お久しぶりです。ようやくイタリアはトレント編です。長いです。写真多いです。

ドイツを後にして、学会の開かれるイタリアはトレントへと列車の旅をスタートさせました。

オーストリアを超え、アルプス山脈を縦断すればイタリアです。
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山好きにはきっとたまらないんだろうね。「あれがモンブラン!高〜い!」みたいな。

列車に揺られること5時間。車内ではもちろん発表用のパワーポイントを作成しながら、プロフェッサーとの軽快なトーク。卒論発表会みたいなパワーポイントだななどと茶々を入れられながら。

やっと着いたトレント。
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町で一番大きい広場。

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駅前の公園にいたカモ。

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発表への不安と焦りを感じながらも街歩き。たまたま市場なんかがやってたりして大盛況。本当になんでも売ってる。
ゆっくり見てるとこれだけで一日が終わりそうだわ。

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トレント名物広場の遊園地。乗ってみたいけど、閉園中でした。開演中でも27の男が異国の地で明らかに子供向けの遊園地で遊べたかは甚だ疑問。

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街並みはこんなの。ローマともフィレンツェとも違う北の街並みを感じさせます。壁の色が綺麗なんだわ。生憎の曇り空ですが。

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肝心の研究発表会場はこんなの。事前のプログラムで日本人がゼロであることを知っていたが、いかに自分がアウェイであるかを知り、戦慄が走る。
「オレは、明日ここでまともに発表出来るのか?早くホテルに帰ってパワーポイント作らなきゃ。」
まあ、この時点で原稿などというものは1文字も存在していないわけです。

発表のことは聞かないで・・・・・・・反省してるの。

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発表が終わってからは心も身体も晴れやかでノビノビしていました。それも快晴。料理も美味しい。イタリア最高〜!ってな気分でご褒美のレストランへ連れて行ってもらった。おじいさんと息子さんのやってるこじんまりしてるけどいい感じのレストラン。

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念願のウサギ肉のソテー?を頂く。「美味しいよ!おじいさん!」

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もちろんジェラートは外せない。イタリアが4回目ともなるとジェラート屋さん選びの目が肥えてきたのか、いいお店を見つけてしまった。
リモーネとチョコラート。あの澄み渡る空のように、心のモヤを取ってくれる!スタンプカードをもらいました。


さあ、もうトレントに用はない!ジェラートをもう一回食べたいけど、オレにはドイツのビールが待っている!さらばトレント、また会おう!
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トレントお話メモ
「ドクターの審査になんで国際学会での発表が有効かっていうと、発表したってことはつまり、研究内容について英語でディスカッション出来ますって意味なんだよね。建築学会だとそういう機会ってないじゃん。英語で世界中の研究者とコミュニケーションが取れる、それに君の研究は古代エジプト・ローマなんだからよりその必要性って高いよね。そういう意味で発表の後の質疑応答に私は一切関与しなかったんだけど、まあ今回の場合は君は全く議論できるレベルにはなってなかったから本来の意味では不合格なんだけど、初めから出来る人なんていないんだから次は頑張ってね。」


「過ぎちゃったことを今更いってもしょうがない」
「最初から出来る人はいない」
これをよく言われるけど、上の立場の人にこれを言われると頑張れる気がするのは私だけ?