Libero come un gatto

ゆるゆると生き長らえたい、イタリアの猫のように。

2013年07月

選挙の時期が来る度に思い出す

明日は参議院議員選挙の投票日です。

選挙の度に見ているアニメがあります。

サウスパークSeason8、第8話の選挙をテーマにした「Douche and Turd(浣腸とウンコ)」というエピソードです。

とんでもないタイトルですが、サウスパークが常にそうであるように、社会的に重要なテーマを噛み砕き、一見くだらないエピソードにしつつも重要な要素だけはきちんと分かりやすく提示し、そこに内在する問題や批評的な目線を表面化するという恐るべき脚本のクオリティにより選挙とはなんたるかを私に教えてくれます。

ストーリーはサウスパーク小学校のフットボールチームのマスコットに対する抗議が発端となります。

サウスパークカウズのキャラクターは牛のビリー。子供たちに大変人気があったのですが、動物のマスコットであることがPETA(People for the Ethical Treatment of Animals:動物の倫理的扱いを求める人々の会)により動物虐待であるとの勧告を受け、廃止されてしまいます。

そこで急遽動物以外のマスコットを提案しようと主人公たちは考え、その結果2つのマスコットが候補に上がります。
それがタイトルの「浣腸とウンコ」です。
正確には巨大浣腸とウンコサンドウィッチのマスコット争いとなります。
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投票によってマスコットを決定しようとしますが、主人公のスタンが「こんな下らない選挙には投票しない」と発言します。
スタンの家族は投票することの大切さを問いますが、スタンは「投票することの重要性は分かるが、それが浣腸かウンコを決める選挙ならオレは投票しない」と言います。

パフ・ダディの「Vote or Die」による脅迫により、一旦は投票をする事を決意しますが、投票をさせようとする人々が結局は自分の都合のいい方へ投票させたいことが明らかになるとスタンは再び投票をボイコットします。
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結果的にスタンは追放となります。投票する意思を持った時にのみ帰ることを許される。

馬の背に目隠しして乗せられたまま彷徨うスタンは遠く離れた所でとある人々に出会います。
彼らはスタンの姿を見るなり、「まあ、なんて可哀想な。すぐ助けてやらないと」とスタンに駆け寄り、スタンを馬から引きずり下ろし、馬に優しい言葉をかけだします。
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そう、奴らはPETAだったのです。

彼らは動物を愛し、動物を伴侶として暮らしています。
そこでの生活にもちろん馴染めないスタンは選挙への思いをぶつけます。
「浣腸とかウンコとかならどうでもいい」と。

すると彼らは答えます。
「常に巨大浣腸とウンコサンドだぞ。ほとんどの選挙がクソや浣腸みたいなものの中から選ぶんだ。政治なんてそんなもんだ」と。
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そこに再びパフ・ダディが現れるのですが、毛皮のコートを着ていたことにPETAが抗議したことからパフがPETAを一掃します。

ようやく選挙の意味を朧気に理解し投票の決意をしたスタンは学校へ向かい、ウンコサンドウィッチに投票を行いました。
結果、圧倒的な大差で巨大浣腸が勝ち、スタンは「自分の票に意味はなかった」と言うのですが、スタンの両親は「自分が投票した候補者が勝つかどうかが大事なのではない。お前の票には意味があるんだ」と説きます。

ところが、PETAが全滅したことを皆が知り、マスコットは再び牛のビリーに戻ることとなり、スタンの「オレの票は意味がなかった」という一言でストーリーは締めくくりです。


動画は以下のサイトでご覧になれます。

http://say-move.org/comeplay.php?comeid=4346

最近のまとめ

・AM(アム)はやはり誰からも愛されるサイトである

突っ込みどころが多すぎて、どの記事について言及するかでその人のなんたるかがきっと垣間見える。

というかアムについて正面切って語りだすと自らの性生活や性癖について吐露する羽目になるので自然と牽制する心理が働くのでは。面白い。

AMによると男が好む女性の下着の色はパステルカラーらしいのだけれど、その理由は。。。
書けない。私でも書けない。酷すぎて。

多分、AMはシュールレアリスムなんだよ。リアル路線を突き進めた結果、とんでもない超現実的な概念が浸透してしまったんだな。
妙に飲み会中に納得した気がする。

・桐島について遂に語る場を持てたことが本当に嬉しい。

見てない人は本当にポカン状態なんだけど、それは映画を見てないからなのはもちろんな上に、こんなに周りが熱っぽく語りだす映画が他にないからじゃないでしょうか。
「なんなのこの熱気は」っていう感じ。「あの吹奏楽部の〜」とか「あのバレー部のサブが〜」とか。

