Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2011年04月

ドイツ・イタリア後編

遅ればせながら、ドイツ・イタリア旅行のラスト。ミュンヘン編です。

イタリアでの学会発表を終え、心は晴れやか。発表での反省は取りあえず帰国後までおいといて、なにも考えずにただ楽しむことだけに集中しておりました。

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ミュンヘンのメインストリート。朝はあんまり人がいないのです。あ〜ドイツっぽいという意味不明なコメントを残す。それにしても寒かった。アウトドアジャケット、ニット帽、手袋、ヒートテック、フリースという出で立ちで挑む。

残念ながらミュンヘンにはそれほどいい建築がありません。建築を見るならベルリンやフランクフルトなのでしょう。

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取りあえず行ってみたのがTUM。ミュンヘン工科大学です。
ここの建築学博物館に行こうと思ったのですが、あいにくキャンパス全体が工事中で見れず。。。

仕方が無いので建築学部の中をウロチョロして、勝手に製図室とか覗いていました。
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作品を見る限り、レベルは正直低いと思いました。まあ学部の低学年なんでしょうね。模型もあまり上手じゃない。

ただ、廊下に掲示してある院生の作品や研究を見ると、レベル高いのよね。
つまり、18歳〜20歳ぐらいでは日本人が勝ってるけど、22歳〜頃から明らかに逆転されます。
教育なんだろうね問題は。もちろん学生にも問題はあると思いますが。

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所は変わって、1972年ミュンヘンオリンピックの会場跡に行きました。現在は公園として整備されています。とってものどかな所です。メインスタジアムはいい写真がとれるポジションがなかったので割愛。広いのでいっぱい歩く。

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同じ公園内にあるスイミングプール。メイン会場と同じ構造で開放的な雰囲気です。日本のプールってなんであんなに堅苦しい雰囲気なのかね。太陽の光がいっぱい入って、みんな自由に泳いでいます。子供たちは飛び込みだからムーンサルトとかしてるし。楽しそう。入りたかった。。。

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BMW本社&ミュージアム。コープヒンメルブラウ設計。なんとな〜く、行かず!どっちかって言うとミュージアムより生産工場の方が見たい。

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ミュンヘン市内に戻ってきました。夜も雰囲気が素敵です。この辺がイタリアなんかとは全然違う。生活のあり方が近代的ですよね。社会システムなんかも近代的。だから日本人が過ごしやすいんだと思います。

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夕景をもう一枚。この写真はお気に入り。ブラブラ歩いていたら遠くに教会が見えた。ただそれだけ。

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晩ご飯。ミュンヘンは白ソーセージが有名らしいので。甘いマスタードを付けて頂くのですが、本当に甘いの。普通のほうが美味しかったかも。でもなにかと量が多くてあんまり種類食べられなかった。ただビールは美味しい。これは間違いない。

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ミュンヘン最後の日はなにやらお祭りが催されていました。なんの祭りかは結局分からずですが、歌や踊りで盛り上がりまくり。

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とにかく飲む。寒い中で飲むビールも美味しい。グラスを持つ手が震えるほどなのに美味しい。暑い時に飲むビールも当然美味しい。つまりビールはいつ飲んでも美味しい。

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文句なく、最高に可愛い。お父さんに肩車されてとっても楽しそうにしていました。

って感じで私の旅は終わりです。

なんだかんだで金遣いが荒かったような。いくら使ったかも知りませんが、欲望のままになにも我慢せずに飲み食いしてました。海外で我慢できるほど人間出来てないし、海外で我慢するとあとから後悔するからね。

長かった。。。

あ、お土産自慢が残ってた。またそのうちに。。。

GUARINO・GUARINI

古本屋のホームページで建築本のリストを見ていたら、GUARINO・GUARINIの本を発見。4000円ぐらいで意外と安かったので購入。
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前々から気になっていたGUARINO・GUARINIという存在。

バロック時代後期の建築家でボッロミーニやベルニーニとほぼ同時代。

知名度では彼らに劣るのだけどもその作品の独創性は彼らに匹敵するものがあると。

まだ彼の作品は見たことはないんですけど、いくつか写真を見たり、話を聞くだけでもかなり興味はそそられていました。

特にトリノのサン・ロレンツォ教会が有名なのですが、なかなかあっちの方は行く機会がありません。
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これが天井のドーム内部です。

8本のアーチで支えられるクーポラはアーチのそれぞれ辺として8角形です。幾何学模様がとても美しい。

どうしてもボッロミーニのサンティーボ教会と比べてしまいます。
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こちらはアーチこそ露出していないですが、円形と三角形の織り成す幾何学模様が美しいだけでなく、求心性と指向性という矛盾する空間構成を作り出すことに成功しています。


ちなみに表紙は「santissima sindone」。サンティシマ・シンドネ教会?読み方が・・・

図版が多く、設計術などもかなり詳細に載っているので楽しめそうです。

MAISON KAYSER

またパン。

今度はメゾンカイザー。あっちこっちにあるみたいだけど、たまたま池袋に行ったのでついでに買ってきました。

「朝早く起きるためのモチベーションは美味しい朝ごはんを用意しておくこと」

これは私が社会人になって学んだ事の一つです。

ということで美味しいパンやジャム、ハチミツは欠かせないのです。

買ったのはこんなの。_
とっても可愛らしいパンなのです。

生地にハチミツが練りこんであるらしくほんのり甘いです。薄ーく切って温める程度にトースターで焼けば、いい香りが漂います。

たまに大きい駅に行って、たまに美味しいパンを買う。

幸せはきっと「たまに」を続けることが大事なのです。

パソコングレードアップ!

