Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2010年05月

APPLE社の経営戦略に見る「トゥルーマン・ショー的世界の構築」に関する考察


要旨:
macやipod、iphoneなどの製品を開発・販売するAPPLE社はその独自な発想と経営戦略によって近年その存在感を増してきた。その一つの要因としてあげられるのが、一連のAPPLE社製品ユーザーを取り巻く環境の構築であると考えた筆者は、それを「トゥルーマン・ショー的世界の構築」と称することとした。「トゥルーマン・ショー」は1998年ジム・キャリー主演の映画で、架空の世界の中で生まれた瞬間からテレビドラマの主人公として生きることを余儀なくされた男の物語である。映画中、主人公は巨大なドームの中に作られた架空の街で人生の時間を過ごすが、人間関係やイベントや天候にいたるまでが全て製作者によってコントロールされている。APPLE社の戦略はユーザに対し、ある種ユートピア的な世界・環境を構築し、その中にいるものだけが共有出来うるサービスや製品を提供し、その世界を広げてきた。この点がトゥルーマン・ショーで提示された世界観と通じるもものが多いと感じた筆者は、本論においてmicrosoft社の提供するwindowsと比較しながらAPPLE社の「トゥルーマン・ショー的世界の構築」を論じている。その結果、その戦略は極めて狡猾で、ある種の問題や矛盾を抱えつつもユーザーを取り巻く環境そのものをコントロールしその中にいることの満足感をユーザーに与えることが出来る点において秀逸なものと言えることが出来た。

キーワード:
APPLE mac 経営戦略 ユーザー

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別にtwitterを始めたわけではありません。

映画です。
これまた古い映画(1971年)ですが、最近見てなかなかよかったのでご紹介。

あらすじ:
英国の上流階級に属し、財産もあり、仕事も申し分のない会計士のチャールズだが、彼には大きな悩みがあった。妻のベリンダ(M.ファロー)が浮気をしているのではないか、という疑惑に苛まれてしまったのだ。チャールズは私立探偵のクリストフォロー(トポル)に妻の素行調査を依頼する。クリストフォローはつかず離れずの距離でベリンダの尾行をはじめた。ささやかな自由と愛情に飢えていたベリンダは、微妙な距離で見えるクリストフォローの優しいまなざしに興味を抱きはじめる……。
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こんなお話です。

もうね、この探偵クリストフォロー役のトポルさんが最高なわけです。写真左ね。

いかにも胡散臭い顔と憎たらしいぐらいの笑顔と図々しさ、なぜか常に白いレインコートと帽子を被ってベスパを運転。
カバンの中には常に食べ物だらけで、ことあるごとに「マカロンいる?腹持ちがいいんだぜ」とか勧めてくるの。
尾行もバレバレで目立ちまくってるし、とにかく尾行風景がかなり笑えます。
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この背後の男です。

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最初に尾行がバレたシーン。尾行する相手の目の前に座ってマカロン食べながら見つめるってどんな探偵やねんとツッコミが必要ですね。

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ベスパでバスを追うところ。必死で追ってきてるのがいじらしいですね。この頃になるとこの探偵は手を振ったりしています。

私個人的になにか常に食べてる人ってすごい好きなんです。食べ歩きとか車の中でお菓子つまんでる女の子とか。あとオーシャンズ11のブラッド・ピットね。奴も常になんか食ってましたね。そんな意味でもこの探偵はツボでした。
「動揺するとヨーグルトを食べるようにしているんだ」とか言って意味不明だけどおもしろい。

ストーカまがいの尾行を続けるクリストフォローですが、妻ベリンダとの間に次第に親密な空気が流れます。
言葉を交わすことなくどちらかが先立ってロンドンの街をさまよい歩き、なにか見せたいもの、面白いものがあったときはそれを指差し、それを共に感じる。