まさにカルト映画なんだろうね。

突き詰めて話していくと、ストーリー性とかじゃなくて「オレの桐島的体験談」を聞いてくれ!って多分なる。私は以前トラウマ発掘型って書いたけどそれは私個人であって、逆にあぁいう感じに憧れてしまった人もいると思う。
そして我々にとって全ては過ぎ去った過去の物語なのも少し寂しい。

もし、今から見る人がいるとしたら、あの場でまだ見ていなかったことをきっと後悔するね。
「語りてー」って。

・35歳の夏は一度きり・・・だ♡か♡ら
 この夏やりたいこと全部! byDOMANI


これは当たり前。当たり前のことをさも鬼の首を取ったように得意満面にお伝えしてくれるのはやはりDOMANIクオリティ。
以前、「孫の力」(力って改めてなんだ?)という雑誌で「全国の孫を巡る旅」という企画があって、それは全人類すべてに当てはまるからねって突っ込んだことがあるけどそれとは近いようで関係ない話。

まあ、それは置いといて。

一番気になったのがこのコーナー。
「2013年夏、やりたいことリストAtoZ」

よくあるAtoZですね。最近ではAMもそんな特集をやっています。

ちょっとね。ページを捲った瞬間にね。もうコンビニで本当に笑ってしまったのですよ。
割合まともな感じなんだけど、Aがどう考えてもおかしいの。
D辺りから下がっていくと、

D:デトックス!

C:キャンプ!

B:バーベキュー!

いいですよね。すごくいい。なんか今日は素敵だってなもんです。
ところが。

A:尼崎のゆるキャラちっちゃいおっさんに会いに行く!

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え!?どういうこと?って。なるよね。

いや、これ・・・・・なに?って。
あ、そういう感じ今日?っていうかどういう感じ?みたいな。そういうAtoZ?

と思ってたらB,C,D・・・は普通。

Aだけどう考えても常軌を逸してる。本当に意味が分からん。


ちなみに私の中で今グイグイ来てるのは
DOMANI、OGGI、そしてCLASSYです。


・終活雑誌遂に創刊!その名も「ソナエ」
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遂に出たらしい如何にして人生を終わらせていくかを考える雑誌。

そう、雑誌なのです。本ならまだ分かるし実際多い。なぜに連載に踏み切ったのか。

そして表紙は壇蜜。

壇蜜の壇は仏壇の壇。
蜜はお供えものという意味。(本人壇)

葬儀関係の専門学校?に通っていたらしく、性と生と死は彼女にとって大きなテーマなんだとか。

「ソナエ」の表紙を飾るにふさわしい方なのです。

次号の表紙は誰でしょう。気になるところです。

小ネタ備忘録

1.2012年心に残った名言集

・「先輩ってちゃんと働いているんですね。」 
by大学の某後輩

客観的に自分が社会人としてどう見られているかを認識した一言。

・「なまってる」
by合コンで話した女性(医療事務)

長年大阪以外の地で大阪弁を話してきたが、「訛っている」と言われたのは初めてで大変ショックを受けました。大阪弁と言ってくれればよいものを。そんな不遜な態度が随所に見え隠れしていたぞ貴様。

「今をときめくVIPの人たちがあんなに出てるんですよ!」
by笑っていいともが本当に好きだという弊社アルバイト

「笑っていいとも」はお昼に惰性で見るための番組だと思っていました。あんな中身の無い薄っぺらい番組を毎日楽しみにするなんてよく分からない。見ることは否定しないけど。
それが上記のような言葉で「好きなんです!」って言われたら開いた口が塞がらない。なんだ「今をときめくVIP」って、それは柳原可奈子なのかローラなのかさま〜ずなのかタモリのことなのか。