会社のパソコンを勝手にニューマシンにしてやりました。

今日はセットアップに時間を費やして明日から本格始動!

64ビットのCore-i7。

メモリは18ギガだぜい!

若干グラフィックが劣る気がするが。。。

サクサクPCライフがスタートするはず。

期待してます!

Le Boulanger Dominique SAIBRON

Le Boulanger Dominique SAIBRON
新宿に行く用事があったのでドミニク・サブロンのパンを買いました。

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あぁ美味しそう。もう既に食べたけど美味しかった。

噛めば噛むほど旨みが溢れでてくるんですよね。甘みも塩味もいい具合に出てくる。

少し焼いて、そのままでもいいし、バターを塗っても、ハチミツを塗ってもそれぞれ違う美味しさを引き出せる。

私にとっては、広島のドリアン(Boulangerie deRien)が今のところ世界最高のパンなのですが、これもかなり好きです。

ドイツ・イタリア中編

お久しぶりです。ようやくイタリアはトレント編です。長いです。写真多いです。

ドイツを後にして、学会の開かれるイタリアはトレントへと列車の旅をスタートさせました。

オーストリアを超え、アルプス山脈を縦断すればイタリアです。
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山好きにはきっとたまらないんだろうね。「あれがモンブラン!高〜い!」みたいな。

列車に揺られること5時間。車内ではもちろん発表用のパワーポイントを作成しながら、プロフェッサーとの軽快なトーク。卒論発表会みたいなパワーポイントだななどと茶々を入れられながら。

やっと着いたトレント。
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町で一番大きい広場。

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駅前の公園にいたカモ。

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発表への不安と焦りを感じながらも街歩き。たまたま市場なんかがやってたりして大盛況。本当になんでも売ってる。
ゆっくり見てるとこれだけで一日が終わりそうだわ。

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トレント名物広場の遊園地。乗ってみたいけど、閉園中でした。開演中でも27の男が異国の地で明らかに子供向けの遊園地で遊べたかは甚だ疑問。

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街並みはこんなの。ローマともフィレンツェとも違う北の街並みを感じさせます。壁の色が綺麗なんだわ。生憎の曇り空ですが。

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肝心の研究発表会場はこんなの。事前のプログラムで日本人がゼロであることを知っていたが、いかに自分がアウェイであるかを知り、戦慄が走る。
「オレは、明日ここでまともに発表出来るのか?早くホテルに帰ってパワーポイント作らなきゃ。」
まあ、この時点で原稿などというものは1文字も存在していないわけです。

発表のことは聞かないで・・・・・・・反省してるの。

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発表が終わってからは心も身体も晴れやかでノビノビしていました。それも快晴。料理も美味しい。イタリア最高〜!ってな気分でご褒美のレストランへ連れて行ってもらった。おじいさんと息子さんのやってるこじんまりしてるけどいい感じのレストラン。

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念願のウサギ肉のソテー?を頂く。「美味しいよ!おじいさん!」

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もちろんジェラートは外せない。イタリアが4回目ともなるとジェラート屋さん選びの目が肥えてきたのか、いいお店を見つけてしまった。
リモーネとチョコラート。あの澄み渡る空のように、心のモヤを取ってくれる!スタンプカードをもらいました。


さあ、もうトレントに用はない!ジェラートをもう一回食べたいけど、オレにはドイツのビールが待っている!さらばトレント、また会おう!
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トレントお話メモ
「ドクターの審査になんで国際学会での発表が有効かっていうと、発表したってことはつまり、研究内容について英語でディスカッション出来ますって意味なんだよね。建築学会だとそういう機会ってないじゃん。英語で世界中の研究者とコミュニケーションが取れる、それに君の研究は古代エジプト・ローマなんだからよりその必要性って高いよね。そういう意味で発表の後の質疑応答に私は一切関与しなかったんだけど、まあ今回の場合は君は全く議論できるレベルにはなってなかったから本来の意味では不合格なんだけど、初めから出来る人なんていないんだから次は頑張ってね。」


「過ぎちゃったことを今更いってもしょうがない」
「最初から出来る人はいない」
これをよく言われるけど、上の立場の人にこれを言われると頑張れる気がするのは私だけ?
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