結婚後、夫と何も共有出来ていないと感じていたベリンダは、この10日間にものすごく大きな充実を感じるわけです。

「いつまでも恋愛気分じゃいられない」と言う夫に対し、

「結婚は目的地じゃないの。結婚したらパスポートを捨ててしまうなんておかしいわ」」というセリフが出ます。難しい問題ですね。

ベリンダに思いを寄せつつも、夫との中を取り繕おうと頑張るクリストフォローはこんな事を言います。

「人生で最も重い罪は、喜びを否定する事だ!」

夫の雇った探偵であることがバレて、楽しかった10日間をも否定してしまおうとするベリンダに向けたセリフです。前向きに生きろと。

そしてラストにクリストフォローが出した解決策がまた面白かったです。
あの白い帽子とレインコートを貸し出すんですね。

機会があれば御覧下さい。

<追記>
youtubeに見つけました。
画質悪い上に15分割されてますがそれでも見る価値はあると思います。
DVD化されてないのでね。

それを人は第3、第4の目と呼ぶんだよ

先日、高校の友人たちと飲んでいて、最近連絡をとっていない別の友人に電話をしようと言う話になりました。

電話を回して一人ずつ話すんですが、なんせ久しぶりな上に電話&酔ってるもんで向こうは大変だったでしょう。

私に電話が回ってきて「久しぶり、オレ分かる?」と言ってもピンと来ない様子。

名前を言いました。「オレ、鯵御家。覚えてる?」

すると向こうは分かった様子。
「あ〜、あ〜、分かった。乳首がピンク色の鯵御家ね。」

どんな覚え方されてんねんオレ。

言うにはサッカー部の合宿で見たそうな。当時はそんな話で盛り上がったんでしょうか、全然記憶にない。ジャッキー・チェンのモノマネとかで遊んだ覚えはあるんだけど。


この友人は面白くて、名言を残しています。
「もうオナニーするか、松たか子の写真眺めるかしかやることないわ」
高3にしてこの人生を達観した思考。

あまり成績の良くなかった彼が、某中堅私立大学に受かったと聞いて、「すごいやん!」と言っていたら、実は夜間だったとか。
本人曰く「受かってから気付いた」そうです。


それそうと私の乳首談義ですが、大学の友人からも未だに「左の乳首が陥没している鯵御家」と認識されているようで、なんなんだ私にとって乳首とは。

ちなみにもう陥没はしていません。成長するんだよ人間は。

これからは自分の乳首には負けないよう頑張ります。


今日の一枚
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本文の内容とは関係ありません。


コストコで食材確保

来るべき飢饉に対するリスクマネジメントとして実家に帰った際にコストコに行ってきました。

コストコはアメリカ発の会員制大型スーパーで、なんでもかんでもとにかくアメリカ的にスケールがでかくて、安いんだけど大量に買わされるのが特徴です。

ジュースは1.5リットルとかじゃありません。1ガロンです。

ガロンっておいって感じですね。シムシティの水道ポンプの能力でしか見たことないですね。
1ガロン=約3.8リットルです。これが最小単位ね。重いし。

ジャムが欲しい!→3個パックがデフォルト設定。
お菓子が欲しい!→見たこと無いぐらいデカいポテトチップスの袋。
マフィンが欲しい!→12個セット・・・・

マフィンの話をすると、私の大学でエジプト人のナビさんがが出していたお店でマフィンを180円で売っていましたが、あれはコストコのマフィンだったのですね。知ってたんだけど、実際品物を見ると「あぁ・・・」感は否めないです。
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12個で838円て。1個70円でしたか。いい商売ですね。

買い物を進める内に消費文化に罪悪感を感じながらもカートに入れる手が止まらないという現象が発生します。
ほとんど買うというより買わされてる感覚に近いですね。恐ろしい。


ウチのオカンなどは、「先週も来たからなんも買うもんないわ〜」とか言いながらレジでは2万ほど払っておりました。

つまりはそういうとこです。
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私は初参戦だったので、楽しみながらいろいろと買いました。当然一人暮らしには多すぎるものなので家族でワケワケしながらいただいてまいりました。

一番のお気に入りはこちら。
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イタリアでは大人も子供もみんな大好きなLoackerのチョコレートのThe BEST。
これは興奮しましたね。いくらだったか忘れましたが多分1000円ぐらい。

6種類のチョコレートを詰め込んだアソートパックです。
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ついつい手が伸びてしまってどうしようもありません。

その他のものはこちらにまとめます。
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左奥からイタリアンパセリ、泣く子も黙るチョコレートスプレッドのnutella、パルメザンチーズ、噂の1ガロンのミックスベリーの100%ジュース、2リットル近いパスタソース、大量のブルーベリー。
手前左がフライドオニオン、正面がペンネパスタ。

明らかに台所の収納能力をオーバーしています。どうしたもんかね。ジュースにいたっては冷蔵庫に入らないし。

消費文化って怖いね。感覚狂うよ。

阿部寛と戸田恵梨香はこれからどうなるんだ。

ゴールデンウィークの波に乗り、しっかり9連休を満喫している私です。

トリックの映画が明日から始まりますが、「また裏切られるんじゃないか」と見に行くかどうかを躊躇しております。


トリックと言えば阿部寛なわけで、最近のアノCMが気になりますね。

こちらです。

戸田恵梨香の新居引越し祝いに皆がプレゼントを持ち寄るという場面。

みんなは花束やらワイン、グラスなどをあげて盛り上げます。
「新生活をエンジョイしてね!!」


さあ待ってました。戸田恵梨香が密かに想いを寄せる阿部寛からのプレゼント。
否が応にも期待が高まる!!

「おいおい、新居に必要なものはこれだろ?」

そのプレゼントとは・・・非常袋!!!

みんなも「わぁ〜」っておい。
「それって盲点〜!」みたいなリアクションしてんじゃねえ!

なにこれ?ネタなの?
そう理解するのが普通なんだろうけど、阿部寛のボケに対するツッコミもないし受け皿もないよ。ボケたつもりなのに意外に普通に受け入れられて戸惑っているかもしれない阿部寛の気持ちはどうなるんだ。


CMの最後に戸田恵梨香が「これ欲しかったんです〜」って言うんだけど、
そんな発言普通じゃないぞ。変だよ。変。


最近新居に引っ越した方にプレゼントをあげたけど、あれは非常袋が正解だったのか?お鍋あげたんだけどなあ。

いやいや、非常袋はまずいだろ。想像するだけで空気が怖い。

というのはあるブログでこういう事を書いている方がいます。

例えば懐中電灯。
「懐中電灯・・・これ要る??一日のうち真っ暗なのはせいぜい7時間でしょう。これも持ち歩く人は少ないから「家」にいて地震に遭った時用ですよね。家で夜中で真っ暗だと、懐中電灯ないと動けないですか?

すごい豪邸の人ならともかく、ちきりん家なんて狭いから真っ暗でもほぼ大丈夫よ。這ってけば玄関まではたどり着けます。んで、とりあえず余震が怖くないところで「朝を待つ」ってのでいいんでないの?と思う。携帯は電気がとまっても使えるしね。夜中に懐中電灯で何するの?ラジオの電池とか探すの?それは・・懐中電灯があれば見つかるけど、なければ見つからない、のか?」

みたいなね。元記事はこちらです。
この方のブログ好きです。有名だけどね。こんな文章書きたいわな。

もう世の中わけわかんないすよ本当に。ツッコむのは好きだけど、なんだかなあって感じ。

休みも明日で終わりだし、食欲は止まらないし、実家は気楽だし、仕事は溜まってるし。

ふぅ〜。まあ頑張りましょう。


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