2.・テルマエ・ロマエ

私は4巻の時点で購読を止めてしまいました。最終巻は未読です。

ディスコミュニケーションという関係性から生まれる面白さが元々のテルマエ・ロマエの面白さなのです。日本人が当たり前に思っている事物に対して、ローマの文明人としてのルシウスなりの論理と解釈に一定の説得力(シャンプーハットを付けたお爺さんを一族の首領と勘違いしたり)があるから面白い。ローマ時代についての知識も入ってくるし。
それはコミニュケーションが取れないからこそ生まれるのであって、説明したり翻訳したりする人がいるとその面白さはどう考えても消えてしまう。

なので、さつきとコミニュケーションが取れてしまった時点で上記の面白さは成り立たない。つまりもはやそれはテルマエ・ロマエじゃないんだよ。

3.SNSにおけるネイル問題

facebookに女性の方がよく「新しいネイル♪」というコメントと共に手や足の指の写真を載せていますね。皆様も一度はご覧になったことがあるはず。
私はネイルには関心がないので、どうしてもそのアップに映しだされた指のシワや荒れ具合などに目が行き、年相応のものをいつも感じています。
「結構、手ぇ荒れてんなー」とか心で思っています。

ネイルを大きく見せたいのはわかるけど、そのリアルな指のディテールまでは見たくないし見られたくないであろう。
ですから、多少離して写真を撮るなり、加工(ネイルだけカラーにして他をモノクロとか)するなり、ネイルだけにピントを当てて指はボケるように写真を撮るなりして工夫されてはいかがと思います。

4.チノパン・トイレ問題

ベージュとかのチノパンを履いて小さい方の用を足すと、なんらこちらに落ち度がなくとも元気のいい跳ねっ返りの水滴くんがチノパンに付着して意外と目立つものなのね。

注意喚起。

5.妻・嫁・奥さんをめぐる問題

妻→夫の配偶者
嫁→子供の妻(〜家の嫁) 対義語が婿
奥さん→他人の妻

彼女を紹介するときに「オレの嫁」とかいうと解釈としては「私の○○家に嫁に来るであろう女性」となる。
「嫁ぐ」なんて言葉がまんま表しているように嫁と婿は家の問題。

2013年6月の映画記録

2013年6月の映画記録です。

昨年見た映画の本数をさらっと半年でクリアしてしまった。
このペースで行くと年間140本ですね。5日に2本ってペースか。
ほとんどテレビ(特に地上波)を見ないのでまあ純粋に視聴に消費してる時間としてはそんなに多くないかなって思っています。

68.キャビン(2013)(3回目)
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清楚系少女、ビッチ系少女、スポーツマン、ガリ勉、マリファナ中毒の大学生5人組が山奥の湖畔にある従兄弟のコテージに向かいます。

途中で田舎のガソリンスタンドに寄るといかにも怪しいおじさんが「あの山小屋に行くのはいいが、帰りは知らんぞ」と意味深なことを言います。

水着に着替えて、湖で水遊び!

夜はコテージで飲み会!

そして抜けだした2人が森の中でいちゃついていると・・・・


っていう映画。どっかでみたような展開?

見たくなった?ならない?

でもこれがサイッコー!!!に面白いのですよ。

めちゃくちゃ笑う。

ネタバレが多すぎてなにも具体的に話せないんだけど、好きなセリフ羅列。

「おー半魚人かよ」とか、「Tequila is my lady!!!」、とか「FUCK you! FUCK you! お前らみんなFUCK youだ!」とか。

関係あるようなないようなミスチルのHEROを貼っておきますね。



☆☆☆☆☆

69.ザ・レイド(2012)(2回目)
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前回はDVDで見て、すごいテンション上がって面白かった映画だったのですが、
この度映画館にて鑑賞する機会に恵まれまして、面白さ30%増!

銃をぶっ放す!

ナイフでぶっ刺す!

拳でぶん殴る!

ケリで吹き飛ばす!

