始めたものの早々に二人とも寝るという思い出深い映画です。

非常に今見てしまったことが残念なんですよね。マトリックスの世界観というものがかなり浸透というかある意味ありきたりになってきてしまっている現在、新鮮さをどこまで受容できるかなと思っていたけど、やっぱり衝撃はそれほどではなかったです。

随所にかっこいいシーンはあるんだけど、全体のストーリーがすごいとかではないので、ある意味その世界観とクールなルックスが魅力なので、印象としてはまあまあ。
でも見ることは決して無駄ではないので、続編のリローテッド、レボリューションも見ていこうと思います。

☆☆☆

104.ライフイズビューティフル(1997)(2回目)
ライフイズビューティフル

遠い昔に見たのをなんとなくテレビでやっていたので鑑賞。生涯ベストとかに挙げている人を雑誌とかで見るけど、改めて見返すとそこまでの映画じゃない気が。いいとは思うけど稲妻には打たれた気が全くしない。

☆☆☆

105.野蛮なやつら(2012)
野蛮な奴ら


まず脚本がめちゃくちゃでした。二人の青年と一人の女性が始める麻薬ビジネスのが引き起こす事件と女性の誘拐による三人の恋愛模様を描いていますが、見ている内にどんどん興味がなくなっていき最後はどうでもよくなります。成人指定なのですが、冒頭のsexシーンがもう気が抜けた感じで、暴力描写も目新しくはなく無駄に残虐だったりします。全然ゾクゾクしません。更にジョントラボルタはなんかもうだめですね。やたら押しが強い割に中身が無いというか。。。

☆☆

106.エイリアン3(1992)
エイリアン3

リプリーVSエイリアン第3ラウンド!
今度は僻地の星にある刑務所で遭遇!前科者たちと組んでエイリアン退治に奔走します。ラストは女王エイリアンとの心中で決着がついたはずだが、、、

☆☆☆

107.キャビン(2013)(4回目?)
キャビン

とにかく一回でも見ればあなたが好きかどうかは別にして生涯忘れられない一本になることは確実なので、映画というもののエネルギーやパワーを感じたいのであれば是非ともご覧あそばせ。

☆☆☆☆☆

108.悪の法則(2013)
悪の法則

リドリースコット監督でマイケルファスベンダーやブラッドピット、キャメロン・ディアスなどの有名な役者陣が多く出演している本作品。
メキシコの麻薬組織とのビジネスに小遣い欲しさに出資してしまっった弁護士がとある事件を境に正体の見えない組織に命を狙われ、やがてその標的は仲間たち全てに向けられてゆく。
ほとんどが会話中心で派手な場面は少ししかありません。
徐々に迫り来る組織の影とメキシコという土地とに恐怖を感じます。見終わった今、劇中の会話が暗示していることについて改めて見返したいのでDVDを心待ちにしています。現時点では半分も理解していません。

ただ、凄みを感じる!
←これはとっても大事なのです。なんか分からんがすごいものを見た気がする感。2001年宇宙の旅とかタダ事でない感じするもんね。ものすごく哲学的な映画だけど。

☆☆☆

12月
109.高地戦(2012)
高地線

やはり韓国映画のポテンシャルほ高いと再確認しました。
朝鮮戦争末期の38度線上に位置する高地の支配権を巡る攻防と兵士たちの民族を超えた交流、かつての仲間を豹変させてしまった想像を絶する過去、そしてなによりも全体を通して戦争というもののどうしようもないやるせなさと無情さをものすごくハイレベルに描いています。
そしてこれまで歴史に封印されてきた最後の24時間に起こるあまりにも無情な戦争というシステムの結末に涙は隠せないのであります。

☆☆☆☆

110.ライフ・オブ・パイ(2013)
ライフオブパイ

こんな話とは思っても見なかったよ!byオレ。
インドからカナダに向かう船が沈没し、虎と共に漂流することになったパイ少年のお話。

宇多丸さんのお話を聞いてようやくどういう話か朧気に理解しました。
物語の役割ってなんだろうか。


☆☆☆☆

111.レア・エクスポーツ〜囚われのサンタクロース〜(2010)
レアエクスポーツ

フィンランドのクリスマス映画です。


☆☆☆

112.CITY OF GOD(2003)
city_of_god

10歳にも満たない子供が銃を持ち強盗をする。車が通れば集団で運転手を暴行し、金と車を奪う。
そんな暴力だらけのスラム街で育った少年たちの青年期までの生活を生々しく描く。

本当にこんな世界があるのかというほど我々の理解を超えた世界です。
暴力と金と麻薬とSEXそして名誉のみにしか興味を示さない人たち。
そんな中でカメラを手にすることで自由な世界を手に入れた少年のお話。

そしてこれが実話という驚き。

☆☆☆☆

113.ゼログラビティ(2013)
ゼログラビティ

まず言わせて欲しい。
私の生涯ベスト級の映画に出会ってしまいました!!

ハッブル宇宙望遠鏡の修理プロジェクトのためスペースシャトルから船外作業を続けるクルーたちを破壊された人工衛星の破片の嵐が襲い、クルー達は宇宙空間に放り出される。
ここからどうやって地球に帰るのか。たったそれだけのお話。

でもその中に宇宙空間から地球へ帰ろうと足掻く登場人物のたった数時間の奮闘の中に、

我々はどう生きるべきなのか、生きるとはどういうことなのかという人間の根源に迫る問いがなされており、

そのラストショットの一連のシークエンス!

横に移動してきたカメラが止まる。主人公が指を、手を、そして足を動かす。その様子をカメラがフィックスで捉える。主人公の表情は写さない!

そして立ち上がる!未だにカメラは動かない。足首だけ写ってる!

ここで私は号泣!

そうだよ、こうなんだよ。だから原題はGRAVITYなんだよと!

映画終了後の拍手。劇場での拍手は初めてで私も思わず参加。

年末に見てプルプルし、年始に実家で見てまたプルプルし、この時は劇中で4回泣いた。

☆☆☆☆☆



これにて私の2013年の映画活動は終了です。
鑑賞した作品は全部で113本。劇場で見た新作は多分15本ぐらいかな。

忘れもしない12月28日の109シネマ木場。
最後に見たゼログラビティ。いや、あえて原題のGRAVITY。
期待はしていたがこれほどとは。本当に本当に素晴らしい映画体験でした。

また、モンスターズ・ユニバーシティ。
マイク・ワゾウスキに感情移入しまくりでキッズや若ママのあふれる映画館で号泣しました。
夢を追いかけるってなんて残酷なことなんだ。それでも好きなことを求める気持ちは誰にも抑えようがないんだ。
自分だけが見つける価値観や世界はあるのだろうか。

パシフィック・リムもよかった。
あんなに興奮できる映画もなかなか無い。細かいことなんて全部忘れて怪獣たちをぶん殴るイェーガーに酔いしれたい。いつまでも終わらないでほしいと心から願いました。

キャビンも素晴らしすぎてもう4回も見ている。
あんな映画は一生出会えないかもしれない。発想のぶっ飛び具合。
本当に面白い発想でこうだよねと。細かいディテールもいいけれど、そもそも世界の構築が根本から違う。そういうこと?そういう視点?っていう驚き。

今年はどんな映画に出会えるか楽しみでなりません。
キックアス2もあるディズニーの新作もある、猿の惑星の続編もある。

期待に胸膨らまし、私は今年も映画館とTSUTAYAに足繁く通います。

以上、2013年映画鑑賞の総括でした。
プロフィール

ケニー

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