あーいいわこれ。スカッとする。

悪党の巣窟になってるビルが舞台なので、密室的な怖さも加わって、最高です。

大事なことなのでもう一回、最高です。

☆☆☆☆

70.アイアンスカイ(2012)
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アメリカの宇宙飛行士がアームストロング船長以来月面着陸をするのですが、なんとそこにナチスの生き残りがいて、監禁されてしまいます。
彼らはアメリカへの恨みを募らせ、技術力を磨き、新兵器による地球侵略を虎視眈々と狙っているのです。

実は月面着陸はアメリカの大統領選挙のためのアピールが目的だったため、宇宙飛行士は大統領に会わせてやるからといって、2人のナチスを連れて地球へ帰還する。。。

当然ながら全体的にコメディタッチで荒唐無稽なストーリーなんですが、チョコチョコ出てくるブラックジョークが面白かったです。
国連みたいなとこの会議で各国代表が「議論する場面があるのだけど、そこでの北朝鮮とフィンランドが素晴らしい。「あれは総帥の宇宙船だ!」とか。
あと、月で行われてるナチスの教育も面白い。
チャップリンの「独裁者」でヒットラーが地球型の風船で遊んでいるシーンだけが伝わっていて、「このように地球を手玉に取られる偉大な方です」とか子供たちに紹介したりして。後に全編を見た主人公がショックを受けるのもいい。

あと技術の発達って言ってもそれほど進んでなくてコンピュータとかやたらデカいの。
宇宙飛行士の持ってるipodに感動して、挙句にそれに宇宙船繋いで飛ばすっていう。
まあ、アポロに載ってたコンピュータはファミコン並の性能って言うからね。

この主演の女優さん。ユリア・ディーツェという方ですが、超綺麗。
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はうー。こんな方に教わりたかった。なにかをね。

☆☆☆

71.ベルフラワー(2012)
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女ってやつはなんでこうなんだ!

とか

男ってやつはどうしてこうなんだ!

って経験は多かれ少なかれ、程度の差こそあれ、あると思います。

そんな時にです。もう何もかも破壊したい!街ごとぶっ壊してやる!みたいな気持ちになったのが主人公。

武器は火炎放射器付き改造スポーツカー!

オレやってやるぜ!マッドマックス2のヒューマンガス様(主人公が憧れてる)のように!

っていう妄想だったり、現実だったり。

もう1回見たいなー。

☆☆☆

72.アジョシ(2010)
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ウォン・ビンですよ。皆様。
最近は聞くことも少なくなりましたが、韓流四天王なんて言葉が巷では流行った頃がありましたね。ペ、チャン、イ、そしてウォンです。私も別に興味ないんです。そういう流行りというか熱気というか。ただ純粋に映画を楽しみたいだけなんですよ。
たまたま見たい映画にウォン・ビンが出ていたと。それ以上でもそれ以下でもない。

ところが。

ウォン・ビンすげー!!!

もちろんその容姿の端麗さにオスであることを自覚しつつも惚れ惚れする件はあるのですが、その演技力、存在感と纏うなにか。それはなんだ。

初めは裏がありそうな寡黙な質屋で髪もボサボサ、服もヨレヨレ。
同じマンションで暮らす少女(この子の演技力も異常)に少し心を許してるような雰囲気に「根は悪い奴じゃない」感が漂う。

その少女が悪いやつら(クズ)に捕まり、次々と悪事が明るみに出ると、遂にウォン・ビンがキレる。

そこで身を包むは真っ黒のスーツ。似合う。似合うぞおい。

一回はやられる。でもリベンジに向かう。覚悟が違うぞウォン・ビン。

覚悟の証にボサボサの髪を刈り上げる。鍛えあげられたその肉体を見せつけながら髪を刈る!
そのシーンがこちら!
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なんたるボディ。マッチョなどという言葉では表現できない。なんていうの、実戦向きな肉体?漂う「こいつやっぱりただもんじゃ無い」感。何度も私が繰り返す肉体的説得力!

そしてまた真っ黒のスーツに身を包み、一人敵陣に殴りこむ。

最後は当然ウォン・ビン無双ですよ。さすが元特殊部隊だけあってウォン・ビン動きが俊敏。

個人的には防弾ガラスに向けて連射する場面はすごく好き。悪党(クズ)の余裕のなくなっていく感じが素敵。

「デートで見に行ってはいけない」なんてよく言ったもんだ。

オススメです!

☆☆☆☆

73.ジャッキー・ブラウン(1997)
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タランティーノ監督作品です。
薬と銃の密売をしている悪党(サミュエルLジャクソン)の金をメキシコから運ぶ手伝いをしていたCAであるジャッキー。警察の捜査が悪党に迫ろうとしている中、残りの金を一気に運ぶ計画が立てられるが、そこでジャッキーはそれを全て横取りしようと裏で計画を企てる。

この悪党のサミュエルLジャクソンがとんでもない奴で。最初のほうで、こいつは死ぬべし!とか思ってたら後にしっかり殺されとても気分は晴れやか。
悪党の仲間にロバート・デ・ニーロも出ているのだけど、この何も出来なさすぎる感じがすごい。お前、マリファナ吸って女とやっただけじゃねーか。挙句にその女に駐車場で車をどこに止めたか忘れてしまった件をバカにされて銃殺。酷い。

まあ全体的にたるい感じはなくはないです。突っ込みどころも多いしね。

ただ、音楽が最高。






サントラ借りてしまったよ。

☆☆☆

74.アラビアのロレンス(1962)
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舞台はアラビア半島。オスマン帝国からの独立戦争で活躍した実在の人物の物語です。

超大作とか史上空前のスケールとか映画に対する形容は色々とありますが、アラビアのロレンスはその中でもthe best of 超大作といってもいいんじゃないでしょうか。

現在ものすごく予算をかけて作る映画てのはCG技術がすごかったりキャストにお金をかけてたりなんですが、この1962年の名作はセットと演出とロケにものすごくお金をかけています。

スピルバーグは300億くらい?とか言ってるレベル。

そうすると何が違うって、スクリーンに映し出されるものはもはや現実なわけですよ。

ある街に奇襲をかけて攻略する場面がありますが、街を一つセットで作る。
そこにおそらく1000頭はいるであろうラクダに乗った兵士たちが雪崩れ込んでいく。
それを丘の上から、街全体が見渡せる俯瞰のカットで見せる。
見る見るうちに街路という街路にラクダが攻め入り、

「確かにこれで街が落ちた」という説得力を生むわけですよ。

あと、重要な人物にアリという人がいるんですけど、彼の登場シーン。
ロレンスが砂漠の真ん中の井戸で水を飲んでいると遠くの方から彼がラクダに乗って登場します。
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地平線の彼方に何か黒い線のようなものが見えて、それが熱の対流でユラユラ揺れながらもだんだん大きくなってきて、徐々にラクダとその上の人を認識出来るようになるまでのシークエンス!

2分ぐらいは延々それを見せてたような気がするけど、砂漠という環境がどういうスケールなのかってのがそれで一発で分かる。

で、またこのアリが死ぬほどかっこいい。
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スケール感を知るには大きいスクリーンで見るしかないので今回見れて本当に良かった。

エジプトに頻繁に行くということもあって、やっぱり砂漠に魅せられるっていうか砂の世界になんかぐっと来るものがありますよね。
砂が体につくのを来にせずにロレンスが砂漠でダラダラする感じとかすごいいい。

物語としては、歴史に残るような民族同士の争いの中で、その才能を見出され、存分に発揮し、奉られた挙句に、自惚れ、傲慢になり、そしてそのオス性を破壊され、そしてまた生まれ変わる主人公ロレンスの生き様を描いたものです。


是非ご覧あれ!
ちなみに映画は前編後編合わせて4時間だ!

前編の最後に出てくる
「INTERMISSION」の所でなぜか感動する。

この午前十時の映画祭は名作しか上映しないので、まずハズレがないし、時に大当たりを引けるのが魅力です。
私の生涯ベスト級の「フォローミー」とか「スティング」とか「バベットの晩餐会」とかもこの企画で初めて見ましたね。

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